Amazon RDS for Db2 がリザーブドインスタンスをサポートしました
いわさです。
Amazon RDS では年間支払をコミットすることでオンデマンドインスタンスの料金と比べて割引価格で利用できるリザーブドインスタンスがあります。
これまで RDS でサポートされている各種エンジンで利用できていたのですが、Db2 のみまだサポートされていませんでした。
これが先日、公式ドキュメントや料金ページが更新されまして RDS for Db2 でもリザーブドインスタンスを購入して割引を受けることができるようになりました。
この記事では実際のマネジメントコンソール上からの購入オプションと、最新の料金ページでどの程度東京リージョンで安く利用できるようになるのかをまとめてみましたので紹介します。
マネジメントコンソールからの購入方法
Amazon RDS コンソールのリザーブドインスタンスメニューから購入を行うことができます。
リザーブドインスタンスオプションでエンジンのタイプを選択できるのですが、ここで「IBM Db2」が追加されています。
RDS for Db2 は、エディションとして Standard と Advenced が選択できて、さらにライセンスモデルとして BYOL か Marketplace から選択できるのですが、そのどの組み合わせでもリザーブドインスタンスが購入できます。
あとはデプロイオプション(マルチAZ/シングルAZ)と期間、オファリングタイプ(支払い方法)が指定できます。
諸条件があり後述しますが、期間は1年と3年、支払い方法は前払いなし、一部前払い、全額前払いです。他のエンジンタイプと同じですね。
料金情報
英語版の料金ページが更新されているので、リザーブドインスタンスの単価などはこちらからも確認が可能です。
東京リージョンの単価などを確認してみます。
1年の前払いなしを見てみましょう。
r6i
/m6i
系のインスタンスで確認していますがオンデマンドと比較して、23% 削減できるみたいです。
データベースのエディションやライセンスモデルにかかわらずここの料金削減効果は同じみたいでした。
なお、これが1年の全額前払いになると、27% 削減まで上がります。
さらに、これが3年コミットの全額前払いだと、削減効果は 47% まで上がります。すごい。
なお、3年コミットの場合、No Upfront(前払いなし)は選択出来ませんでした。
RDS for SQL Server とかでもそうだった気がします。同じか。
また、3年コミットの場合だと 7i系のインスタンスは選択出来ませんでした。1年コミットであれば選択できました。期間によって選択できるインスタンスタイプ変わるんですね。
RDS リザーブドインスタンスの柔軟性も提供対象みたいだ
RDS リザーブドインスタンスの一部のエンジンタイプでは、柔軟性というのが提供されています。
これはインスタンスのサイズが異なっている場合でも購入したリザーブドインスタンスを適用できるようになるというものです。
公式ドキュメントによると、なんと今回サポートされた Db2 もこの柔軟性の対象になっています。
Amazon RDS Reserved Instances | Cloud Relational Database | Amazon Web Services より
今後スケールアップが予定されている場合でも購入しやすくて良いですね。
さいごに
本日は Amazon RDS for Db2 がリザーブドインスタンスをサポートしたので調べてみました。
RDS for Db2 をお使いのユーザーの方は待望の機能ではないでしょうか。
また、RDS リザーブドインスタンスの柔軟性オプションも使えるのも良いですね。
RDS for Db2 でコスト削減をしたい方はぜひ検討してみてください。