VMware Cloud on AWSのサービスステータスを通知する

VMware Cloud Service Statusページから通知を設定できます。障害の発生・復旧にいち早く気づきましょう。
2023.11.30

大家好,AWS事業本部の西野です。

いつものようにVMCコンソールにアクセスしたところSDDCの様子を確認できない状態でした。後述するVMware Cloud Services Status ページを確認したところ障害が発生していたようなので、これにいち早く気づくための設定をしてみました。

VMware Cloud Services Status ページ

VMware が提供する各種クラウドサービスのステータスをチェックするためには VMware Cloud Services Status にアクセスします。
VMware Cloud on AWSを含めた多くのサービスがサポートされています。

VMware Cloud Service Status ページからステータスを確認できるサービスの一覧(2023年11月時点)
VMware Cloud Services Platform
VMware Cloud on AWS
VMware Cloud on AWS Outposts
VMware Cloud on AWS SDDC
VMware Cloud on Dell
VMware Cloud on Dell SDDC
VMware App Launchpad
Accelerator Portal
VMware Aria Automation for Secure Clouds
VMware Aria Automation
VMware Aria Hub Subscription
VMware Aria Operations
VMware Aria Operations for Applications
VMware Aria Operations for Logs
VMware Aria Operations for Networks
VMware Cloud Director service
VMware Cloud Partner Navigator
VMware Cloud Provider Commerce Portal
VMware vCloud Usage Insight
VMware Compatibility Guide Service
VMware Developer Portal
VMware HCX+
VMware HCX
VMware Integration Validation Service
VMware Marketplace
VMware Lab Platform
VMware NSX Advanced Load Balancer
Pivotal Tracker
Solution Builder
VMware vSphere+
VMware Skyline
VMware Tanzu CloudHealth
VMware Tanzu Application Catalog
VMware Tanzu Guardrails
VMware Tanzu Hub
VMware Tanzu Insight
VMware Tanzu Mission Control
VMware Tanzu Network
VMware Tanzu Service Mesh
VMware Tanzu Transformers
VMware Technology Partner Hub

ページの下部に進むとScheduled Maintenance(スケジュールされたメンテナンス)やPast Incidents(過去のインシデント)も確認できます。

ステータス変更の通知

ページ上部の Subscribe To Updates をクリックすると通知の設定ができます。

本ページはAtlassian社のStatuspageという製品で作成されているようで、執筆時点では以下の手段で通知を送信できます。

  • Email
  • SMS
  • Slack
  • Webhook
  • RSS / Atom Feed

Email通知を試してみた

チームメンバーと情報を共有したいため、Slackチャンネルに設定したメールアドレスを利用します。
※ 先述のとおりSlackへの直接の通知もサポートしておりますが、筆者の環境の都合によりEmail通知を選択しています。

Slackチャンネル用メールアドレスの作成

以下のページを参考にSlackチャンネルにメールアドレスを設定します。

Slack にメールを送信する | Slack

ついでに、通知が見やすくなるよう表示をカスタマイズしてみました。

通知の設定

VMware Cloud Services Status ページのサブスクライブ画面からEmailのアイコンをクリックし、メールアドレスを入力した後、Subscribe via Emailをクリックします。

対象のSlackチャンネルにサブスクリプションの確認をうながすメールが送信されるので、Confirm subscriptionをクリックします。通知の設定自体はここまでで完了です。

通知対象サービスのカスタマイズ

ここまでの設定で通知は設定できているものの、このままだとVMware Cloud Services Statusページがサポートしているすべての製品に関する通知が飛んできます。通知の対象を関心のあるサービスのみに限定するために追加の設定をします。

通知設定時に飛んできているメールを少し下にスクロールするとManage your subscriptionのリンクがあるのでここをクリックします。

リンク先のページのComponents欄にて必要なサービスを選択できます。通知が必要なサービスにチェックを入れましょう。

チェックが済んだらページの最下部まで進み、Saveをクリックします。これにて設定完了です。

終わりに

このブログがほんの少しでも世界を良くできれば嬉しいです。 AWS事業本部の西野 (@xiyegen) がお送りしました。