Alteryx でバーコードとQRコードの読み取りと新規発行する方法
はじめに:
Alteryx 2022.1 の新機能としてはバーコードやQRコードを使って幅広い内容のデータ分析が可能になりました。Barcode ツールはアルテリクス・インテリジェンス・スイート (AIS) 2022.1 に含むツールで、使用する前に AIS のライセンスが必要です。使用する際にデザイナーとAISのバージョンが同一であることが条件です。さまざまなテキスト情報「メールアドレス、URL、英数字テキストなど」をバーコードおよびQRコードとの間で相互変換ができます。
バーコードツールの使い方:
バーコードの使い方
バーコードとテキストの相互変換用 “Code 128” を利用します。バーコードの読み取りと作成には ASCII 文字のみで文字数が 253 までが使用可能です。もし対象のテキストに ASCII 文字と Unicode 文字の組み合わせがある場合はうまく処理されないことがあります。
テキストからバーコードの画像を作成するには、テキストが上記の基準に適合することを確認してから、バーコードツール(コンピュータービジョンカテゴリより)を追加してデータに接続します。以下に示すようにツール構成を設定します。実行すれば入力テキストからバーコードが生成されます。
発行されたバーコードが画像として保管されているため、画像ツールを加えて閲覧ツールでバーコードの確認ができます。必要に応じて画像ツールの設定を変更することで画像のサイズやボーダー線を表示することができます。
ワークフローを実行すれば以下のような結果が現れます。
次は、上記で発行されたバーコードを読み取り、その情報をテキストとして表示させます。バーコードを読むためにも同じくバーコードツールを使用します。既存のワークフローにバーコードツールを加えて以下のように設定します。
最後に、閲覧ツールを加えて結果を確認することができます。“decoded” という列にバーコードから取得した情報が現れます。
QRコードの使い方
QRコードとテキストの相互変換用 “QR” を利用します。QRコードの場合は英語以外の言語も使えるのと文字数が 253 以上も使用することが可能です。
テキストからQRコードの画像を作成するには、バーコードツール(コンピュータービジョンカテゴリより)を追加してデータに接続します。以下に示すようにツール構成を設定します。実行すれば入力テキストからQRコードが生成されます。
発行されたQRコードが画像として保管されているため、画像ツールを加えて閲覧ツールでQRコードの確認ができます。必要に応じて画像ツールの設定を変更することで画像のサイズやボーダー線を表示することができます。
ワークフローを実行すれば以下のような結果が現れます。
次は、上記で発行されたQRコードを読み取り、その情報をテキストとして表示させます。QRコードを読むためにも同じくバーコードツールを使用します。既存のワークフローにバーコードツールを加えて以下のように設定します。
最後に、閲覧ツールを加えて結果を確認することができます。“decoded” という列にQRコードから取得した情報が現れます。
最後に:
バーコードツールを使用することにより、バーコードとQRコードをエンコードおよびデコードすることができます。この便利なツールはアルテリクス・インテリジェンス・スイートに含まれており、追加のインストールとライセンスが必要です。