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[2025年5月14日号]個人的に気になったModern Data Stack情報まとめ
さがらです。
Modern Data Stack関連のコンサルタントをしている私ですが、Modern Data Stack界隈は日々多くの情報が発信されております。
そんな多くの情報が発信されている中、この2週間ほどの間で私が気になったModern Data Stack関連の情報を本記事でまとめてみます。
※注意事項:記述している製品のすべての最新情報を網羅しているわけではありません。私の独断と偏見で気になった情報のみ記載しております。
Data Extract/Load
Fivetran
FivetranがCensusの買収を発表
FivetranがCensusの買収を発表しました。このMDSまとめブログを書き始めてから2年ほど経ちますが、過去一の衝撃でした…
この買収により、Fivetranが各アプリケーション/データソースとDWH/DBの双方向のデータの連携が出来るプラットフォームとなります!
Data Warehouse/Data Lakehouse
Snowflake
パフォーマンスが向上した新しいウェアハウス「Generation 2 standard warehouses」がリリース
パフォーマンスが向上した新しいウェアハウス「Generation 2 standard warehouses」がリリースされました(現在は海外の一部リージョンでのみ利用可能です)。
実際に私も従来のウェアハウスと速度がどれくらい違うのかを試してブログにまとめてみました。「スキャン量が多く、Aggregateなどの処理が多いクエリの場合」にGeneration 2のウェアハウスは特に性能を発揮すると感じました。
TableauやPower BIのパスワード欄にも使えるSnowflakeのアクセストークン機能「Programmatic access tokens」がリリース
Snowflakeの新機能として、「Programmatic access tokens」がリリースされました。
この機能の嬉しい点は、以下2点となります。
TYPE=SERVICE
のユーザーでも発行できる- パスワード欄にアクセストークンの値を入れることで、既存のBIツールなどから認証ができる
実際に私も試して以下のブログにまとめております、こちらも参考になると嬉しいです。
Snowflake Egress Cost Optimizer(ECO)の解説ブログ
Snowflake社の公式ブログより、「同じデータを複数クラウド・リージョンにレプリケーションしている場合、Egressコストを1回で済ませられる」という機能であるSnowflake Egress Cost Optimizer(ECO)の解説ブログが出ていました。
本機能のリリースは2025年4月15日に行われており、一般提供となっています。
Business Intelligence
Tableau
2025.2がまもなくリリース予定
Coming soonのページが更新され、Tableau 2025.2のリリース内容が出ていました。
個人的には、Show Meの機能強化、Google Workspace向けTableauアプリあたりが特に気になりました。
Data Catalog
OpenMetadata
BloombergのFOSS Contributor FundからOpenMetadataへ助成金を授与
OpenMetadataの公式ブログにおいて、BloombergのFOSS Contributor FundからOpenMetadataへ助成金が授与されたと発表がありました。
「Bloomberg FOSS Contributor Fund」は私も初耳だったのですが、2023年に開始された基金で、BloombergのOpen Source Program Office (OSPO)と企業フィランソロピー部門により、四半期ごとに最大3件、各$10,000を助成するという制度のようです。
過去には、PostgreSQL、Apache Airflow、Homebrew、curl、pandas、Apache Arrow、Trino、Apache IcebergなどのOSSが受賞されているとのことです。
Data Orchestration
Prefect
Prefect Serverlessを発表し、料金プランにStarterとTeamを追加
Prefectが新しい実行環境として「Prefect Serverless」を発表しました。全てのPrefect CloudにServerless実行クレジットが含まれており、実際の実行時間中にのみ消費される仕様となっております。
併せて、新しい料金プランとしてStarterとTeamを追加しております。月額100USDから開始できるプランのため、導入しやすい価格体系になったと感じます。