“AWS Transfer for SFTP”発表!S3がSFTPで連携可能に!! #reinvent
はじめに
今年も始まりましたAWSの年次イベント、"AWS re:Invent 2018"
本格的にセッションも始まってない内から、新サービスが目白押しです!
本エントリで紹介するのは、"AWS Transfer for SFTP"
なんとAWS S3用の完全マネージド型SFTPサービスです!!
早速このサービスについて紹介します。
AWS Transfer for SFTP(AWS SFTP)とは?
提供機能
下記公式ページでサービスの概要が発表されています。
こちらによると、「アプリケーションの変更やSFTPサーバーの管理を必要とせずに、SFTP(Secure Shell File Transfer Protocol)を使用するファイル転送ワークロードをAWSに簡単に移動できる」とあります。
以下の手順で構築するようです。
- マネージドSFTPサーバーを作成
- ドメイン名をサーバーエンドポイントにマップ
- SFTPクライアントの認証方式を選択する(内蔵 or 独自のIDプロバイダー)
- 転送されたデータを格納するAmazon S3バケットを選択する
- 既存のSFTPクライアントまたはアプリケーションでアクセス
提供リージョン
AWS SFTPは、以下のリージョンで利用可能です。
- 米国東部(N.バージニア、オハイオ)
- 米国西部(オレゴン、N.カリフォルニア)
- カナダ(中央)
- ヨーロッパ(アイルランド、パリ、フランクフルト、ロンドン)
- アジア太平洋地域(東京、シンガポール、シドニー、ソウル)
東京でも使えるのは嬉しいですね!
料金
AWS SFTPを使用すると、以下2点で料金が発生します。
- SFTPサーバーエンドポイントの使用料金
- $0.3/Hour
- データのアップロードとダウンロード
- $0.04/GB
料金は全リージョン共通です。データのアップロード/ダウンロードそれぞれに課金されます。
おわりに
S3バケット上のファイルに対してSFTPでアクセスする構成は少なくないと思います。そのためにSFTPサーバ用のEC2インスタンスを立てて、障害時に備えて予備機も考えて…などの設計・実装が必要だったのですが、これが一気に不要になるのは大変ありがたいです。
東京リージョンでも使えるので、早速皆さんSFTPサーバの見直しに入りましょう!
追記: 早速東京リージョンで動かした内容を下記ブログに書きましたので、是非併せてご参照ください!