Notion上でKateXを使って「テキストにルビを振る」を実現する #notion

2022.08.31

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

データアナリティクス事業本部 サービスソリューション部 サービス開発チームの しんや です。

Notionでは記号を含む数式を美しく表現することが出来る記法であり、LaTeX関数の多くのサブセットをサポートする「KaTeX」を使うことが出来ます。

KateXでは勿論(というか普通は)数式を記述する事になるわけですが、ちょっとイレギュラーな使い方も出来るのでは?と試してみた結果を共有したいと思います。利用頻度は多分そんなに高くないです。

「ルビ」をKateXで実現してみた

ルビとは「文章内の任意の文字に対しふりがなや説明、異なる読み方といった役割の文字をより小さな文字で表すもの」です。

KateXの指定方法、記載方法については以下の情報を参考にしました。

そしてまずは結果として以下のような文章を、ルビを交えて書いてみました!あの伝説の漫画のあのセリフですね。

まずは数式を記載するためのコマンド呼び出しから。ショートカットコマンド /math または /数式 で数式記入を呼び出すことが出来ます。今回は通常テキストと組み合わせたいので「インライン数式」を選択します。

数式記載用のテキストボックスが開くので、任意のKateX数式を記載の上[完了]ボタン押下で結果が反映・保存されます。

ルビの部分はひとまず以下のような構成で書いてみました。KateX自体個人的には馴染みが無かったので見様見真似で試してみたので、多分もうちょっとエレガントな書き方があるような気はしています。「こう書くともっと綺麗に書けるよ!」というのがあったら是非教えてください。

  • 文字列自体の記載はそのままでも問題無い
  • \atopを使ってルビの文字列を上に、下にルビが振られる文字列を配置
  • \largeを使って文字列サイズを調整(ルビを振る文字列側のサイズを大きくした)
  • 上記調整をしたら「ルビ」と「ルビを振った文字列」が一部重なってしまったので文字列間の間を\vphantomで調整
    • テキストと同じ高さの空白を作るもの。何か文字列を入れないと高さ調整が有効にならないっぽかったので括弧を入れておいた

まとめ

という訳で、Notion上にてKateX記法を用いて「ルビ」を表現してみた内容の紹介でした。

ドキュメントを書くにあたってルビを振ったテキストを表現したい!という場合には参考にして頂けますと幸いです。