沖縄で釣れる魚

2021.07.07

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こんにちは、みかみです。

早いもので、クラスメソッド那覇オフィス、OPENしてから3年経ちました。 ここのところ久しくエントリがなかった沖縄だよりですが、那覇オフィスも健在です! 現在は基本的にフルリモート勤務なのでオフィスには出社していませんが、那覇オフィスメンバーも順調に増えてます。

はじめに

釣りをしていると無心になれるので好きでよく行きますが、こだわりがあるわけでも上手いわけでもありません。 ルアー釣りはやったことがなくエサ釣りメインですが、イソメは噛まれると痛いので頭を切ってから針につけるヘタレです。

特におことわりのない場合は、餌にアミをつけたフカセで釣ってます。 撒き餌にも特にこだわりはなく、「釣りのことなら...」でおなじみの沖縄の釣具屋さんで売ってる一番安い撒き餌を使ってます。

釣り場は主に沖縄県北部です。 港湾や消波ブロックなどの陸っぱりから3m程度の短い竿で釣ってます。

日の傾き始めた夕方から暗くなるまでの1〜2時間を狙って釣りに行くことが多いです。 潮は特に気にしていないので確認しないこともありますが、確認した時にちょうど干潮時間に当たる時は行くのを止めることが多いです。

魚の名前は間違っている可能性がありますが、 「食用魚」セクションに記載の魚は全て実際に食した魚なので、毒はないはずです。

食用魚

トカジャー

バター焼きにすると絶品。 おいしいので個人的にはこの魚が釣れた時が一番嬉しい。

バター焼きの味を絶賛してたら、自分で釣るより知り合いにもらう回数の方が多くなった。

オジサン

釣り人(私)のスペック的にいつも小さいサイズしか釣れないが、小さくても十分おいしい。

クセのない白身でどんな調理にも合うが、個人的にはバター醤油ソースのムニエルで食べるのが一番おいしいと思う。

イトフエフキ(?)

ついに憧れのタマンが釣れたかと喜んだのだが、よく見たらどうも違う魚のようだった。 フエダイまたはフエフキダイの仲間と思われるが、正確な名前は知らない。

刺身で食べたら非常においしかった。

チヌマン

この魚の名前の沖縄料理屋があることは以前から知っていたが、実際の魚を見るのは初めてだった。 店名になるくらいなのでさぞカラフルな沖縄らしい魚かと思っていたら、若干拍子抜けした。

和名「テングハギ」。 煮付けで食べたら非常に美味しかった。

アイゴ

「スクガラス」でおなじみの「スク」の成長型。 背ビレのトゲには毒があるらしいので釣った場合は触らないように注意が必要。 調理する際にはキッチンバサミでヒレを切り落としてから捌くと安心。

煮付けて食べたらとてもおいしかった。

イスズミ

別名「ババタレ」。 別名の由来が釣ってよく分かった。

クセのない白身でふっくらしていて、塩焼きでも煮付けでもおいしく食べられる。

メッキ

正式名称は知らないが、キラキラして平たいアジ系の魚は全て「メッキ」で良いはず。 群れがきている時はサビキで入れ食い。 ただし、群れは大概10分ほどで去ってしまうので、 かかった魚を針から外しカゴに餌を追加する作業をいかに素早くこなすかが勝負。 群が去った後は疲労感を感じるほどだが、喜びもひとしお。

小ぶりだったので捌くのに苦労したが、苦労しただけの甲斐はあった。 刺身と唐揚げでおいしくいただいた。

ビタロー

イソメを餌に、港湾で垂らしていたら釣れた。 沖縄料理屋などでバター焼きで提供されているのをよく見かける。

自宅でバター焼きにしておいしくいただいた。

クロコショウダイ(?)

こちらも港湾でイソメの垂らし釣り。

煮付けても美味しそうだったが、ビタローと一緒にバター焼きでいただいた。

キュウセンベラ(?)

