Amazon Q Business でパフォーマンスを可視化できるインサイトが追加されました
こんにちは、森田です。
以下のアップデートで Amazon Q Business でパフォーマンスを可視化できるインサイトが追加されました。
追加されたインサイト
追加されたインサイトは、大きく以下2つに分かれています。
- Amazon Q Business アプリケーション
- Amazon Q Apps
Amazon Q Business アプリケーション
| 分析項目 | 説明 |
|---|---|
| 平均日次アクティブユーザー数 | アプリケーション環境で少なくとも1回のチャットセッションに参加した1日あたりの平均ユニークユーザー数 |
| ユーザー合計数 | このアプリケーション環境の全ユーザー数 |
| 週次アクティブユーザー数 | 選択期間の週で少なくとも1回のチャットセッションに参加したユニークユーザーの総数 |
| 月次アクティブユーザー数 | 選択期間の月で少なくとも1回のチャットセッションに参加したユニークユーザーの総数 |
| 会話合計数 | このアプリケーション環境で発生したチャット会話の総数 |
| クエリ合計数 | このアプリケーション環境で受信したチャットメッセージクエリの総数 |
| ユーザーあたりの平均クエリ数 | 1日あたりのチャットクエリを日次アクティブユニークユーザーで割った平均値 |
| 会話あたりの平均クエリ数 | 総チャットクエリを総会話数で割った平均値 |
| プラグイン合計数 | このアプリケーション環境で現在使用されているプラグインの総数 |
| 最も使用されているプラグイン | このアプリケーション環境で最も頻繁に使用されているプラグイン |
| 概要トレンド | 日次アクティブユーザー数と総日次個別チャットクエリを示す2本の傾向線を表示 |
| ユーザフィードバックの傾向 | 高評価、低評価、フィードバックなしの3本の傾向線を表示 |
| 低評価理由チャート | 低評価フィードバックの理由の内訳を示す円グラフ |
| 低評価フィードバッククエリ | 失敗した応答となったクエリのリストを表示 |
| 失敗したクエリ応答チャート | 回答が見つからなかった場合とガードレールによってブロックされた場合の失敗した応答の内訳を示す円グラフ |
| 失敗した応答クエリ | 失敗した応答となったクエリのリストを表示 |
| クエリトレンド | ファイルアップロード、ガードレールによるブロック、関連する回答が見つからなかった件数を示す3本の傾向線 |
| プラグインチャート | 各プラグインの1日あたりの使用回数を示す棒グラフ |
| 会話チャート | 指定された日付範囲における1日あたりの総会話数を示す棒グラフ |
| 会話あたりの平均クエリ数トレンド | 1日あたりの総クエリ数を総会話数で割った会話あたりの平均クエリ数を示す棒グラフ |
Amazon Q Apps
| 分析項目 | 説明 |
|---|---|
| アクティブユーザー | Q Appsの作成、更新、実行を行う1日あたりの平均ユニークユーザー数 |
| アクティブ作成者 | Q Appsの作成または更新を行う1日あたりの平均ユニークユーザー数 |
| Q Apps合計数 | 1日あたりのQ Apps合計数の平均 |
| アクティブQ Apps | 実行または更新された1日あたりの平均Q Apps数 |
| Q Appユーザトレンド | 日次アクティブユーザーと日次アクティブ作成者の推移 |
| Q Appトレンド | 作成された日次Q Apps合計数とアクティブ日次Q Apps数の推移 |
| Q Apps合計実行数トレンド | 日次Q App実行数の推移 |
| 公開Q App合計数トレンド | 日次公開Q Apps合計数の推移 |
やってみた
実際に Amazon Q Business アプリケーションを作成して追加されたインサイトを確認してみます。
アプリケーション作成後、サイドバーからInsights→Amazon Q Business insightsを開きます。

Amazon Q Business insights
ざっくりとユーザ数などのアプリケーションのインサイトが確認できます。

特に以下の会話総数やクエリ情報はアプリケーションの利用状況を把握することができ、便利そうです。

また、使用しないウィジェットについては、削除することもできます。

Amazon Q Apps insights
こちらは、Q Appsのインサイトとして、Q Appsの作成者数や利用者数などを確認できます。

さいごに
今回追加されたダッシュボードは、Amazon Q Business の利用状況を一目で確認できる便利なツールとなっています。
生成AIアプリケーションを使う上で必要なツールが豊富に揃ってきているので、ぜひ皆さんも使ってみてください。






