[アップデート] Amazon Q Developer のコンソールチャット/モバイルアプリケーション/チャットアプリケーションでついに日本語が使えるようになりました

[アップデート] Amazon Q Developer のコンソールチャット/モバイルアプリケーション/チャットアプリケーションでついに日本語が使えるようになりました

2025.08.02

いわさです。

昨日 Amazon Q Developer のサポート言語が追加されたというアナウンスがありました。

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2025/07/q-developer-multi-language-support/

これまで Q Developer CLI や Q Developer IDE では日本語がサポートされており、すでにみなさんガンガン使われている状態だと思うのですが、コンソールチャットやチャットアプリケーションではまだ日本語サポートされておらずにあまり使われてなかったのではと思います。
今回のアップデートでついにそれらにも日本語がサポートされるようになりました。

Q CLI や IDE はやはり環境を自分でセットアップする必要があったので、サクッと使いたい時には既に組み込まれているマネジメントコンソール上や Slack や Teams などのチャットアプリケーション上から使えるほうが便利なこともあります。

ちなみにこのアップデート AWS のカツさんも既に紹介されており、このポストを見て興奮しました。

https://x.com/katzueno/status/1951136677554233436

今回サポートされた色々な環境で確認してみたのでその様子を紹介します。

マネジメントコンソール

まずはマネジメントコンソール上のチャット機能からです。
これまでも色々なアップデートが来ていたのにも関わらず、日本語対応されていないせいでどうも使う気になれなかったこの機能。これからかなり利用頻度があがりそうです。[1][2]

これまでは次のように日本語がサポートされていなかったので、挨拶すらしてくれませんでした。

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これからは日本語で問いかけると次のように日本語で返答してくれるようになりました。
なにやら冒頭数行にデバッグログみたいなものが出ているような気もしますが、無視しましょう。

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CloudFormation スタックの作成に失敗したのでその理由などの分析させてみました。イベント情報などを分析して具体的な対応内容を挙げてくれました。素晴らしいです。

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チャットアプリケーション

続いてチャットアプリケーションでも確認してみます。
私は普段 Slack を使っており、AWS アカウントを連携しています。
日本語対応されていなくても CloudWatch アラームの連携などで特に重宝はしていたのですが、そこからの分析なども Amazon Q にお願いすることができますね。

こちらも先日までは挨拶すらしてくれない状態でした。

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アップデート後は次のように日本語を理解し、日本語で回答してくれるようになりました。
普段 CLI や IDE に馴染みのないかたも Slack などで Amazon Q を活用するシーンが増えそうです。

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こちらも挨拶ではない具体的な質問をしてみたところ、コンソールチャットと同様に冒頭数行デバッグログみたいなものが出ていましたが...無視しましょう!

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モバイルアプリケーション

最後に、モバイルアプリケーションでも確認してみます。
実は Amazon Q がプレビューで登場した初期のころからモバイルアプリにも Amazon Q タブがありまして、Amazon Q と会話することが出来ていました。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-q-preview-console-mobile-app-ios/

こちらも日本語はサポートされていなかったのですが、同様に日本語サポートされていることを確認しました。

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さいごに

本日は Amazon Q Developer のコンソールチャット/モバイルアプリケーション/チャットアプリケーションでついに日本語が使えるようになったので3環境で確認してみました。

今回日本語がサポートされたことで、AWS 上のトラブルシューティングや分析など、様々な利用シーンで活用が進みそうです。

なお、CLI や IDE の場合はリソース変更などを行う use_aws ツールが組み込まれていますが、今回紹介したチャット系の環境では利用が出来ません。またコンテキストフックやモデル選択などのオプションも提供されていません。
あくまでも読み取り機能を使った分析などがメインになると思いますので、より高度な機能を使いたい場合は、引き続き CLI や IDE などの利用を検討してください。

脚注
  1. [アップデート] Amazon Q Developer in chat applications とコンソールチャットがデータに関する質問に回答できるようになりました | DevelopersIO ↩︎

  2. [アップデート] Amazon Q Developer に AWS アカウントのコスト分析と最適化提案をしてもらえるようになりました | DevelopersIO ↩︎

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