[アップデート]5倍早いEFS File Syncを試して見た #reinvent
コンニチハ、千葉です。
EFSに機能アップデートがありEFS File Syncがという機能が追加されました。 (5日くらい前にアップデート通知はありましたが、試せてなかったので...今記事書きました!
EFS File Syncとは
オンプレのファイルやクラウド上のファイルを高速安全にEFSへコピーすることができます。Linuxのコピーに比べて最大で5倍早いとうたっています。 データ転送中のデータは暗号化されセキュアにコピーができます。リージョン間コピーもできるのでDR目的のバックアップでも使えそうです。
同期したデータは、パーミッション、タイムスタンプなどもコピーされます。
料金体系も新たに追加されています。同期したデータ量に応じた従量課金になります。 https://aws.amazon.com/jp/efs/pricing/#filesync
やってみた
東京リージョンのEC2上のデータをバーニジアリージョンのEFS上にコピーして見ます。
前提
東京リージョンのEC2
東京リージョンにEC2を作成します。 コピーするファイルの配置とNFSを有効にしておきます。 ファイルは適当に1000ファイル用意しました。
状態はこんな感じです。
[root@ip-172-31-17-89 ~]# cat /etc/exports /data *(rw,sync,no_root_squash) [root@ip-172-31-17-89 data]# ls 0.txt 135.txt 170.txt .....
バージニアのEFSの用意
バージニアにEFSを作成しておきます。
バーニジアリージョンでやること
1.同期エージェントの起動。オンプレの場合はVM、EC2の場合はAMIが提供されます
EFSの画面から「EFS Sync」を選択肢、新規作成します。EC2、東京リージョンを選択し「Launch Instance」より、インスタンスを作成します。
- インスタンスサイズは、xlarge以上を選択。r4xlargeが推奨とのこと
- 今回はリージョン間かつインターネット経由でアクティベーションするので、パブリックIPを有効にします。VPC内通信(アクティベーション、EFS)であれば無効でも問題ないです
- アクティベーションのため、セキュリティグループは自端末からの80番ポートを許可します
- エージェントからNFSマウントできるように、NFSサーバのセキュリティグループを設定します
EFSの画面に戻り、エージェント用のEC2のバブリックIPを入力します。
任意のエージェント名を入力します。
エージェントとして登録できました。
2.同期タスクの作成
同期タスクを作成します。
エージェントサーバからNFSマウント先のIPアドレスと、マウントポイントを入力します。また、エージェントを指定します。
コピー先のEFSを指定します。
コピーするメタデータ、sync時にファイルを削除するか、ファイルの一貫性を保つために検証を行うかを設定します
NFSとEFSをマウントできました
3.同期タスクを開始
同期タスクを開始します。
履歴をみると成功したようです。
実際にEFSをマウントして同期できているか確認しました。
[ec2-user@ip-172-31-58-133 ~]$ ls efs/ 0.txt 135.txt 170.txt ...
問題なく同期できてます!
さいごに
EFS File Syncを利用して、東京のデータをバージニアのEFSへバックアップしてみました。Linuxのコピーより5倍早いということで、EBSデータのバックアップ、リージョン間バックアップなどにも使えそうです。バックアップの選択肢が増えましたね。早く東京でGAしないかな〜。
参考
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2017/11/sync-files-to-amazon-elastic-file-system-quickly-easily-and-securely-with-efs-file-sync/
- https://aws.amazon.com/jp/efs/faq/#filesync
- http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/efs/latest/ug/gs-step-four-sync-files.html
- http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/efs/latest/ug/walkthrough-file-sync-ec2.html