【意外と知らないかも】iPhone/Macのメモアプリを上手く使うために動作仕様を確認してみた
はじめに
先日AppleOneが公開され、iCloud Drive 50GB と Apple Music を契約していた身としては単純に10円お安くなることもあり、颯爽と切り替えました。
ついでにとサブスクリプション整理に乗り出し、メモ系アプリの取捨選択として残す予定のiCloudメモの動作をメモアプリを通して確認してみたら意外と知らないことばかりでした。特に外部アカウントを追加した時の機能差は「さっき出来たことが出来なくなった」という疑問の答えになったり。
意外と知らないメモ及びメモアプリの動作について、手元で確認しつつ書いてみました。
メモとメモアプリの仕組み
各々で呼ばれ方は違いますが、Mac及びiPhoneで追加されたアカウントに対して機能します。
- Mac
- インターネットアカウント
- iPhone
- アカウント
メモが有効になっているアカウントがあれば、それらがメモアプリに追加されます。何もアカウントを追加していなければiCloudのみが表示される仕組みです。ただし、メモを有効にする指定がない場合でも動作するケースもあり、実質アカウントを登録してみないと分からない状態です。
iCloud及びiPhone内で有効にしたメモを除き、各アカウントのメモの動作は同一です。メモアプリ内では互いにデータをコピペできるのも特徴です。各アカウントプラットフォーム毎でメモアプリ内ノートの扱いは全く異なりますが、それらを違いを理解していなくても十二分に使える仕組みとなっています。
以下、手元で確認できた各アカウント毎の内容となります。
iCloud
iCloud.comに保存されているメモを利用します。
容量はiCloudのプランに依存します。
iPhone
iPhone上に直接残すことが出来ます。デフォルトはオフです。設定の「メモ」から有効にできます。
気をつけるべきところは、iCloudのバックアップには含まれない点です。iPhoneの空き容量が特に大きい状態で、iCloudの容量が残り少ない場合には使えるかもしれません。
iPhoneとiCloudだけ、リストやToDo、表形式等の拡張機能があります。他のアカウント内にあるメモと往復して利用するとかなり使い難いと思います。
Gmail
メモという機能が存在するわけではありません。メモアプリ上で作成したノートをNotesというラベルのついたメールとして扱う仕組みになっています。
Gmail上でメモアプリに含まれるノートを直接つくってみようとしましたが、Toを未指定の状態で送信したものが対象となっており、事実上の作成はメモアプリ上に制限されるようです。
iCloudアカウントをGmailのメールアドレスを使って作成した上でそれぞれをアカウントとして追加する場合、GmailとiCloudで同じメールアドレスにてそれぞれに領域が作成されます。Gmail側のメリットはメール作成時に参照しやすい点でしょうか。
Outlook
HotmailやOutlookが該当します。Notes機能の存在は確認できましたが、メモアプリへの同期には対応していないようです。
あとがき
とりあえずメモが必要という時に役に立つメモアプリですが、割と適当に使ってても困らないために仕様についてまともに追ったことがありませんでした。
iPhoneやMacの初期設定が完了した時点でアクセス可能なため、再セットアップ用資料のコピーを保管しておくにも向いているのではないかと思います。