[アップデート] NAT Gateway 作成時にタグ付けできるようになりました
こんにちは、岩城です。
本日のアップデートにより、NAT Gateway (以降、NATGW) 作成時にタグ付けできるようになりました。全てのリージョンで利用できます。
Amazon VPC NAT Gateway Now Supports Tag-on-Create
これまで NATGW 作成時にタグ付けできなかったため、作成後に改めてタグ付けする手順を踏んでいました。それが今回のアップデートにより、解消されたことになります。
早速マネジメントコンソールと AWS CLI の観点から機能の確認をしてみたいと思います。
やってみた
マネジメントコンソール
はじめに、マネジメントコンソールから確認します。
見てのとおり、NATGW 作成時に タグの追加
ができるようになっています。
タグを追加すると、当然ですがタグ付けされた状態で NATGW が作成されます。
AWS CLI
次に、AWS CLI を確認します。
検証時の AWS CLI のバージョンは以下のとおりです。本日時点で最新バージョンを利用しています。
$ aws --version aws-cli/1.18.17 Python/3.8.1 Darwin/17.7.0 botocore/1.15.17
今回のアップデートに伴い create-nat-gateway
に --tag-specifications
が追加されています。
少しハマったところがあったので共有しておきます。
--tag-specifications ResourceType=natgateway,Tags=[{Key=Name,Value=test-natgw}]
だと以下のエラーが出力されます。
Parameter validation failed: Invalid type for parameter TagSpecifications[0].Tags[0], value: Key=Name, type: <class 'str'>, valid types: <class 'dict'> Invalid type for parameter TagSpecifications[1].Tags[0], value: Value=test-natgw, type: <class 'str'>, valid types: <class 'dict'>
Tags
内をダブルクオテーションで括るとエラー無く成功します。
--tag-specifications ResourceType=natgateway,Tags=[{"Key=Name,Value=test-natgw"}]
成功した結果は以下のとおりです。
$ aws ec2 create-nat-gateway \ > --allocation-id eipalloc-XXXXXXXXXXXXXXXXX \ > --subnet-id subnet-XXXXXXXX \ > --tag-specifications ResourceType=natgateway,Tags=[{"Key=Name,Value=test-natgw"}] { "ClientToken": "XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX", "NatGateway": { "CreateTime": "2020-03-10T01:25:49.000Z", "NatGatewayAddresses": [ { "AllocationId": "eipalloc-XXXXXXXXXXXXXXXXX" } ], "NatGatewayId": "nat-XXXXXXXXXXXXXXXXX", "State": "pending", "SubnetId": "subnet-XXXXXXXX", "VpcId": "vpc-XXXXXXXX", "Tags": [ { "Key": "Name", "Value": "test-natgw" } ] } }
ちなみに、AWS CLI v2 も確認してみましたが、こちらはまだ tag-specifications
に対応していませんでした。
おわりに
本エントリがどなたかのお役に立てれば幸いです。