[アップデート] Amazon QuickSight に Amazon Q ペインが追加され、関連する生成 BI 機能にアクセス出来るようになりました

[アップデート] Amazon QuickSight に Amazon Q ペインが追加され、関連する生成 BI 機能にアクセス出来るようになりました

Clock Icon2024.03.30

いわさです。

アップデートアナウンスとしては出ていないのですが、Amazon QuickSight のコンソール上に Amazon Q へアクセスするためのペインが追加されました。
みなさまお馴染みの Amazon QuickSight 公式ドキュメントの更新履歴へも追加されていたので、このアップデートが気になっていた方も多いのではないでしょうか。

東京リージョンでは使うことが出来ないのですが、Amazon Q in QuickSight が使えるリージョンでアクセスすることが出来ます。
QuickSight ではプレビュー機能として、一部リージョンで Amazon Q を使った生成 BI 機能をオプトインすることが出来ます。
AWS re:Invent 2023 で発表された機能です。

これまでは、例えば分析の編集画面から生成 BI 機能にアクセスするなど、特定機能からのみの導線が用意されていたのですが、今回追加された Amazon Q ペインを使うと、対象機能に関連している生成 BI 機能にアクセス出来るようになったようです。

どのような使い勝手なのか、実際に見てみましょう。

オプトインされていない場合はデモなどの機能へアクセスできる

まず Amazon Q in QuickSight が利用可能なリージョンの場合は、Q がオプトインされていなくても次のように Amazon Q アイコンが表示されるようになっています。

オプトインがまだ場合は Amazon Q のデモビデオやドキュメントへのリンクにアクセスすることが出来ます。

オプトインされている場合は実際の機能へアクセスできる

では QuickSight Q アドオンをサブスクライブした上で、プレビューマネージャーから「Q 生成機能のプレビュー」を有効化してみましょう。今回はバージニア北部リージョンを使っています。

プレビュー機能の有効化後、先程と同様に Q ペインへアクセスしてみます。
すると先程とはペインの内容が異なっています。

以下の赤枠部分は押下することが出来て、それぞれ生成 BI 機能へアクセスすることが出来ます。
re:Invent 2023 で登場したデータストーリーやエグゼクティブサマリー、あるいは QuickSight Q の初期のころから使えるトピックベースの質問機能を起動することが出来るようです。

試しに「Build data story」へアクセスしてみると、データストーリー作成機能が開始されました。
今まではダッシュボード画面からビルドボタンを押す形だったのですが、サッとアクセス出来るようになりましたね。

で、必要なデータストーリーのインプットについても Q ペインでそのまま入力することが可能です。
地味なアップデートですけど、ユーザー体験的には中々すごい気がしますね。

これまではあくまでも QuickSight から Q を使った生成機能が呼び出せるといった形だったのですが、より Q と対話しながらアウトプットを作り出すような体験になっていますね。

コンソールトップ画面以外からでも Q ペインは起動することが出来て、かつ関連した Q の機能を表示してくれます。
例えば、新しく作成した分析機能であれば次のように計算フィールドの作成機能や QA トピック生成機能へアクセスすることが出来ます。

さいごに

本日は Amazon QuickSight に Amazon Q ペインが追加され、関連する生成 BI 機能にアクセス出来るようになったので、実際にバージニア北部リージョンで Q アドオンを有効化して何が出来るのかを確認してみました。

これまでは Q の導線を知った上でどのボタンを押すのかなどを知った上で利用する必要があったのですが、Q ペインが実装されたことによって、Amazon Q in QuickSight の機能にアクセスしやすくなりました。

プレビュー中のフィードバックを反映して GA に向けてより使いやすくアップデートが進んでいるような印象を受けました。今後の東京リージョン・日本語対応などされた際にどういった使い勝手に進化しているのか楽しみですね。

...東京リージョン・日本語対応されますよね?

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