mixpanelのコホートをカスタムWebhookにエクスポートする
ミックスパネラーの國崎です。
今回はmixpanelのコホートをWebhookのURLにエクスポートするやり方をお伝えします。
前提条件
- mixpanelでコホートを作れる環境である
- mixpanelでコホートをエクスポートできる権限がある
mixpanelのコホートとは作成されたユーザーグループを言います。
コホートの使い方などについては以下記事で紹介してます。
Webhook.siteでURLを発行
まずコホートをWebhookにエクスポートする際ですが、WebhookのURLを先に作成する必要があります。
Webhook.siteではアクセスするだけでWebhookを受信できるURLを自動作成してくれます。
アクセすると以下のように自動作成されたURLがコピーできます。
この作成されたURLにmixpanelのコホートをエクスポートしていきます。
mixpanelのコホートを作成したWebhookのURLに連携
mixpanelのIntegrationsからCustom WebhookのConnectをクリックします。
表示された画面のCONNECTOR NAMEには任意のコネクト名を入力し、URLには作成したWebhookのURLを入力します。
デフォルトでは以下のプロパティが連携されます。
- first_name
- last_name
- mixpanel_distinct_id
- phone_number
他に追加したいプロパティがある場合はPROPERTIES TO EXPORT (OPTIONAL)で追加のプロパティを選択します。
連携の設定が問題なければConnectedが緑の文字で表示されます。
続いてコホートの画面に移り、作成したコホートのメニューからExport to > Custom Webhook(設定したコネクト名)を選択します。
連携する同期の頻度を以下いずれかから選択します。
- One-time export…1回限りのエクスポート
- Recurring sync…15分に1回の同期
ある程度の時間が経過してカスタムWebhookのURLをみると、同期がされています。
同期されるWebhookの構造について
エクスポートされるWebhookの構造は以下です。
{ "action": "members//コホートの全メンバー","add_members//前回の同期以降の追加メンバー","remove_members//前回の同期以降の削除メンバー" "parameters": { "mixpanel_project_id": "このコホートを生成した Mixpanel プロジェクトの ID", "mixpanel_cohort_name": "コホート名", "mixpanel_cohort_id": "コホートの一意の識別子", "mixpanel_cohort_description": "コホートの説明", "mixpanel_session_id": "このエクスポートの識別子", "page_info": { "total_pages": 指定されたセッション ID のメッセージの総数, "page_count": 6 }, "members": [ { "email": "string", "mixpanel_distinct_id": "string", "first_name": "string", "last_name": "string", "phone_number": "xxx-xxx-xxxxx" } ] } }
カスタムWebhookはどのような場合に使うのか
mixpanelには作成したコホートを他のSaaSプロダクトに自動連携できる機能がありますが、これはあくまでmixpanelのUI上から直接連携できるコネクタがあるSaaSのみになります。
コネクタがないSaaSプロダクトにコホートの連携をしようとすると、今回お伝えしたカスタムWebhookを使って連携して活用するやり方になります。
今回のカスタムWebhookの記事は以下のドキュメントを参考にしました。
クラスメソッドが行っているmixpanelの支援
クラスメソッドではmixpanelをすでにお使いのお客様にも以下の支援サービスを提供しております。
- PoC…検証環境提供
- プランニング支援…KPI設計の支援/QA対応
- 実装支援…開発の支援/SaaS連携支援
- 伴走支援…定例など
mixpanelのKPI設計は以下記事でも紹介している専用の測定フレームワークを用いたプランニング支援をさせていただきます。
mixpanelの測定フレームワーク作り方のコツ!サンプルを例に解説!
また実装いただいた後の伴走支援では実際にお使いになられているお客様の課題感などをヒアリングさせていただき、ご要望に沿った内容での定例を設けさせていただき、成果につなげるための分析手法のご提案などをさせていただきます。
今回の記事を見てmixpanelについて詳細の話を聞きたい、興味を持ったという方はぜひぜひクラスメソッドまでお問い合わせください!!