Amazon QuickSight で「テストを送信」と「スケジュール実行」のメール送信先は異なる

Amazon QuickSight で「テストを送信」と「スケジュール実行」のメール送信先は異なる

2025.08.07

はじめに

Amazon QuickSight でダッシュボードのメール配信を設定する際、「テストを送信」と「スケジュール実行」では送信先が異なることを最近知りました。この違いについて紹介します。

テスト送信とスケジュール実行のメール送信先は異なる

QuickSight にはメール送信機能があり、実行方法によってそれぞれ送信先が異なります。

機能 送信先 送信タイミング
テストを送信 設定者本人のみ 手動実行時
スケジュール実行 E メールの受信に登録したメールアドレス全員 設定されたスケジュール時刻

送信先が異なる理由は?

テスト送信は、レポートの内容とフォーマットを確認するための機能です。設定者が本来の E メールの受信者に影響を与えずに、レポートの見た目や内容を検証できるよう設計されているのだと思います。

実際の画面で解説

テストを送信の動作

「テストを送信」ボタンをクリックすると、ボタンをクリックしたユーザーのメールアドレスにのみメールが送信されます。画面に表示されている E メールの受信者にはメールが届きません。

テスト送信ボタンの場所

AWS 公式ドキュメントでは以下のように記載されています。テスト送信機能はダッシュボードの所有者(設定者)宛てにサンプルを送信して確認するための機能です。

(Optional, recommended) To send a sample of the report before you save changes, choose Send test report. This option displays beside the user name of the owner of the dashboard.
https://docs.aws.amazon.com/quicksight/latest/user/email-reports-from-dashboard.html

「テストを送信」ボタンをクリックした後、数分で E メールの受信者ではなくテストを送信した本人にメールが届きます。

実際のテストメール

スケジュール実行の動作

スケジュール実行では、E メールの受信に登録したメールアドレス全員へメールが送信されます。設定者本人が登録されていない場合、設定者にはメールが届きません。

まとめ

QuickSight のメール配信機能には、「テストを送信」と「スケジュール実行」の 2 つがあります。テスト送信は設定者本人のみにメールが送信される仕様です。この違いを理解して、メール配信機能を利用しましょう。

おわりに

私は「テストを送信」で E メールの受信者にメールが送信されると思い込み、切り分けに時間を要しました。なのでブログに残しておきました。

参考

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