[アップデート] Amazon RDS Custom for SQL Server のエンジンバージョンで SQL Server 2022 が利用可能になりました
いわさです。
2 ヶ月ほど前に RDS for SQL Server 2022 が利用可能になっています。
一方で RDS Custom for SQL Server ではまだ 2022 が使えずに 2019 のままで停まっている状態でしたが、今朝のアップデートで RDS Custom for SQL Server でも 2022 が使えるようになりましたので早速構築してみました。
作成方法は従来と同じ
エンジンバージョンにSQL Server 2022 16.00.4085.2v1
が追加されています。
今回は Web Edition のシングル AZ、タイムゾーン東京と、最近アップデートされた機能が 2022 でも使えるか確認しつつ構築してみることに。
RDS Custom for SQL Server は RDS 以外のリソースを事前に準備するのがちょっと面倒で、そのあたりをおろそかにするとデータベースの作成時に失敗します。
おすすめなのは公式の CloudFormation テンプレートを使って、VPC やシークレットなどなどの関連リソースを先にデプロイしておく方法です。
RDS Custom for SQL Server 2022 でもこのあたりをきっちり作成しておくことで、特に問題が発生せずに構築出来ました。まぁデプロイ時間は 30 分以上かかりました。
作成した RDS リソースを確認してみるとエンジンバージョンが16.00.4085.2.v1
で作成されていますね。
期待どおりマルチ AZ もなしで作成出来ていました。
リモート接続してみる
CloudFormation で作成された前提リソースでは RDS Custom for SQL Server はプライベートサブネットに作成され、パブリックアクセスは出来ません。
今回は Fleet Manager を使ってオペレーティングシステムへアクセスしてみました。
SSMS がインストールされているのでそちらを使って RDS 作成時に設定したユーザー名&パスワードで認証を行います。
アクセスすることが出来ました。バージョンなども確認できますね。
なお、RDS for SQL Server 2022 では「S3へのバックアップ」機能が使えませんでしたが、RDS Custom for SQL Server 2022 の場合は使うことが出来ます。
流れは同じで IAM ユーザーのアクセスキーとシークレットを払い出して、SQL Server 上で CREATE CREDENTIAL してやる感じです。
詳細は以下の記事を参考にしてください。
さいごに
本日は Amazon RDS Custom for SQL Server のエンジンバージョンで SQL Server 2022 が利用可能になったので使ってみました。
RDS Custom for SQL Server を検証中のお客様から 2022 使いたいという相談を受けていて「まだなんすよ」と伝えていたのですが、思ってたよりすぐに RDS Custom でも使えるようになりました。まだしばらく後かなと勝手に思っていました。
RDS Custom for SQL Server の利用されている方はまだ多くないと思いますが、いくつかのアップデートで以前よりもかなり使いやすくなってます。最新のエンジンバージョンも悪くないペースでサポートされるようになっているので、ぜひ検討してみてください。