[レポート] AWSグローバルクラウドインフラストラクチャの基礎 #reinvent #ARC217
こんにちは。サービスグループの武田です。
ARC217 - Foundations of AWS Global Cloud Infrastructure に参加してきましたのでレポートをお届けします。
なおセッションの動画はYouTubeからも視聴できます。
セッション概要
The unique global cloud infrastructure offered by AWS helps customers build reliable, available, secure, scalable, and fault-tolerant applications. AWS has more experience operating global cloud infrastructures that enables customers to run business-critical workloads in the public cloud than anyone else. In this session, learn how AWS is continuously enhancing and expanding the AWS global infrastructure through more Regions and Availability Zones, custom hardware, purpose-built global network backbone, and innovative energy management systems to deliver to our customers lower latency, greater reliability, greater scalability, and operational efficiencies.
機械翻訳したものも掲載します。
AWSが提供するユニークなグローバルクラウドインフラストラクチャにより、お客様は信頼性、可用性、安全性、スケーラビリティ、フォールトトレラントなアプリケーションを構築できます。 AWSは、他の誰よりもパブリッククラウドでビジネスクリティカルなワークロードを実行できるようにする、グローバルクラウドインフラストラクチャの運用経験が豊富です。 このセッションでは、より多くの地域およびアベイラビリティゾーン、カスタムハードウェア、専用ネットワークネットワークのバックボーン、革新的なエネルギー管理システムを通じて、AWSがAWSのグローバルインフラストラクチャを継続的に強化および拡張していく方法を学び、顧客に低レイテンシー、 スケーラビリティ、および運用効率を向上させます。
アジェンダ
- 現在のAWS
- AWSリージョンの構造
- グローバルインフラストラクチャの構築
- カスタムインフラストラクチャ上での構築
セッションメモ
現在のAWS
- AWSは数百万のアクティブな顧客を抱えている
- 新機能のリリース速度は年々増加傾向にあり、2008年は24個だったが、2017年は1430個リリースした
- 低コスト、データセンターの容量、高信頼性の好循環を作り出し、67回の価格引き下げを行ってきた
- 現在19リージョンにサービスを提供しているが、新たに5つのリージョンを追加する
AWSリージョンの構造
- リージョンを構成する要素としてAZは非常に重要な概念
- 1つ以上のデータセンターに物理的に分離している(少なくとも1マイル=1.6km以上離れている)
- 独立した電力インフラ
- 10万台以上のサーバー
- 完全に冗長化されたメトロファイバー
- リージョンは、多くは3つ以上のAZで構成され、6つのAZで構成されることもある
- それぞれのAZは相互に接続され、さらに異なる2つのトランジットセンターに接続されている
- Amazonのグローバルネットワーク
- 世界中に150のCloud Frontの接続拠点がある
- 冗長化された100GbEネットワーク
- 中国を除いて、すべてのリージョン間で冗長化されたプライベートコネクションを構築
グローバルインフラストラクチャの構築
- 新たに提供するリージョンの理解は必要不可欠
- 土地の購入やデータセンターの構築など課題は異なる
- それらを理解したうえで、データセンターを計画しデザインし構築をする
- 大規模な電力インフラ
- 大規模な電源インフラ
- 革新的な商業エネルギーの契約
- 再利用可能エネルギーへのコミットメント
インディアナ州に150MWのファウラーリッジ風力発電所を作った。
バージニア州に260MWの太陽光発電所を作った。
ノースカロライナ州の、砂漠の風を利用した208MWの風力発電所は今日の最大のプロジェクト。
データセンターの冷却には水を使っている。
- サーバー使用率
- クラウド 65% に対して オンプレミス 15%
- 電力使用率(PUE; Power Usage Effectiveness)
- クラウド 1.07〜1.15 に対して オンプレミス 1.7
- ちなみに1.0に近いほどよい数字
- 84%の電力削減を意味している
カスタムインフラストラクチャ上での構築
- データセンターの中で革新およびカスタマイズをした
- チップ
- サーバー
- グローバルインフラストラクチャ
- これまでは大衆向けにデザインされ不必要なコストがかかっていた
- 目的に応じて製造することには利点がある
- 部品メーカーと直接連携できる
- 特定のワークロードに最適化できる
- ソフトウェアとハードウェアに不必要な負荷がかからない
- 高度に活用できる
- あらゆるレイヤで高度なカスタマイズを、あらゆる次元でデータセンターに革新をもたらしていく
まとめ
AWSがどのように新しいリージョンを展開していくのか、どのように新しいデータセンターを構築し課題を解決してきたのかが分かるおもしろいセッションでした。特に電力に関する部分についてスピーカーも熱が入っていました。AWSはたびたびサービスの値下げをしていますが、さまざまな工夫がされていることがわかりました。