Mixpanelのフロー分析で最適な経路を可視化する!
ミックスパネラーの國崎です。
今回はMixpanelのレポート機能にあるフロー分析の見方について解説します。
Mixpanelのフロー分析とは?
Mixpanelのフロー分析を使うと「ユーザーがアプリ起動後にどのようなフローを辿っているか」「コンバージョンまでの効果が高いフローはどれか」など指定したイベント前後のユーザーの行動フローを可視化できます。
ユースケースであげると以下のような分析ができます。
- 会員登録直後のユーザーの行動は?
- アプリを起動後によく行うイベントは?
- 購入するまでに行っているイベントは?
- 会員登録から最初の購入までの動きは?
別機能であるファネル分析でもイベント遷移の動きを可視化できますが、フロー分析の特徴としてはイベント前後の全フローを可視化するという点になります。
フローの可視化→フロー分析、遷移の可視化→ファネル分析という感じでしょうか。
フロー分析の見方
フロー分析はMixpanelのヘッダメニューReports > Flowsから遷移します。
画面左側のメニューで計測対象の条件設定(イベントの指定や内訳)右側の画面で表示されるフロー図の調整を行います。
Steps
Select Stepの下のボタンをクリックすると指定したイベント前後のステップをどこまで出すかという設定ができます。
Beforeだとイベント前のステップが表示され、Afterだとイベント後のステップが表示されます。
例えばBefore0/After3にすると以下のようにSelect Stepで設定したイベントから3つ目までのステップが表示されます。
Conversion Criteria
計測カウントの設定になります。
ユニークかトータルかセッションかが調整できます。
2つ以上のイベントをStepsで設定している場合は、最初のStepと最後のStepを何日以内に通過したユーザーを対象にするかの設定ができます。
Expand Events by Property
イベントにプロパティが定義してある場合、プロパティごとにフローを分けれます。
例えばSignupを例に見ると何も設定していない状態が以下です。
Expand Events by PropertyでSignup>Platformを設定すると、SignupのフローがPlatform毎に分けて表示されます。
Filter
Breakdown
フロー図の内訳設定ができます。
例えばConversionで指定するとConversionした人・してない人のフロー図が可視化できます。
フロー分析の使用例
mixpanelのデモ環境を用いて実際の使い方をお伝えします。
デモ環境にあるデータはあるB2B/SaaSのアプリとサイトです。
「アプリ起動後のユーザーがどのような行動をしてるか可視化」します。
StepsではApp Open > 3Steps Afterを設定します。
上記設定をするとアプリ起動後の3ステップ目までのユーザーフローが可視化されました。
こう見ると大体3Stepまでにチュートリアルを完了しているユーザーが多いです。
3ステップ目から先はどうなのか、3Steps After → 5Steps Afterで計測の範囲を広げてみます。
4〜5ステップでチュートリアル完了してる人は見られないので、チュートリアルを完了する人は3ステップまでにこなすのがわかりますね。
次にOS別でこのフロー図を可視化してみます。
Expand Events by PropertyでApp Open > OSを追加で設定します。
この可視化によってアプリ起動後3ステップ以内のチュートリアル完了数が多いのはAndroidのOSだな。というのがわかったりします。
こんな感じで計測したいイベント後のユーザーの動きを可視化してみました。
Steps Beforeを設定すればイベント前のユーザーの動きも可視化できます。
まとめ
以上、Mixpanelのフロー分析の機能を紹介しました。
実際の公式ドキュメントでも当機能について解説してます。
ご興味ある方はぜひご覧ください。
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