ベラに食用のイメージはなかったが、 煮付けてたべたらあっさりな白身に煮汁がよく染み込んでおいしかった。

イラブチャー

牧志公設市場などでもよく見かける、沖縄感のあるカラフルな魚。 自分で釣ったことはまだない。 知り合いの釣り人からいただいた。

派手な見た目なので味はいかがなものかと思ってしまうが、身がふっくらして非常においしい。 煮付けで食べると特においしいと思う。

シガヤー

和名「ウデナガカクレダコ」。 マダコよりだいぶ小ぶりだが、その名の通り腕が長い。 冬の夜の干潮時に岩場の漁りで手掴みで獲れる。 毎年冬は潮見表をチェックしてシガヤー獲りにくり出すのが我が家の恒例行事。 シガヤーが獲れるなら寒い冬も悪くない、むしろ冬が楽しみになるほど美味。

帰宅後すぐに獲れたてを塩で揉み、唐揚げで食べるのは至福のひととき。 これがまたビールによく合う。 ただし、水分を多く含むためか、揚げる時に鬼のようにはねるので火傷をしないように注意が必要。

身は柔らかく、唐揚げ以外でも煮物やタコメシなど何で食べてもおいしい。 運が良いと頭部に卵が見つかることがある。 タコの卵は「たこまんま」と呼ばれ、北海道の一部地域ではよく食べられるらしいが、自分は初めて食べた。 ワサビ醤油でいただいたが、ウニとイクラの中間のような食感で、これまた非常においしかった。

タカノハダイ

冬の夜、漁り時に、岩陰で就寝中のところを網で捕獲。 尾ビレの水玉や体の縞模様がキレイで観賞魚としても楽しめそうだったが、 食べてもおいしそうだったので誘惑に負けてありがたくいただくことにした。

釣りでは外道として扱われているようだが、 刺身で食べたら身がプリプリしていて非常においしかった。

クロアナゴ(?)

夜の漁りで出会った。 ウミヘビやウツボの恐れもあると思い慎重に捕獲したが、顔つきがどうみてもアナゴだったので、持ち帰って食べることにした。

骨切りをしてから天ぷらで食べたら身がふっくらして非常においしかった。

観賞魚

ハタタテダイ

港湾根魚狙いでイソメをつけて垂らすと釣れる。 平たい体型のためか、巻く時の引きは結構強くて楽しめる。 地元の小学生は「熱帯魚」と呼んでいた。

モンガラハギ

写真を撮ろうとうっかり口元に手を添えたら噛まれた。 愛らしい容姿だがわりと凶暴。 調べたら、シュノーケリングなどでも縄張りに入ると噛まれることがあるらしいので注意。

噛まれたことに若干頭にきたため画像の魚は煮付けで食したが、 水槽で飼育するとフグのようにちょこちょこした動きで、夜は横に傾いて寝る姿も見受けられたりして可愛い。

アバサー

体に針が千本ついてもやはり外道。 体の針の原材料は釣り針かと思いたくなるほどよく針ごともっていかれる。 これが釣れ始めたら場所を変えるのが得策だと思う。

沖縄料理では汁などで食されることもあるので一度捌いて食べてみたが、 皮を剥ぐ時に針が手に刺さってひどい目にあい、もう二度と自分で調理はしないと心に誓った。

水槽で飼ってみると動きが非常に可愛らしく、観賞魚としてはお勧め。

ルリスズメダイ

夜の漁りで網ですくった。 ホームセンターなどでも1匹300円くらいでよく売られている。

沖縄ではそれほど珍しい魚ではないが、キレイなので採れると嬉しい。

サザナミヤッコ

熱帯魚屋などでは見かけたことがあるが、採ったのは初めて。 近年は死滅回遊魚として関東圏でも見かけることがあるらしい。 こちらも夜の干潮時に網ですくった。

いかにも観賞用の海水魚らしい見てくれで、ヒラヒラと岩陰に隠れたりちょこんと顔を出して様子を伺う姿が非常に愛らしい。

オヤビッチャ

漁りで網ですくった。 夜、潮の引いた岩場の磯だまりで非常によく見かける。

青みがかった縦縞模様の魚体で観賞魚として楽しめるが、 意外と気性が荒いので混泳の場合は考慮が必要。

チョウチョウウオ

釣りでもかかることがあるが、夜の干潮時の漁りで意外と大きなサイズを簡単に網ですくうこともできる。

画像1枚目の魚は煮付けて食べた。 食べられないことはないが取り立てて美味しいわけでもないので、観賞魚として愛でる方が適していると思う。

ハコフグ

港湾でイソメで垂らしていたら釣れた。 海のアイドルミナミハコフグが有名だが、地味な色のこのハコフグも四角い体型で十分可愛らしかった。 当時海水魚飼育用の水槽の準備ができておらず、またしきりに歯軋りで催促するので泣く泣くリリースしたが、もし今度釣れたら飼育したい。

