[アップデート] Amazon QuickSight でダッシュボードがバージョン管理できるようになり、公開機能の UI が変更されました
いわさです。
Amazon QuickSight では分析に対して公開操作を行うことで閲覧者向けにダッシュボードを公開することができます。
分析に加えた変更は自動でダッシュボードに同期されるわけではなく、更新するごとに公開操作が必要です。
この公開操作を行うことで既存のダッシュボードに更新を反映することでダッシュボードの内容が置き換わります。
これまでダッシュボードの過去の内容は保持されなかったのですが、先日のアップデートでダッシュボードのバージョン管理機能が追加されました。
この機能を使うとなんとダッシュボードのバージョンを過去のものに戻すことができます。これはすごい。
過去 1,000 バージョンまで保持することができるとのことです。
また、本アップデートでは「publish any analysis to any dashboard」という機能も追加されています。
こちらどういうものなのかというと、分析とそこから公開したダッシュボードは関連付けがされており、既存ダッシュボードの更新を行う際は分析に紐づいているダッシュボードへのみ更新することが出来ました。従来は。
今回のアップデートで関連づいていないダッシュボードに対して全然関係ない分析から公開できるようになりました。
例えば分析を大幅に更新したい時など、Redo/Undo機能のみだと不安で分析を複製してそこに対して変更を加えたくなる時があります。そういった場合でも今まで使っていたダッシュボードを更新することが出来ます。
従来だと分析を複製すると新しいダッシュボードを発行する必要があったので URL や ID が変わっていたのですが、今回の機能を使うことでそれらは同じものを使うことができるので、閲覧者やダッシュボード埋込先のアプリケーションに影響なく別の分析の変更を反映することが出来ます。
ダッシュボードのバージョン管理
まずダッシュボードのバージョン管理機能からです。
分析から次のようにダッシュボードの公開を行います。
公開されたダッシュボードを見てみると、「バージョン管理」というアイコンが追加されています。
数日前まではなかったのでこれが今回追加されたもののようです。
アクセスしてみると対象ダッシュボードのバージョン情報を確認することが出来ました。
なんか埋め込み変数みたいなの表示されていますね。AWSのアップデート直後はよくあるやつです。英語表示に切り替えてみましょう。
ちゃんと表示されるようになりました。日本語の翻訳メタデータが間違ってるのかもしれませんね。きっとそのうち直るでしょう。
で、この既存のダッシュボードに対して新しいバージョンを発行してみます。
そうするとバージョンが2として公開されました。なるほど!
古いダッシュボードバージョンに戻してみる
さらに、旧バージョンを選択してみると「PUBLISH」ボタンがありますね。
どうやらこのボタンを押すことで対象の旧バージョンへダッシュボードを戻すことができるみたいです。押してみましょう。
確認ダイアログが表示されます。
この旧バージョンへ戻す機能は表示中ユーザーのセッションだけでなく、対象ダッシュボードを閲覧する全ユーザーに適用されますよ。ということです。
次のようにバージョン1に戻すことが出来ました。ダッシュボードURLなどは変わりません。
また、ここからさらにバージョン2の情報は残っているのでここから逆に戻すことも出来ます。
新しいダッシュボード公開機能
続いて新しいダッシュボード公開機能を確認してみましょう。
まず、4月3日5:00時点ではまだ東京リージョンではこの機能を確認することが出来ませんでした。QuickSight の新機能ロールアウトはなぜかアナウンスがあってから少し遅れることがあるのはいつものことです。気長に待ちましょう。そのうち来ます。
今回はバージニア北部リージョンで確認しました。
適当な分析で公開操作を行うと先ほどと全然違う公開ダイアログが表示されましたね。これです。
バージョンごとにコメントを残せる
バージニア北部なので Q in QuickSight 関係の機能が含まれていますが、注目して頂きたいのは以下の「Add notes」のところです。
要は公開時にコメントを残すことができるのです。
既存ダッシュボードの更新を行う場合にも都度コメントを設定することができるので、どういう変更を行ったのかなど残しておくと良いでしょう。
ここで入力したコメントは前述のバージョン管理機能上でコメントとして確認することが出来ます。
紐づいていない既存ダッシュボードに発行する
既存ダッシュボード更新機能では前述のとおり関連付けのないダッシュボードを更新することが出来ます。
上記ドロップダウンだと関連づいているダッシュボードのみが表示されるのですが、「Browse all dashboards …」を開くと次のように他のダッシュボードを選択することができるようになっています。
そして、関連づいていないダッシュボードを選択した場合は次のように警告が表示されます。
発行してみると、別の分析から作成されたダッシュボードを上書きすることが出来ました。ただバージョン管理機能で戻すことが出来ますので、意図せず上書きしてしまった場合も旧バージョンに戻せますね。
さいごに
本日は Amazon QuickSight でダッシュボードがバージョン管理できるようになり、公開機能の UI が変更されたので使用方法などの紹介を行いました。
ダッシュボード更新時に EventBridge で拾ってコード保存するバックアップ目的のソリューションを見たことがあるのですが、用途によってはもう今回の機能で良さそうです。
アナウンスによると東京リージョンも対象なのでおそらく数日で降ってくると思います。UI がちょっと変わるかもしれませんが混乱しないようにしましょう。