![[プレビュー]Amazon EC2 M4 Max Mac インスタンスがプレビューされました](https://images.ctfassets.net/ct0aopd36mqt/33a7q65plkoztFWVfWxPWl/a718447bea0d93a2d461000926d65428/reinvent2025_devio_update_w1200h630.png?w=3840&fm=webp)
[プレビュー]Amazon EC2 M4 Max Mac インスタンスがプレビューされました
はじめに
2024年10月30日にApple社よりM4チップファミリーを搭載したMacBook Proのプレスリリースがあり、同年11月8日より販売が開始されました。
それから約一年たった本日、AWS re:Invent 2025にてAmazon EC2 M4 Max Mac インスタンスのプレビューが発表されました。

Amazon EC2 M4 Max Mac インスタンスとは
Amazon EC2 M4 Max Mac インスタンスは、M4 Max搭載のMacBook Proと同等のスペックです。
- 16コアのCPU
- 40コアのGPU
- 16コアのNeural Engine
- 128GBのユニファイドメモリ
M4 Max搭載のMacBook Pro(16インチ)は日本円で1台634,800円するので、そう簡単に購入できる金額ではありません。検証やビルドの関係でこのスペックのMacが必要になった場合に、使った時間に応じての支払いになるEC2インスタンスの利用ができれば助かります。
プレビュー段階でも利用は申請が必要
Amazon EC2 M4 Max Mac インスタンスは現在プレビューの段階で、一般提供を開始(GA)している状態ではありません。
利用の際にはAWSへのリクエストが必要になります。
Amazon EC2 M4 Max Mac インスタンスのプレビューの詳細やアクセスをリクエストするには、Amazon EC2 Mac ページにアクセスしてください。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2025/12/amazon-ec2-m4-max-mac-instances-preview/
大きいEC2インスタンスの利用制限の検討
今回プレビューになったAmazon EC2 M4 Max Mac インスタンスのような、非常に大きいEC2インスタンスを即時に起動できることはAWSを使うメリットである一方で、大きなリスクでもあります。
誤って作成されそれが放置された結果想定外のコストがかかる可能性や、アクセスキーの漏洩などがあった場合などに不正に大きいサイズのインスタンスが起動されビットコインマイニングの被害を受ける可能性があります。
利用するAWS環境で利用する可能性のないサイズのEC2インスタンスの作成を、SCP等で制限してあらかじめユーザーが作成できないようにするというガードレールを採用することでそのようなリスクを軽減できます。
以下、SCPのサンプルです。ガードレース設計時の参考にしていただければと思います。
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Sid": "DenyLargeInstanceTypes",
"Effect": "Deny",
"Action": "ec2:RunInstances",
"Resource": "arn:aws:ec2:*:*:instance/*",
"Condition": {
"StringLike": {
"ec2:InstanceType": [
"*.??xlarge",
"*.???xlarge",
"p*.*",
"*.metal"
]
},
"StringNotLike": {
"ec2:InstanceType": [
"*.10xlarge",
"*.12xlarge"
]
}
}
}
]
}
最後に
インパクトのある新機能のアップデートが多いAWS re:Invent 2025ですが、このようなアップデートも見逃せません。
現在はプレビュー段階ですが、一般提供開始(GA)が楽しみです。








