QuickSightのピボットテーブルで列・行・値フィールドの表示/非表示ができるようになりました
いわさです。
最近 QuickSight で小さなアップデートが多いですね。
しばらくアップデートなかったので良い感じです。
先日ピボットテーブルで任意のフィールドの表示・非表示を切り替える機能が追加されたのでご紹介します。
フィールドの表示・非表示
従来はテーブルビジュアルではフィールドの表示・非表示切り替えがサポートされていました。
これが、ピボットテーブルビジュアルでも利用できるようになったようです。
ためしてみる
まずは、以下のサンプルデータからデータセットと分析を作成し、ピボットテーブルビジュアルを作成します。
key1,key2,kind1,value1,value2,value3 aaa,a,hoge,11,49,51 aaa,a,fuga,12,48,52 aaa,a,piyo,13,47,53 aaa,b,hoge,14,46,54 aaa,b,fuga,15,45,55 aaa,b,piyo,16,44,54 aaa,c,hoge,17,43,53 aaa,c,fuga,18,42,52 aaa,c,piyo,19,41,51 bbb,a,hoge,21,39,61 bbb,a,fuga,22,38,62 bbb,a,piyo,23,37,63 bbb,b,hoge,24,36,64 bbb,b,fuga,25,35,65 bbb,b,piyo,26,34,64 bbb,c,hoge,27,33,63 bbb,c,fuga,28,32,62 bbb,c,piyo,29,31,61
ビジュアルを選択すると、分析の上部にフィールドウェル(Field wells) が表示され、各フィールドの細かい設定ができるようになります。
ここでは、値フィールドのひとつを選択し「列を非表示にする」を選択します。
そうすると以下のようにvalue2
が非表示となりました。
同じ方法でほかの行や列も非表示にしていきます。
一部のフィールドはビジュアル上のコンテキストメニューからも非表示にすることができます。
ダッシュボードで公開
ちなみに、フィールドを非表示にした状態でダッシュボードへ公開してみるとどうなるでしょうか。
フィールドは非表示のままダッシュボードで公開されました。
そして、ダッシュボードではフィールドの表示・非表示の切り替えができないので、リーダーが任意で切り替えることはできないということですね。あくまでも作成者が分析段階で表示・非表示を設定するための機能となっています。
エクスポート
フィールドの表示・非表示を設定した状態で、CSV/Excelにエクスポートすることができます。
その際には非表示フィールドも含めてすべてのフィールドをエクスポート対象とするか、表示されているフィールドのみをエクスポート対象とするかを選択することができます。
また、エクスポート機能はピボットテーブルだけでなく、テーブルでも利用可能です。
ちなみに、ピボットテーブルのダッシュボードでもCSVエクスポートができるのですが、非表示フィールドを設定して公開したダッシュボードでCSVエクスポートする際は「すべてのフィールド」を選択するオプションは無く、非表示フィールドをエクスポート対象とすることはできませんでした。
さいごに
本日はAmazon QuickSightのピボットテーブルにて、フィールドの表示・非表示機能とCSVエクスポート機能を使ってみました。
前回ご紹介した行列のリサイズ機能はリーダーも利用できる機能でしたが本機能は作成者向けの機能になっています。
作成者がダッシュボードへ反映する前にフィールドの表示調整をしたり、あるいはエクスポート機能があるのでGlue DataBrewのようにグラフィカルにフィールドの削除をしてCSVに出力するということも簡易的ではありますが分析上で出来そうです。