Omni の Query View を使って、データベースにない仮想テーブル作成する

Omni の Query View を使って、データベースにない仮想テーブル作成する

2025.12.03

こんにちは、業務効率化ソリューション部のikumiです。
今回は、Omni の Query View という機能を使ってみましたので、その内容について記載いたします。

Query View とは

Query Viewとは、タイトルにも記載した通り、ワークブックで作成したクエリをビューとして保存することで、データベースに存在しない独自の結果を仮想のテーブルとして使用できる機能です。Lookerの派生テーブルに近い機能ですね!

Query View の作成ステップ

  • まずは、新規のワークブックを作成します。今回はviewからクエリを作成していきます
    omni-query-view-tryit-no1
  • 仮想のテーブルとして保存したいデータを作成し、Resultsから内容を確認
    • 今回は顧客ごとの初回オーダー日を保持する結果作成しました
      omni-query-view-tryit-no2
  • 続いて、上部のModelタブから、Save as query viewを選択
    omni-query-view-tryit-no3
  • 任意のquery view名を入力し、Create query viewを押下
    omni-query-view-tryit-no4
  • ワークブック内にquery viewが作成され、タブの表示が切り替わりました。Use in queryを押して作成したquery viewをベースとしたクエリを作成できます
    omni-query-view-tryit-no5
  • ちなみに、ワークブックの変更履歴を確認してみると、query viewの作成履歴と、ベースにしたviewとのrelationも作成されていましたので、Joinの設定は不要そうです!
    omni-query-view-tryit-no6
  • 続いて、作成したquery viewに新しいFieldを追加してみます
    • 各オーダーが初回のオーダーか、そうでないかを判定するフラグを作成しました
      omni-query-view-tryit-no7
      omni-query-view-tryit-no8
  • 作成したフラグを作成して新しいクエリを作成してみると、想定通りの結果を得られることができました!
    omni-query-view-tryit-no9
  • 作成したquery viewと新しいFieldを他の方も使えるようにしたいので、Shared Moedlに昇格するために、まずは新しいbranchを作成します
    omni-query-view-tryit-no10
    omni-query-view-tryit-no11
  • これまでの変更履歴をbranchに追加します
    omni-query-view-tryit-no12
  • 続いてMergeの処理を実行します。
    omni-query-view-tryit-no13
  • Shared Modelを確認すると、作成したquery viewと新しいFieldが反映されていることを確認できました。
    omni-query-view-tryit-no14
  • これで設定は以上になります

さいごに

いかがでしたでしょうか。query viewを利用することで、柔軟な分析が可能になりそうですね。この内容がどなたかの参考になれば幸いです。

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