長岡IT技術者勉強会 (NDS) #61 でトラブルについて学んだり話したりしてきた
事業開発部の塩谷 (@kwappa) です。
9/28(土)、まちなかキャンパス長岡で開催された「長岡IT技術者勉強会(NDS) #61」に参加してきました。
参加の経緯
クラスメソッドは日本各地に拠点があります。また、「ふるさと勤務制度」という拠点以外の自宅からリモートで勤務する仕組みもあります。
事業開発部のprismatixチームにも、東京以外の拠点やふるさと勤務のメンバーがいます。その中の2名が、同じ新潟県長岡市でふるさと勤務をしており、同じNDSというコミュニティに所属している、というのが最初のきっかけです。
「じゃあ今度チームのメンバーで参加してみようか」などと話していたら、コミュニティのTwitterアカウントから「発表内容に変更が出たので発表者急募!」という情報が流れてきました。
「そっかーじゃあぼくが行って喋ってくるかな、長岡行ったことないし」と社内Slackに(半分冗談で)発言したら、「ぜひ来てよ」「いいね行っておいでよ」という反応があり、急遽本当に参加することになった、という次第です。
NDSというコミュニティ
長岡IT技術者勉強会(NDS)とは長岡市とその近辺のIT技術者が定期的に集まり情報交換を行うコミュニティで、すでに10年以上続いているとのことです。設立当初は毎月開催していたのですが、今は3か月に1度のペースに落ち着いているそうです。
毎回なんらかのテーマを決めて発表者を募り、発表を聞いたりディスカッションしたりそのあと懇親会をしたり、というスタイルで続いています。
長く続いているコミュニティだけあって常連の皆さんが手慣れた運営をされているのですが、一方で突然東京から迷い込んだようなぼくも歓迎してくれて、テーマの緊張感とは裏腹の和やかな進行でした。
テーマは「トラブルについて」
#61のテーマは「トラブルについて」。初めて参加するにしてはなかなかスリリングなテーマです。ぼくの参加は急遽決めたので完全新作は用意できませんでしたが、過去に失敗について話したスライドをリファインしたり新ネタを追加したりして、以前の発表を聞いたりスライドを見たりした人にも楽しめる部分があるようにしておきました。
他の発表者は普段いわゆる「お客さま」を相手に仕事されてる方が多く、発表内容も客先でのシステムトラブル、炎上案件、はては契約条件に関するものなど、ぼくが体験したようなやつとはヒリヒリ度合いが段違いの事例ばかりでした。
そのような事情で、個々の発表内容について具体的なレポートはありません(できません)が、学ぶべき点が非常に多く、しかもエンターテインメントとしても(他人事だから)面白い、という充実したイベントになりました。
人間誰しも成功した話はしたいけど、トラブルや失敗の話はなかなかしたがらないものです。しかし、失敗事例の共有はすごく貴重なので、ぜひみなさんも所属するコミュニティでもテーマとして設定してみてはいかがでしょうか。学ぶことも多いでしょうし、単純にすごく面白いです。
東京以外のエンジニアコミュニティ
現在の日本では東京に人口が集中しているため、エンジニアコミュニティの数も、そこに集まる人数も東京が最大のようです。しかし、それ以外の都市にもソフトウェアエンジニアリングの仕事はあり、それに携わるエンジニアがいて、その結果コミュニティがちゃんと運営されていることが多いように思います。
エンジニアの絶対数が東京に比べて少ない分、技術領域ごとにコミュニティができるということはあまりないようですが、その反面いろんな技術を使っていろんな仕事をしているエンジニアが集まることで、独特の多様性が発生しているように感じました。
クラスメソッドには前述した通り東京以外の拠点があり、ふるさと勤務のエンジニアも数多く所属しています。先日は仙台で開かれた「レッツゴーデベロッパーZERO ONE」に登壇しましたし、今回のNDSでも飛び入りで発表させていただきました。このような活動を通じて、東京以外のエンジニアにもクラスメソッドを知ってもらい、仲よくなってもらうための活動も、今後広げていきたいと思っています。
おわりに
クラスメソッドでは東京以外にも、札幌・上越・大阪・岡山・福岡・那覇に拠点があり、またふるさと勤務という制度も用意されています。東京以外の場所からでもチームメンバーとしてジョインすることが可能ですので、興味をお持ちの方はぜひこちらをご覧ください。
NDSのみなさま、突然おじゃまして発表の機会をいただき、ありがとうございました。またぜひ参加させてください!
おまけ
「長岡でおいしいものってなんですか?」「うーんと、お米…だからもちろん、日本酒」というご案内をいただき、懇親会のあとや帰りの新幹線の直前にいろいろ飲んできました。
これは懇親会の二次会で連れて行っていただいた「魚仙」のおまかせ飲み比べセット。店に入ると出迎えてくれたご主人が「酒しか信じない」というグッとくるTシャツを着ていたのですが、さすがだな!と思えるうまい酒が5種類並びました。個人的には「亀の王」が一番好きだな。
長岡駅には「長岡銘品の館 ぽんしゅ館」という売店があり、「唎酒番所」というコインを入れて日本酒を試飲できるコーナーがあります。越後湯沢駅や新潟駅では評判になっていた施設が、ここ長岡にも2017年にできていたのです。
新幹線の改札を出ると目の前なので到着した瞬間から気になっていたのですが、勉強会で発表する前に試飲はまずかろう…ということで、帰りにやってきました。
カウンターで500円払うと専用のコインとお猪口を渡され、機械から出てくる日本酒を飲むことができる。文章に起こすとカンタンな仕組みですが、これがなんとも楽しいこと。100種類ぐらいあるので単純にめっちゃ迷うし、酒蔵ごと・米の種類ごと・特徴ごとなどにグルーピングしたおすすめがいたるところにおいてある。つまみに塩と味噌がおいてあって、なんなら売店で買ったものを持ち込んで食べてもよい。…ワクワクしてきませんか?
試飲の結果、好みの味の「越路乃紅梅 純米吟醸」とちょっと珍しい味の「もち純米 千代の光」をお土産に買ってきました。
長岡、酒も魚もうまい。また来る理由がもう一つできてしまいました。