QuickSight で日付ギャップとグループディメンションを組み合わせると null グループが作成されてしまう
いわさです。
先日、日付データの歯抜けがあった場合に使えるオプションについて紹介しました。
このオプションと、グループ機能を併用すると、本日時点では不正なグループがUI上表示されてしまうので、回避方法をご紹介します。
日付ギャップとグループ
今回もMicrosoft Excelで。
毎月のAグループ、Bグループの数値を可視化したいものとします。
ただ、2021年6~7月のデータは欠損しています。
データセットの取り込みを行い、垂直棒グラフビジュアルで、グループにGROUPを指定すると次のように表示されます。
ここで6月と7月の欠損期間を表示させたいため、前述した日付ギャップを有効化させます。
6月と7月の欠損期間を表示させることが出来ましたが、nullというグループが表示されるようになってしまいました。
各月もAとBだけでなくnullのスペースが考慮されてしまっています。
現時点で設定値での解決策はなく、データセットを工夫する必要がある
凡例やグループ、フィルターを駆使してどうにかならないものかと探していましたが、無理でした。
結果としてデータセットのデータ構造を変更させてnullを表示させないようにしました。
以下のようなデータ構造に変更します。
可視化させます。
ただし、グループ機能は使わずに値にグループの数だけフィールドを選択させます。
nullを回避した上で、期待どおりのビジュアルとなりました。
値フィールドを固定数選択しているのはイマイチな気もしますが…。
注意事項
本記事は直近お困りの方がいるかもしれないと思い用意しました。
バージョンアップで将来 null が表示されなくなった場合、データ構造変更する必要はないと思いますので、その点だけご注意ください。