【小ネタ】大阪の自宅から大阪リージョンと東京リージョンを比べてみる
こんにちは! アノテーションの吉本です。
本日は大阪リージョンと東京リージョンどちらを使うか悩まれている方向けに大阪の自宅から速度とサービスの観点で二つのリージョンを比較してみます。
まずは結論から
大阪からは東京リージョンも大阪リージョンもどちらもメインリージョンの選択肢となる結果になりました。
関西からの利用が多いサービスの場合、低レイテンシー・高速な大阪リージョンの利用もおすすめ。
比較方法
今回は以下のツールを使用し「通信時間」・「レイテンシー」・「提供されている AWS サービス」でどれほど差があるのか比較してみようかと思います。
ツール紹介
AWS Global Accelerator Speed Comparison tool
AWS が公式に提供している通信速度を測るツールになります。
ファイルサイズを選んで「Start」を押下すると AWS の各リージョンからファイルをダウンロードし、かかった速度を表示してくれます。
「Direct over internet」が通常の通信時間、「AWS Global Accelerator」がGlobal Acceleratorを利用した通信時間となります。
AWS Cloud Ping Speed Test
続いてはレイテンシーを測るツールになります。
サイトにアクセスして「HTTP Ping」を押下すると AWS の各リージョンにある EC2 に Ping を送信しレイテンシーを表示してくれます。
リージョン - グローバルインフラストラクチャ | AWS
続いてはサービスを比較するのに使うツールです。
こちらの AWS 公式ページを使って大阪リージョンと東京リージョンのサービスを比較します。
比較結果
通信速度
まずは通信速度です。今回はダウンロードするファイルは 1MB で測定してみます。
若干ではありますが、大阪の方が早いという結果になりました。
レイテンシー
続いてレイテンシーです。
大阪リージョンはCloudFrontよりもレイテンシーが低いという結果になりました!
サービス
最後にサービスの比較を行います。こちらのブログの方法を使って比較してみます。
以下、大阪リージョンにはないサービスの一覧になります。
- AWS Amplify
- AWS App Runner
- AWS Application Discovery Service
- AWS Audit Manager
- AWS Budgets
- AWS Clean Rooms
- AWS CodeArtifact
- AWS CodePipeline
- AWS CodeStar
- AWS Data Exchange
- AWS Data Pipeline
- AWS DeepLens
- AWS Elemental MediaConvert
- AWS Elemental MediaPackage
- AWS Elemental MediaStore
- AWS Elemental MediaTailor
- AWS Fault Injection Simulator
- AWS IoT 1-Click
- AWS IoT Analytics
- AWS IoT Core
- AWS IoT Device Defender
- AWS IoT Device Management
- AWS IoT Events
- AWS IoT Greengrass
- AWS IoT SiteWise
- AWS Mainframe Modernization
- AWS Managed Services
- AWS Migration Hub
- AWS OpsWorks Stacks
- AWS OpsWorks for Chef Automate
- AWS OpsWorks for Puppet Enterprise
- AWS Proton
- AWS Resilience Hub
- AWS RoboMaker
- AWS Serverless Application Repository
- AWS Signer
- AWS Snowcone
- AWS Well-Architected Tool
- Amazon AppFlow
- Amazon AppStream 2.0
- Amazon Augmented AI (A2I)
- Amazon Chime
- Amazon Chime SDK
- Amazon CloudSearch
- Amazon CodeGuru
- Amazon Cognito
- Amazon Comprehend
- Amazon Connect
- Amazon Detective
- Amazon DevOps Guru
- Amazon DocumentDB (with MongoDB compatibility)
- Amazon Elastic Inference
- Amazon Elastic Transcoder
- Amazon FSx for NetApp ONTAP
- Amazon FSx for OpenZFS
- Amazon File Cache
- Amazon Forecast
- Amazon IVS
- Amazon Inspector
- Amazon Inspector Classic
- Amazon Kendra
- Amazon Keyspaces (for Apache Cassandra)
- Amazon Kinesis Video Streams
- Amazon Lex
- Amazon Lightsail
- Amazon Location Service
- Amazon Lookout for Metrics
- Amazon Lookout for Vision
- Amazon Lumberyard
- Amazon Managed Blockchain
- Amazon Managed Grafana
- Amazon Managed Service for Prometheus
- Amazon Managed Workflows for Apache Airflow
- Amazon MemoryDB for Redis
- Amazon Neptune
- Amazon Nimble Studio
- Amazon Personalize
- Amazon Pinpoint
- Amazon Quantum Ledger Database (QLDB)
- Amazon QuickSight
- Amazon Rekognition
- Amazon Security Lake
- Amazon SimpleDB
- Amazon Timestream
- Amazon Transcribe
- Amazon Translate
- Amazon VPC Lattice
- Amazon WorkDocs
- Amazon WorkSpaces
- Amazon WorkSpaces Web
- FreeRTOS
こうして見ると、開発によく利用しそうなサービスが大阪リージョンでまだ未対応なことがわかります。AWS Amplify や AWS CodePipeline あたりはかなり開発に関わってきそうですね。
まとめ
今回は、大阪リージョンと東京リージョンを大阪の自宅から比較してみました。今回使用したツール類はあくまで簡易的な測定になりますのでリージョン選定の際はより厳密な測定をされることをお勧めいたします!
また、以下のページに大阪リージョンの利用事例などの紹介がされています!リージョン選定の参考にぜひご覧ください!
参考にしたブログ
各AWSリージョンとのネットワーク遅延を計測したい | DevelopersIO
[2022/1/13現在] 東京リージョンと大阪リージョンのサービス差分一覧を作ってみた | DevelopersIO
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