採用基準?:クラスメソッド2013年2月版
ちょっといろいろな経緯があって、去年の11月からマーケティングと採用を兼務(※1)しています。今日はこの3ヶ月間の気づきや、そもそものクラスメソッドの採用方針について紹介します。
クラスメソッドの技術者採用の特徴をざっくり説明すると下記の4つです。
- ビジネスマナーはほどほど
- ペアプログラミングによる実技試験
- 選考結果は単刀直入
- 一回勝負じゃありません
1. ビジネスマナーはほどほど
面接の How To 記事に、入室時の態度、扉の締め方、着席時に手を机の上に置かない、背筋をまっすぐ、下座で付近で立って待つ等々書かれていますが、そういうビジネスマナーみたいのはあまり気にしません。個人的には慣れの問題であると考えており、これまでの仕事でそういったことを求められる機会が少なければ多少拙いのは仕方ないと割り切ります。そもそもそんなのは大して難しいことではないので入社していただいた後に指摘すればちゃんとできるようになると思います。
そういったことよりも、技術者として入社する人であればテクノロジーやエンジニアリングに対して強い興味や関心を持ち続けているかどうかの方が重要です。そういうのは他人から指摘されても好きになったりはしません。
2. ペアプログラミングによる実技試験
11月から採用を担当するようになって導入しました。面接の時にあれやったことありますか?これ知ってますか?って質問するのは手軽ですが、そんなのはいくらでも模範解答ができるので本当の実力を見誤りがちです。
私たちが一緒に働きたいと考える人物像は、自分の頭で考えてそれを行動に移せる人(※2)です。プロジェクトはいつも予想外の出来事がおきます。常にその時とりうる最善の方法を模索しながらやるわけなので、考えて行動できることが重要です。そのためには普段からの継続的な学習が必要ですし、日々の業務から何かしら学ぶという姿勢も大切です。前述したことと被りますが、本当に好きなことなら人から言われなくても自らやります。そして短時間とはいえペアプロをすることで、普段からの態度がはっきりでます。まだまだ試行錯誤しながらなので完璧とはいえませんが、口頭の質問だけでわかった気になるよりは遥かに良いのではないかと考えています。
3. 選考結果は単刀直入
もしかすると他社の人事担当の方は不採用通知の際に「今回はご縁がー…」といった具合に当たり障りの無い内容を送っているのかもしれませんが、クラスメソッドはそういうことはしません。不合格の理由ははっきりお伝えします。実力が足りなければ実力不足と言います。実力はあっても私達と考え方が合わなければ合わないと伝えます。開発会社なんていっぱいある中からわざわざうちの会社を選んで応募してきたのだから、個人的には全員採用したいです。しかし、残念ながらそうはいきません。採用できないのならせめて、オブラートに包んで当たり障りの無いことを言わないで、私達が感じたことをはっきり言う方が誠実だと考えています。
4. 一回勝負じゃありません
採用試験は一発勝負!なイメージがあるかもしれませんが、私たちはそうは考えていません。例えば、実力不足を理由に不合格となった人で、半年・一年後に実力がついた!と思ったら是非再チャレンジして下さい。また面接を通じてのやりとりで、私達が受けた方の人柄を誤解することもあると思います。ですので、クラスメソッドの勉強会などに来ていただいてスタッフたちとコミュニケーションをとってみてください。ちょっとした雑談の方が、その人の根底にある熱い想いなどを伝えることだってあるかもしれません。なので、気軽に遊びに来てください。
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そんじゃーね。
−注釈
※1 クラスメソッドぐらいの事業規模であれば、マーケティングと人事・採用は兼務の方が効率・効果の面からみても良いと思います。ちょっと手がまわらないことがあって困ることもありますが。
※2 Action Hero ですね。