計画された偶然(プランド・ハップンスタンス)からたどり着いた新規事業開発の日々 #deviocamp

2022.10.20

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はじめに

どうも、Korinです。

プロパゲートの事業立ち上げに携わってから約1年、ついにサービスリリースという節目を迎えたわけですが、これまでを振り返るとクランボルツの理論にもある「プランド・ハップンスタンス(計画された偶然)」が多くあることに気づき、 今回のブログでは私が経験した「プランド・ハップンスタンス」を紹介します。

このブログを通じて、「プランド・ハップンスタンス」とは何かということ、そしてキャリア問題に直面している方にはこういう考え方もあるんだと、これからのキャリアを考える上での少しの助けになれたら嬉しいです。

プランド・ハップンスタンスについて

プランド・ハップンスタンスとは

プランド・ハップンスタンスとは1999年にクランボルツが発表したキャリア形成理論です。

この理論には

  • 変化の激しい現代において、キャリアの8割は偶然の出来事によって形成される
  • 偶然の出来事を利用して、キャリア形成に役立てる
  • 自ら偶然の出来事を引き寄せるよう働きかけ、積極的にキャリア形成の機会を創出する

という考えがベースにあります。

元々計画していたキャリアイメージとは異なる方向に進むことは珍しくなく、この偶然を意図的にキャリア形成に活かしていこうとするのが、プランド・ハップンスタンスの考え方です。

ちなみにクランボルツ自身、テニス部の顧問に進路相談をしたところ、この顧問が心理学者だったので、心理学を専攻することに決めて、偶然にも心理学者になったとか。

やりたいことよりやるべきことを考える

現代社会では、予期せぬ出来事が起こる可能性が多く、変化や変動に戸惑うことがあると思います。 やりたいことが分からない、やりたいことはあるけど叶える自信がない そんな人も多いんじゃないでしょうか。

ただチャンスを待つのではなく、人生で起こるすべてのことに意味があると思いながら、やるべきことをやる。 偶然がもたらす影響を積極的に取り入れていくことで偶然を必然にする(チャンスをものにする)というのがプランド・ハップンスタンスであり、偶然を必然にするには以下のような5つのスキルが必要であるとクランボルツは指摘しています。

  1. 好奇心:たえず新しい学習の機会を模索し続けること
  2. 持続性:失敗に屈せず、努力し続けること
  3. 楽観性:新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
  4. 柔軟性:こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
  5. 冒険心:結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

参考:その幸運は偶然ではないんです!

ここまでプランド・ハップンスタンスについて解説してきましたが、実際に私が経験したプランド・ハップンスタンスを紹介したいと思います。

私が経験した「プランド・ハップンスタンス」

事業立ち上げして失敗した過去

前職は数十人のベンチャー企業で人事として入社したのですが、なぜか、マーケティングの教育を受けた人材を企業に紹介するといった教育・育成事業、人材紹介事業の立ち上げにアサインされました。かなり戸惑いましたが、事業立ち上げは元々やってみたいと思っていたので、正直嬉しかったですね。

当時、数人で事業立ち上げをしていたので、決まった業務などなく、カスタマーサポート、営業、キャリアアドバイザー、行政手続きなど、全く経験のないことをゼロからやる日々でした。ただ目の前にある「やるべきこと」をやり切り、事業が大きくなることを夢見て頑張っていたのですが、思うように事業が伸びず、結局半年で事業撤退に!え、まじか!w今までの頑張りは何だったんだ・・・という気持ちになりつつも、いつかこの経験をまた活かせる時がくるだろう、そんな風に前向きに考えてました。

プロパゲートとの偶然の出会い

昨年、縁あってクラスメソッドに人事としてジョインしたんですが、11月頃にプロパゲートのtake3000さんから偶然お声がけ頂いたことから、プロパゲートの事業立ち上げに携わることに。まさか、また事業立ち上げに携われるなんて!しかも教育事業!こんな偶然があるものかと正直びっくりしつつも、過去の経験を活かしながら、今回のサービスリリースに少しでも貢献できたかなと思ってます。

このプランド・ハップンスタンスの経験から、失敗をしてでも好奇心をもって努力をするのには意味がある、偶然を必然にする(チャンスをものにする)のは自分次第だと気付かされました。

さいごに

DevelopersIO BASECAMPでIT技術をシゴトに

このブログを見ているのも偶然ですし、 DevelopersIO BASECAMPがこのタイミングでスタートするのも偶然ですよね。

IT技術をシゴトにするチャンスを受け身で待つのではなく、この偶然を活かして、未来への可能性を広げませんか?

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