
Omni の tags 機能を使ってフィールドを整理してみた
こんにちは、ikumiです。
Omni の Topic に複数のビューを結合していくと、分析画面で利用できるフィールドが多くなりすぎて「どのフィールドを使えばいいか」が分かりにくくなることがあります。また、チームによって見せたいフィールドが違う・個人情報は特定のグループにのみ見せたい、といった管理上の課題も出てきます。
この課題を tags パラメータと fields パラメータのタグ機能を組み合わせて整理できないか試してみました。
事前準備
今回検証に使う brand_ana__tran topic は、以下の3つのビューが結合された構成になっています。
| ビュー | 概要 | フィールド数(目安) |
|---|---|---|
brand_ana__tran |
売上トランザクション | dimensions 15・measures 10 |
brand_ana__customer |
顧客マスタ | dimensions 10・measures 2 |
first_order_date |
初回注文日(Query View) | dimensions 4・measures 1 |
これらのビューや作成するTopicに対して、以下を反映させていこうと思います。
① View の各フィールドにタグを付与する(tags:)
dimension・measure 単位でタグを設定し、「マーケティング部向け」「個人情報(PII)」等のカテゴリに分類します。
② Topic の fields: でタグ指定する
tag:xxx の形式で特定タグのフィールドのみを Topic に含めます。また、-tag:xxx 構文で特定のタグ除外を行います。
今回のタグ設計はざっくり以下の通りです:
| タグ | 対象フィールド |
|---|---|
marketing |
l_catefgory・m_category・item_cd・item_name など分析に必要なデータにタグ付け |
pii |
name・birthday など個人情報データにタグ付け |
試してみた
1. タグなしの状態を確認する
まずタグを付与する前の状態として、Explore でフィールドがどれだけ並んでいるかを確認します。

brand_ana__tran・brand_ana__customer・first_order_date の全フィールドが一覧に並んでおり、マーケティング担当者が「ブランド別の売上を見たい」だけでも目的のフィールドを探すのに手間がかかる状態かつ、個人情報データも見えています。
2. View にタグを付与する
使用しているの各フィールドに tags: を追加します。
▼Viewファイルの構文を一部抜粋
dimensions:
order_date:
sql: '"ORDER_DATE"'
tags: [maketing]
ship_date:
sql: '"SHIP_DATE"'
tags: [maketing]
l_catefgory:
sql: '"L_CATEFGORY"'
tags: [maketing]
m_category:
sql: '"M_CATEGORY"'
tags: [marketing]
name:
sql: '"NAME"'
tags: [pii]
birthday:
sql: '"BIRTHDAY"'
tags: [pii]
3. マーケティング向け Topic でタグ絞り込みを確認する
brand_ana__tran.topic.yaml の fields: に tag:marketing を指定し、マーケティングチーム向けのフィールドのみに絞り込みます。
fields: [ tag:marketing ]
joins:
brand_ana__customer: {}
first_order_date: {}
分析画面を開くと、marketing タグをつけたのフィールドのみが表示されている状態になり、かなり整理されて見やすくなりました!例えば、customer_idのディメンションとcustomer_id count distinctメジャーが両方見えていて分かりづらかった部分も、customer_id count distinctメジャーのみが見えるようになりスッキリしています。

4. PII フィールドを除外する
続いて、全フィールドの中から、個人情報を含むフィールドを除外するように設定するため、brand_ana__tran.topic.yaml の fields: を以下のように更新します。
fields: [ all_views.*, -tag:pii ]
joins:
brand_ana__customer: {}
first_order_date: {}
分析画面をみると、 brand_ana__customer の name・birthday が非表示になっているので、問題なさそうですね!

最後に
Omni の tags: と fields: のタグ機能を使って、各場面での見え方を整理してみました。
タグを付与する前は40以上のフィールドが一覧に並んでいましたが、tag:marketing の指定でマーケティング担当者が必要なフィールドに絞り込むことができました。また、個人情報フィールドだけをピンポイントで除外でき、フィールドの表示制御をビュー単位で細かく管理できる点が便利だと感じました。
なお、2026年4月19日のアップデートで view_name:tag:tag_name という構文が追加され、特定のビューに絞ったタグフィルタリングもできるようになっていますので、こちらも試してみてください!
フィールドが増えてきた Topic の整理や、チームごとの 分析画面設計を改善したい方はぜひ試してみてください。







