Cloudflare による フィッシング 脅威レポート (ちょっと、調べてみました)

Cloudflare による フィッシング 脅威レポート (ちょっと、調べてみました)

Cloudflareは、CDNや Cloudflare One (SASE)に取り組むベンダーとして、脅威インテリジェンス(threat intelligence)を提供しています。従来の「脅威レポート」は、CDN利用に直結した「DDoS」をテーマにしていました。 近夏は、 SASE (Zero Trust)利用に直結している「フィッシング」がテーマのレポートを報道発表されておりましたので、関連情報を調べてみました。
Clock Icon2023.09.11

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「2023年 フィッシング脅威レポート」

2023/8/17にCloudflareから、初の取り組みである「2023年 フィッシング脅威レポート」というニュースが発表されました。世界規模でどのようなことが起こっているのか、私たちの日常と比較して、どこが違うのか、同じなのか、知るきっかけになるでしょう。国内で起きていることは、「 フィッシング対策協議会」や「独立行政法人情報処理推進機構(IPA)」からも公開されているので、様々な角度から理解を深めることができますね。

Cloudflareのニュースリリースの「調査方法」から抜粋。

Cloudflareは、2022年5月から2023年5月までに処理された約130億通のメールから収集した、2億7,900万通以上のメール脅威インジケーター、2億5,000万通の悪意のあるメッセージ、10億件以上のブランドのなりすまし(1通のメールに複数のなりすましが存在する可能性がある)、およびその他のデータポイントのサンプルを評価しました。

なお、日本国内でのフィッシング脅威レポートは、公的な組織から発信されることが多かったのですが、グローバルで情報を保有している 実際のサンプルを分析されている生々しいCloudflare のレポートは貴重な情報だと思います。

【報道発表資料や各媒体の記事】

(添付資料:2023年フィッシング脅威レポート)

【ニュースリリースやWeb速報など】

【電子メールの脅威トップ】

  1. 偽装リンク
  2. ID詐称
  3. 企業・ブランド偽装

【推奨対策】

  1. ZeroTrustアプローチで電子メールを保護
  2. 複数のフィッシング対策機能でクラウドメールを強化
  3. フィッシングに強い多要素認証の採用
  4. 人間がミスを犯しにくくする
  5. 偏執的に攻められることのない文化を確立する

Cloudflare フィッシング 脅威レポート

「フィッシング」 (Phishing)は、インターネットでの詐欺手法のひとつ)です。有名なWebサイトを装って個人情報などを奪う詐欺行為です。フィッシング(Phishing)の語源は、いくつかの見解がある。

Cloudflare Phishing Threat Report (英語版)

しかし、米国(英語)では、もっと前からレポートが発行されていたようです。

参考情報、出典

Cloudflare (English)

Cloudflare Japan (日本語)

そのほか

Cloudflare リンク集

Cloudflareに関するメディア掲載記事(Published in an IT magazine)

Cloudflare 報道発表資料(Published in PRTIMES)

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