ソフトウェアテスト徹底指南書を1年かけて部署メンバーと読んでみた
ソフトウェアテストに興味を持ち、せっかくならと部署メンバーを巻き込んで30分×週1の読書会を始めました。1年で32回、Miro に付箋を貼りながらゆるく続けた結果、現場の経験と本の知識がつながる場に育ちました。進め方と1年の振り返りをまとめます。
2026.07.07
こんにちは産業支援グループ製造ビジネステクノロジー部のさかじです。
はじめに
- 数年前から Web アプリのテストを担当する機会があり、ソフトウェアテストに興味を持ち始めた
- 本が出版された時期にちょうど QA 業務を担当しており、社内でソフトウェアテスト徹底指南書を紹介されたので購入
- せっかくなら部署のソフトウェアテストスキルの底上げのきっかけにもなればと思い、読書会を開始した
読書会の進め方
- 2025/07 から開始、32回実施(ふりかえり含む)
- 業務に支障がなく集中力が続く長さとして、30分×週1で設定
- 自由参加で、少ないときは3名、多いときは5名以上
- 参加者は PM、開発エンジニアなど
毎回の流れ
- 開始時に読む範囲を決めて、10分ほどかけて各自で読む
- 読みながら Miro に思ったことを自由に貼り付ける
- 全員で Miro の付箋を共有
- 付箋の内容に補足しながら、自分の経験を交えたり、内容に対する解釈を話したりしていた

付箋から見えたこと
自分の現場に当てはめた感想(一番多い)
本に書いてあることを「あの案件でやってたのはこういうことだったのか」と翻訳する付箋が自然に集まりました。
- 「PBIをちゃんと書いてたのは品質面でも意味あったんだなー」
- 「dev環境で動作確認した内容と同じ人がstgでテストしてると意味あるのかな?」
疑問・わからん系
特に不具合報告の章では現場の不満が爆発して盛り上がりました。
- 「不具合報告は、ちゃんとしてくれ」
- 「期待動作を書いてくれ」
- 「再現手順をちゃんとかけ」
初めて知った系
経験と知識のギャップを埋める場にもなっていました。
- 「シフトライトは初めて聞いた」
- 「デグレのことリグレッションって言うんだっていう学び」
1年やってみて
参加メンバーの声(ふりかえりより)
- 一人では読み始めなかっただろう本を、読書会のおかげで始められた
- じっくり読んで参加者それぞれの知見・観点を共有できる進め方が良かった(ABD形式だとさっと読んでさっと忘れていたかも)
- テスト設計・計画について、知っていることも知らなかったことも網羅的に見られるのが良い
- 経験と結びつく部分もあれば、全然知らなかった領域は理解が難しいものもあった
- テスト戦略は大事だと思いつつ、実案件ではなかなか考えられていないという声も
- 案件 MTG と重なり参加できない時期もあったが、メンバーのおかげで継続できた
自分自身のふりかえり
- なかなか進まないので何年かかるのだろうか
- すべて読んだかというと、ほとんど読書会で読んだ部分のみ
- QA でテスト方針を決めるときに、アジャイルなテスト計画を作るための辞書的な使い方をした
- そのままのやり方ではなかったが、進め方のイメージがつき、お客さんに提案して進めることができた
- QA 業務の最中は目の前の作業に追われて変化を実感しにくく、本と現実のギャップも大きく感じていた(クライアントワークメインの部署なので仕方ない部分もある)
- ただ、QA から離れた今振り返ると、テスト方針を考えるときに本の用語やフレームが頭にたまに浮かぶようになっていた
まとめ
おおよそ1/4ほど読了。先は長いですが、今期(2026/07〜)も引き続き同じやり方で進めていきます。ふりかえりでは取り組み方を変えてみたいという声もありましたが、まずはこのペースで継続を優先します。焦らずやっていきます。






