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[アップデート] Amazon Quick Sight のテーブルビジュアルで閲覧者がカスタマイズできる項目が増えました
いわさです。
Amazon Quick Sight ではダッシュボードを作成して閲覧者に利用させることが出来ます。
ビジュアルの編集については作成者の権限となっており、ダッシュボード上のビジュアルのカスタマイズは閲覧者はかなり制限されており、フィルターコントロールなどを追加することで絞り込みなど様々な機能を追加する必要がありました。
Quick Sight の様々なビジュアルの中でテーブル形式でデータを表示するテーブルビジュアルとピボットテーブルのビジュアルがあったのですが、こちらも利用者から操作できたのはカラムサイズの変更くらいでした。
これが先日のアップデートで、閲覧者向けにダッシュボードのテーブル・ピボットテーブルビジュアルを少しカスタマイズできる機能が追加されました。
これによって分析する閲覧者が、自分のユースケースにあわせて列の位置を変更したり、不要な列を非表示にしたりなどが出来るようになります。
この機能は追加の設定は不要で、すでに既存のテーブルビジュアルを使ったダッシュボードを通して閲覧者が利用可能です。早速使ってみたのでその様子を紹介します。
使ってみる
閲覧者でサインインし、今回はテーブルビジュアルを使ったダッシュボードで確認をしてみます。
次のようにビジュアルの一部にテーブルが使用されています。
本機能の使い方ですが、列ヘッダーをクリックするとツールチップが表示され、そこから各機能にアクセスできます。
私の記憶では昇順・降順の切り替えは前から使えたような気もしており、今回追加されたのはおそらく以下の赤枠の部分だと思います。
それぞれの機能を確認してみます。
列を固定
「列を固定」では単一の列、あるいは複数の列を横スクロールの際に固定化（スクロールさせない）ができます。
試しに Secter 列を選択して「列を固定」を選択してみましょう。
Secter 列が一番左に来て、さらに横スクロールしてみるとちゃんと固定化されています。
これは列数の多いテーブルでは非常に使いやすそうですね。
さらに他の列を選択して同じように固定化してみると複数列が固定化されました。これもとても良いです。
列の移動
なんと指定した列の位置を移動させることができます。
列を選択して「左に移動」あるいは「右に移動」を選択します。
私が試した際には不具合なのか選択していない列が変な位置に移動されてしまったのですが、列が移動されました。
今後修正されて正しく動いてくれるようになると、閲覧者ごとに注目したい列の優先順に並び替えたりできるのでこれも機能としては便利そうです。
列の非表示
最後に列の非表示機能です。
そのままですが、選択した対象列を非表示にすることができます。これは並び替えと同じで以前からできていたような気もちょっとするのですが改めて使ってみます。
必要な列のみに絞ることが出来ました。これも閲覧者ごとに注目したい列が変わってきそうなので良さそうですね。
ビジュアルのリセット
これはおそらく今回追加されたのではないでしょうか。アイコンを見た記憶がないです。
各種機能を使った後にテーブルメニューに「元にビジュアルにリセット」が表示されていました。
こちらを押すことで、固定化した列や変更した位置情報など、元のビジュアルにリセットすることが出来ました。
さいごに
本日は Amazon Quick Sight のテーブルビジュアルで閲覧者がカスタマイズできる項目が増えていたみたいなので使ってみました。
一部項目は以前から出来ていたような出来ていなかったようなちょっと自信のない部分もあるのですが、列の固定などはおそらく以前はなかったはずです。
また、今回の機能を使ってカスタマイズしたビューの情報は、フィルター情報などと同じで閲覧者ごとに保存されていました。
閲覧者の方はぜひ使ってみてください。
