Notionにおける「データベースビューテーブル」と「シンプルテーブル」の使い分け #notion
データアナリティクス事業本部 サービスソリューション部 サービス開発部のしんやです。
現在クラスメソッド社内、及び弊チームではドキュメントツールとして「Notion」をメインに利用しています。
Notionでは現在、後述する2種類の「テーブル」が利用可能となっていますが、この2種類のテーブルは特に利用制限やルールはないため「どちらでも好きなように利用する」ことが出来ます。自由に使えるとは言いつつも利用者にとって分かりやすい、使いやすいドキュメントを整備していく上では何らかの指針が欲しいところです。そんな思いを抱いていたところ、公式から参考となる情報が展開されていましたので、内容を見ていきたいと思います。
目次
Notionで利用出来る「テーブル」
まずはじめに、Notionで利用出来る「テーブル」の種類について見てみましょう。
テーブル(データベースビュー)
従来、Notionではこちらの形式のテーブルのみ利用可能となっていました。テーブルを「データベースにおける任意のテーブル・ビュー」と見立てて、テーブル行の1行を、データベーステーブルにおける1レコードとして扱うことが出来ます。データベーステーブルのようにデータに対して絞り込み検索等を行うことが可能です。
シンプルテーブル
今年2021年11月に新たに利用可能となったのがこちらの「シンプルテーブル」です。データベーステーブルのような構造は持たず、文字通りシンプルにマトリクス図等を表したい場合に手軽に利用出来るものとなっています。
シンプルテーブルが適しているケース
シンプルテーブルの主な機能は以下の通りです。
- 行と列を作成し、テキストを表示できる
- ヘッダーを追加出来る
- オプションメニューで行列ヘッダの表示/非表示を切り替えられる
- 行列の追加・挿入・削除が可能
- 行列をドラッグアンドドロップで位置移動させることも出来る
- 行列単位での背景色指定が可能
- テーブル幅は、ページの幅にフィットする形で自動調整が可能
シンプルテーブル利用に適しているケースは以下の通りです。
- 関連する情報の断片を整理したい場合
- 情報を分かりやすく、簡潔に表示させたい場合
- ヘッダーによる情報のラベル付けが可能
- 他のブロックと並べて表示させることが可能(ブロック単位でのレイアウト調整)
- 重要な概念に注意を喚起させたい場合
- 幾つかの情報が関連している場合、他の基本ブロックよりも読者が理解しやすい
- データベース構造に拘らない「ブレインストーミング」をしたい場合
データベーステーブルが適しているケース
データベーステーブルは、プロジェクトやタスク、あるいはメモやドキュメントの大きなコレクションを保存する場所として使用することが出来ます。
データベーステーブル利用に適しているケースは以下の通り。
- 単純なテーブルをデータベース化したい場合
- 情報をフィルタリングしたり、ソートすることが出来る
- 様々な種類の膨大な情報を整理したい場合
- 行を開くことでページとして作成し、各項目を独立したページとして開くことができる
- 行のトピックに関する様々な情報をページに付与することが出来る
- 機能タグ(日付、人物、URLなど)を追加可能
- リレーションシップやロールアップ、計算式を作成できる
- 様々なビュー(リスト、タイムライン、カレンダー、ボード、ギャラリー)でデータを表示出来る
まとめ
という訳で、Notionにおける2つのテーブル、「データベースビューテーブル」と「シンプルテーブル」の使い分けに関する紹介でした。
それぞれの機能の特性を見極めて、ドキュメントのクオリティを向上させていきたいですね!