【レポート】Unlocking innovation: Differentiate your product with new IoT features #IOT201 #reinvent

【レポート】Unlocking innovation: Differentiate your product with new IoT features #IOT201 #reinvent

Clock Icon2022.12.10 01:31

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こんにちは、かみとです。

re:Inventのセッションレポートです。

AWS IoTのGMであるShyam Krishnamoorthy氏に加えて2名のゲストを交えて、IoTを使ったイノベーション事例を多数紹介されたセッションでした。

AWS IoTの機能に関する説明もありましたが、本記事ではゲストの事例部分にフォーカスしたレポートにしたいと思います。

IoT is not only about connecting devices to the cloud—there is much more to it. When done right, it can easily unlock long-term business and customer value. This session highlights how companies like LG Electronics, Paytm, and Trend Micro are pushing the boundaries of innovation and realizing differentiated business outcomes on AWS IoT. Shyam Krishnamoorthy, GM for AWS Consumer IoT, discusses how these companies are using new features from AWS IoT to offload the challenging but undifferentiated workload related to IoT connectivity, security, reliability, and scalability.

IoTは、単にデバイスをクラウドに接続するだけではありません。正しい方法で行えば、長期的なビジネスと顧客価値を容易に引き出すことができます。本セッションでは、LG Electronics、Paytm、Trend Micro(原文まま、今回はAutodeskとTrend Micro)などの企業が、どのようにイノベーションの限界を押し広げ、AWS IoTで差別化されたビジネス成果を実現しているかに焦点を当てます。AWS Consumer IoT担当GMのShyam Krishnamoorthyは、これらの企業がAWS IoTの新機能を使用して、IoT接続、セキュリティ、信頼性、スケーラビリティに関する困難だが差別化できないワークロードをオフロードしている方法について説明します。

  • Speakers:
    • Shyam Krishnamoorthy, General Manager, AWS IoT, Consumer IoT and Connectivity, Amazon.com
    • Boaz Brudner, Head of Innovyze SaaS engineering and AI, Autodesk
    • Eric Shulze, Vice President, Product Management, Trend Micro
  • Session type:
    • Breakout Session
  • Session level:
    • 200 - Intermediate

前置き

  • IoTによるイノベーションでどのように製品を差別化できるかについてお話しする。

  • IoTによるカスタマーディライトに重要な4つの要素

    • 使いやすい - "it just works”
      • 簡単に、すぐ動く、ということ
      • 動作するまでに何百万ものステップを踏まなければならないような摩擦は避けたい
    • お金を節約できる
      • 顧客は常にお金を節約したい
    • スマートなデータインサイトで生活の質を向上させる
      • 一度作ってしまえば環境についてのデータを収集しつづけることができ、それを利用してより便利で生産的で役に立つものになる
    • 進化するニーズに対応
      • 物理的な世界を時間とともに自動化し、より良いものにしていくことができる
  • これらを実現するのは簡単ではない、IoTの場合、製品の製造から設計、エッジでのデータ処理、クラウドへのデータ送信まで、IoTを実現するために多くの異なる仕組みを組み合わせる必要がある。そこでAWS IoTの出番となる。

  • 物理的な世界とデジタルの世界が一体となる喜びを、このイノベーションの専門家であるお二人に実際に話していたけるのを非常に楽しみにしている。
    • Autodesk社、SaaSエンジニアリング、AIアーキテクチャ責任者であるBoaz Brudner氏
    • TrandMicro社副社長、プロダクトマネジメント担当のEric Shulze氏

