Amazon CloudWatch SyntheticsでBasic認証が設定されたWebサイトを監視する

Amazon CloudWatch SyntheticsでBasic認証が設定されたWebサイトを監視する

Clock Icon2021.09.19

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こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。

Amazon CloudWatch Syntheticsを使用すると、WebサイトやAPIのURLの監視(外形監視)を行うことができます。

今回は、Amazon CloudWatch SyntheticsでBasic認証が設定されたWebサイトを監視してみました。

監視対象のWebサイト

URLは念のため伏せておきますが、監視対象としたのはこんな感じのテスト用に公開されているBasic認証付きのサイトです。

やってみた

AWSマネジメントコンソールでCanary作成画面を開きます。

[設計図を使用する]-[ハートビートのモニタリング]を選択します。

Canaryの名前、監視対象のWebサイトのURLを指定します。

スクリプトエディタで、ヘッドレスブラウザでのページ取得にBasic認証のAuthorizationヘッダーを設定する処理を追記します。ユーザー名とパスワードはLambdaの環境変数に設定しています。

    await synthetics.executeStep(stepName, async function () {
        const sanitizedUrl = syntheticsLogHelper.getSanitizedUrl(url);
        
        //Basic認証のAuthorizationヘッダーを設定
        const USERNAME = process.env.USERNAME;
        const PASSWORD = process.env.PASSWORD;
        await page.setExtraHTTPHeaders({
            Authorization: `Basic ${new Buffer(`${USERNAME}:${PASSWORD}`).toString('base64')}`
        });

ちなみに、下記でも推奨されていますが、本番環境などの場合はID/パスワードのような秘匿情報はAWS Secrets Managerなどで暗号化して管理するようにしてください。

手動で実行したいため、スケジュールは1回実行とします。

[Canaryを作成]をクリックしてCanaryを作成します。

作成が完了しました。作成したCanaryを開きます。

作成後の初回実行が成功しています。(1つ失敗が記録されているのは気にしないでください。)

スクリーンショットでは、少し小さいですがBasic認証成功後の画面が表示されています。

Basic認証が失敗する場合

ユーザー名またはパスワードが不正でBasic認証が失敗する場合は、下記のようにCanaryの実行も失敗します。

おわりに

Amazon CloudWatch SyntheticsでBasic認証が設定されたWebサイトを監視してみました。

PoC用に開発したサイトにBasic認証を設定することになったため、その外形監視がこれでできそうです。

参考

以上

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