ネットで調べたら食べられるという記事も見つかったが、「フグ」と名の付く魚を素人調理で食べる勇気は自分にはない。 観賞用として長く愛でた方がパフォーマンスを発揮してくれる魚ではないかと思う。

番外編

エレファントノーズフィッシュ

観光で沖縄に来たときに、滞在したホテルのフィッシングアクティビィにて、グラスボート程度の近場まで船にのせてもらって釣った魚。 貸竿込みのプランで船長さんに言われるままに竿を出したので、仕掛けやタナは覚えていないが、観光プランだったので餌に足は生えていなかったと思う。 「熱帯魚屋さんで売られている魚が釣れるとは!」とすごく感動したが、連れは船酔いでダウンしていたため喜びを分かち合えなかった。

10年以上前のことなので、画像を探したが残念ながらみつからなかった。 今でも釣れるかどうかは分からないが、どんな魚が釣れるか分からない魅力を感じて沖縄での釣りにはまるきっかけになったので、個人的に印象深い魚。

テラピア

川で魚肉ソーセージで釣れた。何か針についてさえいれば餌は何でも良いのはないかと思うほど入れ食い。沖縄の川には大抵どこにでもいる魚。 川魚と侮っているとハリスを切られるほどパワフルなので要注意。 画像の魚は30cmくらいだが、巻く時の引きもそれなりに強く楽しかった。

「イズミダイ」という名で食用としてもおいしいらしいが、 成長したオスはヒレが伸びて青みがかってキレイだし、生存能力の高い丈夫な魚なので、観賞魚としても優れていると思う。 5〜6年前に釣った画像のテラピアは、今も庭の池で元気に鯉の餌を食べている。

初めてのテラピア釣りで、引きの強さに興奮して騒いでいたら、橋の上から地元の方に「何釣ってるのー?」と声をかけられた。 「テラピア」と答えると「そんなの小学生が釣る魚だよー」と笑われたので、 空気を読んでそれ以降釣りに行っていないが、またそのうち行きたいと思う。

オオウナギ

川で泳いでいるところを発見して網で捕獲。 大きいものだと2mに及ぶこともあるそうだが、画像の魚は40cm程度。 ウナギなので食べられないことはなかろうと思い、蒲焼きにして初めて食べた。

通常のウナギの蒲焼きを想像していたが、食べたら全く別物だった。 弾力のある肉厚な身で、鶏肉にも近いような味わい。 それなりにおいしい。

トントンミー

トントンミーといえば川にいるものだと思っていたが、海でもよく見かける。 川にいるものは干潟の泥に馴染む地味な色でぽっちゃりした体型だが、海のトントンミーは青みがかったキレイな色合いでスマートな体つき。 求愛や威嚇で背ビレを広げた姿もキレイ。

水槽で飼育する場合は蓋をきちんとしておかないと、脱走して干からびた哀れな姿を後日部屋の隅で発見するハメになる。

ヒョウモンダコ

言わずと知れた、猛毒を持つ海の危険生物。 シガヤー捕りに行くと毎回と言っていいほど見かける。 今年は多い日には一晩で10匹ほど見かけた。

鮮やかな青紫色の特徴のある姿なので目立つように思うが、 沖縄の色鮮やかなサンゴの海の中では見事な保護色となり、 動いていないと見落としやすい。 また、鮮やかな体色は警戒色であるため、目立たない黒っぽい体色で潜んでいることもあるので要注意。

数年前に5cmほどの小さな個体を見つけて水槽で飼育していたことがあるが、 思い返せばリスクの方が大きかったと思う。 現在は見かけたらすぐ逃げるようにしている。

おわりに

「沖縄で釣りしたら楽しそう!」と思っていただけたら嬉しい限りです。 観光ホテルの釣りプランや、貸竿を扱っている釣具屋さんもあったりするので、 ご興味があればご来沖の際に是非お試しください!

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