[日本語セッション] キーノート前に復習しよう。AWSクラウド アーキテクチャの進化 #reinvent #arc251g

こんにちは。サービスグループの武田です。本日よりAWSの大型イベント、re:Inventが開催中です。それに伴い日本語のセッションも10本公開されています。今回はそのうちの「AWSクラウド アーキテクチャの進化」を視聴しましたのでレポートします。
2020.12.01

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こんにちは。サービスグループの武田です。

本日よりAWSの大型イベント、re:Inventが開催中です。それに伴い日本語のセッションも10本公開されています。今回はそのうちの1つを視聴しましたのでレポートします。

セッション概要

  • スピーカー
    • 亀田 治伸(アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社)
  • タイトル
    • AWSクラウド アーキテクチャの進化
    • ARC251-G

re:Inventでは毎年多くの新サービス、そしてクラウドアーキテクチャが発表されてきました。そしてAWSのサービス数は175を超え、多くのテクノロジーを包含しクラウドコンピューティングは成長を続けています。このセッションでは、過去re:Inventで発表されたAWSの主要サービスの紹介を主軸としながらクラウドアーキテクチャーの進化を見ていきます。

セッション動画および資料はこちらのURLで公開されています。

AWSクラウド アーキテクチャの進化 ARC251-G

セッションの狙い

現在AWSは175を超えるサービス群からなり、毎年多くのアップデートをしています。2019年は実に254個のアップデートを発表しており、今年も多くの新サービスや新機能がキーノートを中心に発表されることでしょう。

このセッションではこれまで発表された主要なサービスを次の4つの軸を中心に振り返り、最新のクラウドアーキテクチャを見ていきます。大まかに復習しておくことで、これから発表される新サービスなどをスムーズに理解できることを目指します。

  • サーバーレスコンピューティング/コンテナ
  • データレイク
  • Purpose Biult Database
  • 機械学習/AIサービス

サーバーレスコンピューティング/コンテナ

サーバーレスコンピューティングは2014年のAWS Lambdaの発表によって幕を開けました。AWSはAmazon EC2というサービスによってコンピューティングリソースを時間単位でサービスとして提供を始めました。その後、インフラレイヤーの抽象化が進み仮想マシンからコンテナへ。さらにコンテナの面倒も見る必要のないAWS LambdaやAWS Fargateといったサーバーレスへと進化していきました。コンテナは「OpsとDevの境界分離」という観点からも重要な技術であるとAWSは考えており、多くのセッションを準備しています。

データレイク

企業が扱うデータは5年で10倍になるといわれています。これまで不要なデータは捨てるのが普通でしたが、データ分析や機械学習は技術革新が続き進化しているため、現在の判断が将来的に正しいかは分からなくなってきています。そのため安価に、堅牢にデータを保持しておくためのデータレイクが必要となりますし、それを分析するための機械学習基盤も必要となります。AWSではAmazon S3を中心としたデータレイクを構築しますが、毎年多くのS3と連携するサービスが発表されています。

Purpose Biult Database

データベースというのは目的に応じて使い分けるのが普通です。たとえばOLTPとOLAPでは求められる技術特性は異なります。またデータベースに求められる共通の非機能要件として、冗長構成、バックアップ、パッチ適応、PITR(ポイントインタイムリカバリ)といったものが挙げられます。AWSでは目的に応じたデータベースをこれらの機能を組み込んだマネージドサービスという形で提供しています。

機械学習/AIサービス

AWSは「全ての開発者に機械学習を」というミッションを掲げています。それを実現するため、学習済みのモデルをすぐに使えるAIサービスおよび独自のモデルを構築できるMLサービスを提供しています。現在AIサービスは13種類提供していますが、世界でも有数のECサイトであるAmazon.comで使われ洗練されてきた技術をサービスとして提供しています。また2019年はSageMakerに関する多くのアップデートを発表しましたが、今年も多くのセッションを準備しています。

機械学習は今後多くのビジネスで必要になる一方で、技術革新の早さから学習が困難になっています。AWSでは過去3年に渡り、機械学習の最初の第一歩を踏み出すための学習キットを発表してきました。これらは新しい技術に触れる、学びの場を提供するというre:Inventの目的でもあります。

まとめ

毎年、CTOの基調講演は「GO build」で締めくくられています。積極的に手を動かし学ぶ姿勢が大事です。re:Inventでも興味をもったものについては少しでも手を動かしてみてください。

感想

コンピューティング、データレイク、データベース、機械学習という、現在AWSが注力している方向性が分かるセッションでした。キーノート前の復習にぴったりなセッションですので、ぜひ一度視聴してキーノートに備えましょう!

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