NVIDIA Jetson TX2でLチカしてみた
こんにちは、さかじです。入社早々素敵なボード(基板)が渡されました。既に他の記事でAWSと連携して居ますが、初めて扱う基板ではLチカを行うのが礼儀なので早速やってみましょう。
こんにちは、さかじです。入社早々素敵なボード(基板)が渡されました。既に他の記事でAWSと連携して居ますが、初めて扱う基板ではLチカを行うのが礼儀なので早速やってみましょう。
Lチカとは
マイコンボードで最初にLEDを点滅(チカチカ)させるプログラムで試すことが多いことから「LEDチカチカ」略して「Lチカ」と呼びます。マイコンボードで実施する"Hello World!"です。
必要なもの
- ディスプレイ(HDMI)
- HDMIケーブル
- USBハブ(2ポート以上)
- USBキーボード
- USBマウス
- LED
- 電流制限抵抗
- JetSonとLEDを接続するためのケーブル
準備
- 点滅用LEDのプラス側をJ21-15, マイナス側をJ21-9(GND)へ接続します。
- 実際のピン番号とLinux上のピン番号の対比は以下のURLから参照します。
今回はJ21-15ですので、GPIOの255となります。
https://www.jetsonhacks.com/nvidia-jetson-tx2-j21-header-pinout/ - 各ケーブルを接続してJetsonを電源ON
操作
GPIOアクセスようディレクトリ作成
- Ubuntuが起動したらnvidiaアカウントでログイン
- ターミナルを起動
- ターミナルで以下のコマンドを入力
これでgpio255ディレクトリが生成されます。
$ cd /sys/class/gpio $ sudo su # echo 255 > export
gpio255ディレクトリへ移動
# cd gpio255
LED点灯操作
# echo out > direction && echo 1 > value
LED消灯操作
# echo out > direction && echo 0 > value
LEDが点灯した様子
最後に
ピン番号が判ればRaspberry Piと同じ方法でGPIOを操作できます。
高速な環境でLEDをチカチカさせるのは贅沢な気分になります。本気で点滅させると、どの程度の速度で点滅させられるか気になるところですが、そこは我慢したいと思います。