【レポート】 AWSを使ったモダンバックアップでテープをなくす #reinvent #STG203
コンニチハ、千葉です。
re:Invent2017のセッションレポートをお届けします。 今回のテーマはバックアップです。デープ管理をなくしコスト削減とコアコンピタンスに注力できるようになったというお話でした!
アジェンダ
- バックアップの考慮事項とコスト
- AWSへのバッックアップ
- デモ:Storage Gatewayを使ったテープへのリプレイス
- Southern Oregon UniversityでのAWSを使ったテープバックアップへの置き換え
テープバックアップ時の顧客責任とコスト
- 初期コスト
- 計測しにくいコスト(安全な電源、長いリカバリ時間など)
- 追加されていくコスト(DR対策、管理者など)
- テープのライフサイクルによるリプレイス
AWSへのバックアップ時の顧客責任とコスト
- バックアップソフト
- Storage Gateway/S3/Glacier/EBS
なぜテープバックアップからAWSへ移行するのか
- 既存のソフト、バックアップポリシーを利用できる
- スケールしても経済的
- 堅牢性は99.999999999%
- セキュリティ
- 顧客はコアビジネスに注力できる
- テープのマネジメントが不要
- インフラ管理を減らせる
- スタッフの時間を減らせる
複数のストレージを選択できる
クラウドへのバックアップオプション
- オンプレからS3/GlacierへのCLI/APIを使ったバックアップ
- オンプレからクラウドコネクタを利用したバックアップ
- Storage Gatewayを利用したバックアップ
クラウドコネクタ製品
Storage Gatewayはハイブリッドストレージ
- ファイル
- Volumes(iSCSI)
- Tape(VTL-iSCSI)
Storage Gateway Tapeのサポート製品
Glacierとオンプレとのコスト比較
- オンプレの場合は、リプレイスによるスパイクがある
- トータルでみるとGlacierの方が経済的
ある顧客の例
AWSの仮想テープへ移行したときの優位性
- リプレイスしても既存のシステムやワークフローがほとんど変わらない
- ハードにかかるメンテナンスコストが減る
- ライセンスコスト、ストレージにかかるコストが減る
- 暗号化によるセキュリティ向上
- 可用性の向上(イレブンナイン)
- AWSのマネジメトコンソールから操作ができる(複数のコンソールから解放される)
Southern Oregon Universityでの事例
- 16,000以上のユーザー
- 1,000以上のマシン
- バックアップサイトは、天災地変が起こりやすい
- AWSやオンプレ、マネージドプロバイダ、様々な比較検討をした
- なぜ、AWS?
- コミットメントがなく、簡単にはじめられる
- 評価したステップは、調査、比較、ダウンロード、テスト
- 移行後どうなったか
- 時間と労力を減らせた
- 大学のサービスにフォーカスすることができるようになった
- さらに安定したバックアップアーキテクチャになった
- DRにおける能力と柔軟性の向上
- 堅牢性の向上
さいごに
事例を交えたテープバックアップに関するセッションでした。オンプレではテープのライフサイクルによるリプレイスを考えると、定期的なコスト発生し負担になります。このコストカットができるのは大きいですね。また、AWSへ移行してもサポートしているバックアップ製品であれば既存のフローに大きな変更を与えることなく移行できます。コアビジネスに注力できるようになるのは嬉しいことです。