2024年秋に発表された Matterport 新機能のベータ版のウェイトリストに登録してみた

2024年秋に発表された Matterport 新機能のベータ版のウェイトリストに登録してみた

Clock Icon2024.10.17

こんにちは、製造ビジネステクノロジー部の若槻です。

3D スキャン技術およびデジタルツインプラットフォームを提供するサービス Matterport では、先日の Fall 2024 Release でいくつかの大きな発表がありました。

https://matterport.com/blog/matterports-fall-2024-release-insights-meets-imagination

https://matterport.com/releases/2024-fall

今回は、そのうち下記の機能がプライベートベータ版のウェイトリストに登録可能になっていたので、登録を試してみました。

  • Merge Spaces
  • Field Tags
  • Import and Export Tags

ウェイトリストに登録可能な新機能

それぞれの機能について簡単に説明します。

Merge Spaces

スペースの結合(Merge Spaces)機能を使うと、複数のスペースを結合して 1 つの 3D モデルにすることができます。これにより広い施設を複数のチームで同時にスキャンし、後で 1 つの 3D モデルに結合することが可能になります。

https://matterport.com/ja/features/merge
https://support.matterport.com/s/article/FAQ-Merge-Spaces?language=ja

実は今までも「ステッチングサービス」というスペースのマージサービスはあったのですが、こちらは Matterport のサポートエージェントに有料で依頼する必要がありました。

https://support.matterport.com/s/article/Matterport-Stitching-Services-FAQ?language=ja
https://support.matterport.com/s/article/Stitching-Two-or-More-3D-Models?language=ja

この機能が利用できるのは Enterprise プランのアカウントのみです。このプランは料金表が公開されておらず、利用する場合は Matterport のアカウント担当者に連絡する必要があります。

Field Tags

フィールドタグ(Field Tags)機能を使うと、スキャンデータのアップロードや処理を待たずにスペースにタグを追加できるようになります。これにより作業時間の短縮が期待できます。

https://support.matterport.com/s/article/Add-Tags-While-Scanning?language=ja

この機能が利用できるのは Professional プラン以上のアカウントです。

Import and Export Tags

Import Tags プラグインを使用すると、スペース間でタグのインポートを行ったり、CSV ファイルへのエクスポートや逆に CSV ファイルからのインポートが可能になります。
https://support.matterport.com/s/article/Import-Tags-From-One-Model-to-Another?language=ja

この機能が利用できるのは Professional プラン以上のアカウントです。

試してみた

Professional プランのアカウントで試してみます。

ウェイトリストに登録する

my.matterport.com にログインして Features メニューを確認すると、早速 Beta 機能が追加されていました。一応どの機能もウェイトリスト登録の申請は可能なようです。まず、Merge Spaces の Enroll をクリック。

ボタンが On Waitlist に変わりました。ウェイトリストに登録されたようです。

Field Tags および Import and Export Tags も同様に Enroll をクリックするとウェイトリストに登録されました。

機能が有効になるとメールが届くとのことです。ウェイトリスト登録時点では登録完了メールなどは特に届きませんでした。

おわりに

2024 年秋に発表された Matterport 新機能のベータ版のウェイトリストに登録してみました。本当に登録するだけなので、Matterport アカウントを運用している方はとりあえず登録しておくと良さそうです。

どれも便利そうな機能なのですが、一番楽しみにしていた Merge Spaces 機能が Enterprise プランのアカウントでしか利用できないのはハードルが高いなと思いました。やはり大規模な施設で Matterport を利用する大口のユーザー向けを想定しているのでしょうか。

ちなみに同タイミングでリリース後にウェイトリストを待つこと無く直ぐにベータ版機能として利用可能になった「家具の撤去 (Defurnish)」機能を使ってみた記事がこちらになります。よろしければご覧ください。

https://dev.classmethod.jp/articles/matterport-defurnish-classmethod-office/

以上

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