[アップデート] Amazon QuickSight テーブルビジュアルが複数フィールドの並び替えをサポートしました

2024.05.31

いわさです。

先日、複数フィールドの値を組み合わせた並び替えを行いたい場合にソート用の計算フィールドを作成して並び替えを行う方法を紹介しました。

その数日後、QuickSight のテーブルビジュアルが複数フィールドの並び替えをサポートしました。

どうやらこのアナウンスによると先日のオフビジュアルフィールドを使用したソートも今回のアップデートで使えるようになったようですね。
そのあたりは前回の記事で検証したので、今回は複数フィールドのソートを試してみます。

使い方

今回のアップデートで分析のテーブルビジュアルに次のアイコンが追加されています。
押してみましょう。

見慣れないダイアログが表示されましたね。
このツールを使って並び替えの条件を設定します。
デフォルトで選択されているのは既存のソート機能で設定済みのフィールドですね。

ソート用の計算フィールドだったのですが、今回の複数フィールドソートに置き換えてみましょう。
ソート基準として val1 の昇順、次に val2 の降順を指定してみると、次のように val1 の昇順でソートされ、val1 が同一値のものはその中で val2 の降順でソートされています。良いですね。

まぁ基本的な使い方はこれだけです。簡単。

操作可能な項目

ソート基準ではビジュアルで使っているフィールドを選択することが出来ます。
なお、既に選択済みのフィールドは選択することは出来ません。当たり前か。

各フィールドに設定出来るのは昇順と降順です。

設定済みのフィールドは次のコンテキストメニューから移動することが可能です。

最大 10 件まで

ソート基準として設定出来るフィールドは最大 10 件となっています。

非表示フィールドも設定可能

なお、ビジュアルで使用していれば非表示のフィールドもソート基準として使用することが出来ます。

一方で同一データセットであってもビジュアルに使用していないフィールドの場合はソート基準に使うことが出来ませんでした。

さいごに

本日は Amazon QuickSight テーブルビジュアルが複数フィールドの並び替えをサポートしたので操作方法や上限値などを確認してみました。

これは地味ですが嬉しい機能だと思いますね。
これまではソート周りがちょっと弱くて計算フィールドやフィルターを駆使せざるを得ないことがありました。