QuickSightにいつの間にか日付フィルターが追加されていたのだが、書式指定出来るようになっていた
いわさです。
QuickSightにはフィルター機能がいくつか存在していますが活用されていますでしょうか。
実は2021年4月ごろには日付フィルタが追加されています。
そして先日その日付フィルターにカスタム日付の書式設定が出来るようになりました。
4月時点ではスルーしていましたが、今回のアップデートとあわせて触ってみました。
日付フィルターが追加
まずは、日付フィルター本体です。
テキストや数値など、データの形式にあわせたフィルターを設定することが出来て、その形式ごとにフィルターの設定仕様は異なっています。
日付フィルターでは以下のように、フィルタータイプ・時間詳細度・開始日・終了日を指定することが出来ます。
フィルタタイプ
フィルタタイプでは、範囲・相対・上位下位が指定可能です。
範囲はイメージがつきやすいと思います。
開始日あるいは終了日を絶対値で指定します。
相対日付の場合は、現在日付から見た相対的な日時を指定したフィルターです。
上位・下位は日付に関連した別フィールドでランク付けを行い、その上位x日分といった指定を行います。
比較の種類は日時の指定方法を選択できるもので、例えば日付と時刻の範囲の場合では以下のように日付の指定方法を選択出来ます。
こちらはフィルタタイプによって選択可能な項目は変わります。
時間詳細度
時間詳細度は範囲日付の場合に選択可能なオプションです。
年月日ではなく時分秒まで指定したい場合に使用します。
こちらもフィルタタイプに依存したオプションになっています。
シートに追加
フィルターはコントロールとしてシートへ追加することが可能です。
フィルター編集画面で対象フィールドのメニューから「シートに追加」を選択します。
対象の日付フィールドに紐付いたコントロールが追加されました。
フィルター編集画面を使用しなくても、このコントロールから日付フィルターの値を変更することが出来ます。
カスタム書式にも対応
こちらは先日追加された機能で、この日付フィルターコントロールにカスタム書式を適用出来る機能です。
使い方は一般的なカスタム書式の使い方と同じで、定義されたフォーマットを組み合わせて以下のエリアへ入力することで適用されます。
また、利用できるフォーマットは以下に定義されています。
現在のロケールが反映される
書式の中には月/日など、ロケールに依存するものがありますが、こちらはQuickSightの表示言語によって自動で切り替わります。
以下はMMM - Do
を選択し、QuickSight言語を英語にした場合です。
フォーマットで変換された結果も追従されていますね。
さいごに
本日はQuickSightの日付フィルターをためしてみました。
テキストや数値のフィルターもそうなのですがQuickSightのフィルターなかなか高機能で使いやすいのですよね。
また、コントロールとして追加出来ると分析機能として提供出来る範囲も広がるので是非活用していきたいと思います。
他にもカスケードフィルターの機能もありますのでいくつかのフィルターを組み合わせるとおもしろいことが出来そうです。