[アップデート] S3より安くなった!Amazon EBS Cold HDD(sc1)ボリュームの価格が40%値下げされました!
本日、Amazon EBS Cold HDD(sc1)ボリュームの価格が 40% 値下げされたとの発表がありました。
S3 より安くなった!
sc1 はシーケンシャルアクセスに特化したストレージタイプです。同様のストレージタイプ st1 ほど高性能である必要がなく、大容量のファイルストレージに向いています。
ストレージタイプ別のパフォーマンス検証は以下の記事が非常に参考になります。ランダム I/O には不向きですが、シーケンシャル I/O であれば期待値次第で十分に利用できるストレージタイプであることが解りますので、あわせてお読みください。
値下げ後の東京リージョン価格は GB あたり 0.018 USD
となっています。(2020年11月9日から新しい価格が有効になっています)
sc1 の最小利用可能サイズ 500 GB の場合、わずか 9 USD
です!從來は GB あたり 0.03 USD
でしたので最低利用価格は 15 USD
でしたが、10 USD
を切る価格で利用可能になりましたね!
また S3 標準が GB あたり 0.025 USD
ですので、ついに S3 よりも安い EBS ストレージの誕生ですね!!(もちろん、用途が違いますが)
価格表(東京リージョン)
ストレージタイプ | GBあたりの料金 |
---|---|
汎用 SSD (gp2) | 0.12 USD |
スループット最適化 HDD (st1) | 0.054 USD |
Cold HDD (sc1) | 0.018 USD |
EBS スナップショット | 0.05 USD |
S3 標準 | 0.023 USD |
さいごに
sc1 は Windows ファイルサーバーなどの比較的大容量な用途で利用されるストレージタイプですので 40% の値下げはコスト削減に大きく貢献してくれるでしょう!
EBS スナップショットは GB あたり 0.05 USD
のままです。更新頻度の高いデータの場合はスナップショットの管理に気をつけないと、せっかくの低価格ストレージの恩恵が薄まってしまうので注意したいポイントですね。
以上!大阪オフィスの丸毛(@marumo1981)でした!