モダンデータスタック カテゴリ紹介 #26 『Managed Data Stack(マネージドデータスタック)』 – Modern Data Stack Categories Overview Advent Calendar 2023
当エントリは『Modern Data Stack Categories Overview Advent Calendar 2023』 26日目のエントリです。
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データ分析、データを扱う世界では昨今『モダンデータスタック(Modern Data Stack/MDS)』という考え方、サービス構成が大きな注目を浴びています。データの収集、処理、保存、分析に使用されるツールとクラウドデータサービスを集めたソリューションを指す言葉です。クラスメソッドとしてもこのモダンデータスタック(Modern Data Stack/MDS)を推しており、下記の内容でお客様にサービスとして提供しています。
このモダンデータスタックという考え方、現在では構成するサービス群のジャンルが非常に多岐に渡ってきています。このカテゴリ分けも正直企業や個人によって定義が分かれていたりするのですが、『Modern Data Stack - Everything that you need to know !』というサイトではこのカテゴリ分類がシンプルかつ分かりやすく展開されています。このアドベントカレンダー企画では、このサイトで展開されているカテゴリ毎について内容を理解することで見識を広め、今後のサービス展開・サービス選択を検討する足掛かりとして行きたいと思います。
当エントリでは、Modern Data Stack(MDS)におけるカテゴリ『Managed Data Stack(マネージドデータスタック)』の内容について紹介します。
目次
モダンデータスタック(Modern Data Stack/MDS)における『マネージドデータスタック』とは
アドベントカレンダー企画の趣旨については1日目のエントリ内『当アドベントカレンダー企画について』をご参照ください。
マネージドデータスタックとは、ビジネスが必要とするデータスタックを迅速かつ簡単にセットアップできるように設計されたものです。最新のデータスタックの重要な要素や、場合によってはデータスタック全体が提供されます。「すぐに使えるデータスタック」という表現で言い換えてもいいでしょう。
データスタックが管理されているという事実は、最新のデータスタックを実装する他の方法とは一線を画しています。現在、企業には自社でモダンデータスタックを構築するか、コンサルタントや代理店に構築を依頼するか、スタックのさまざまなコンポーネントを個別に購入するかという選択肢があります。マネージド・データ・スタックでは、1つのベンダーが複数のコンポーネントを提供し、お客様に代わってツールを管理します。これには、追加の技術的専門知識を必要とするAPIやスキーマの変更のメンテナンスや会計処理も含まれます。
マネージドデータスタックに関する要点は以下の通り。
- マネージド・データ・スタックの主要コンポーネント:マネージド・データ・スタックと最新のデータ・スタックの構成要素は基本的には同じ
- ETL/ELT
- データウェアハウス
- データ変換
- ビジネスインテリジェンス(BI)ツール
- データ主導型組織でマネージド・データ・スタックを導入するメリット
- 価値実現までの最短時間
- APIとスキーマの変更をマネージドでサポート
- データソースの接続プロセスが簡単
- よりシンプルな変換ツール
- 自動化が容易
- 1つのベンダーと連携
- マネージド・データ・スタックを選ぶ際のポイント
- 提供されるテクノロジー
- 拡張性
- カスタマーサービス
- 実装時間
- コスト
MDSにおける主なマネージドデータスタック系サービス
ここではモダンデータスタックにおける『マネージドデータスタック』のカテゴリで主だったサービスについて幾つか言及していきたいと思います。(ここでの評価はユーザーによるサイト内でのLIKEの数が多いものを中心に見ていきます)
Mozart Data
Mozart Dataは、データを一元化、整理、分析するためのツールを誰にでも提供する、オールインワンの最新データプラットフォームです。Mozart Dataは、エンジニアリングや技術的な知識がなくても、誰もがデータを最大限に活用できるようにすることを使命としています。クラス最高のデータウェアハウスとETLツール上に構築されたデータスタックを、エンジニアリングなしで数時間で構築できます。これにより、データの整理に費やす時間を減らし、洞察の創出により多くの時間を費やすことができます。
その他Mozart Dataに関する基本的な情報は以下の通りです。
- Getting Started - Help Center
- Pricing | Mozart Data
- Mozart Data(@MozartData)さん / X
- Mozart Data - YouTube
Prequel
Prequelは、B2Bソフトウェア会社が顧客との間でデータを転送する最も簡単な方法です。Prequelを使用すると、エンジニアリングチームや製品チームが顧客のデータ ウェアハウス、データベース、オブジェクト ストレージに簡単に接続して、データを (相互に) 同期できるようになります。Prequel は、データ ストアに直接接続し、ソースから宛先にデータを効率的に移動することによってデータを転送します。SQL 言語、データ型、接続方式にわたる大容量、高信頼性、データ整合性に関する複雑さはすべて、Prequel API の背後で抽象化されています。
その他Prequelに関する基本的な情報は以下の通りです。
5X
5Xは、最新のデータスタックのクラス最高のベンダーの上に構築されたエンドツーエンドのデータプラットフォームです。
5xを使うと、さまざまな企業との契約やつなぎ合わせを心配することなく、最新のデータスタックのベストベンダーと連携することができます。5xを利用する企業は、エンドツーエンドのデータプラットフォームを数ヶ月ではなく数分で導入することができます。
- Welcome to 5X - Documentation
- Simple and Flexible Pricing Plans | 5X Pricing
- 5x(@DataWith5x)さん / X
- 5X - YouTube
まとめ
という訳で、『Modern Data Stack Categories Overview Advent Calendar 2023』26日目の記事、Managed Data Stack(マネージドデータスタック)に関する紹介エントリでした。
明日27日目は『Product Analytics(プロダクト分析)』に関する内容となります。お楽しみに!