Autodesk社 Innovyze代表 Boaz Brudner氏

  • Innovyzeは30年以上にわたって水の領域で信頼されるイノベーターであり続けている
  • 水が地表に到達した時点から、水が下水処理場で処理され、雨水管、洪水モデリング、排水設計、グリーンインフラ、そして水源から各家庭への配水、塩水管システムへと戻るまでの水循環システム全体を扱うサービスをお客様に提供するために、水の専門家のためのソフトウェアを作り続けてきた
  • このプロセス全体を、3つのレイヤーに分けてソフトウェアの面から扱っている
    • 設計と水理学的モデリング
      • お客様が水インフラをどのように設計するかを考え、水の挙動をシミュレーションし、その変更によって実際の性能にどのような影響が出るかを分析する機能。
    • 資産管理
      • 水道の資産を管理することはお客様の日々の業務において非常に重要
      • パイプが効果的に機能し、漏水や破損がないことを確認
      • ポンプや貯水池がお客様にサービスを提供するために必要な役割を果たしていることを確認する
    • 人工知能によるオペレーション分析
  • 大規模な水インフラ全体を考え、ソフトウェアでそれを支援する
  • Innovyzeの実際のソリューションの紹介
    • Info 360 Asset
      • クラウドの資産管理プロダクト
      • 水道インフラを点検し、水道インフラに関する情報を収集することで、水道インフラのどのコンポーネントに最初に手を付ける必要があるかを把握することができる
      • 例えば、下水道のどのパイプを来年中に交換する必要がある、など
    • Info 360 Insight / info 360 Plant
      • 水道事業や水道網の運用を分析
      • オペレータ向けに、任意の地点で何が起こっているかを把握し、それに合わせて操作が可能
  • Info 360 InsightにおけるIoT Coreの採用事例
    • IoT CoreはInfo 360 Insightだけでなく、他の製品にも採用しているが、今回はInfo 360 Insightを用いて説明する
    • Info 360 Insightを作るに当たり様々な要件を満たすため、まずライブのパフォーマンスデータと過去のパフォーマンスデータ、エッジデバイスからの情報などが必要
    • 水回りのネットワークで何が起きているのかを可視化し、リアルタイムにダッシュボードでレポートを作成できるようにする必要があった。
    • Info 360 Insightでは、お客様が水の損失を減らし、漏水事故が発生したときに最適な対応策を提供できるようにする
    • どれくらいの顧客で影響を受けるか?特定の場所の水漏れを隔離するためにどの位置のバルブを閉める必要があるか?そして閉めたバルブによってどの顧客がどれくらいの期間影響を受けるか?などのデータを報告できる
    • しかしそれをするには大きな課題があった。それは、通常水道事業体はクローズドなセンサーデータシステムを採用しており、このシステムは貯水池やポンプ、流量計などの周辺機器からセンサーデータを取得する。
    • そしてそのデータはSCADAシステムに戻される。データを収集した内部システムはほとんどの場合、ストーリーエンドと呼ばれるSQLサーバーや他のタイプの時系列データに非常に機密性の高いデータとして厳重に保管されている。
    • そして同時にデータ量が膨大で、その大量のデータを安全な方法でほぼリアルタイムにクラウドに取り込む方法を考えなければならない。
    • そこで私達はAWS IoTを採用した。
    • 私達のプラットフォームと製品はすべてAWS上に構築されており、AWS IoTはその条件にぴったりだった。
    • 水道局のオンプレミスシステムからデータを取得するため、AWS Greengrassのパッケージを利用、その上に追加コンポーネントを構築した
    • そして今、お客様はInfo 360 Insightのダッシュボードにアクセスして、必要な遠隔測定データ、システムのアクセスデータを、Kinesis Firehose、IoT Coreを通じてクラウド上のInfo 360から安全かつ効果的にデータストリームを取得することができる
    • このソリューションは私達の約60%の労力を削減できたと実感している
    • しかもこれらのサービス一式にパッチやアップグレードを必要としないということが、私達が好きなポイントである。

トレンドマイクロ社 Eric Shulze氏

  • トレンドマイクロ社は、35年前からサイバーセキュリティのビジネスを展開している
  • AWSと密接に協力し、数々の賞賛とコンピテンシーを獲得してきた
  • 今年、AWS Marketplacesのグローバル・パートナー・オブ・ザ・イヤーに認定された
  • なぜIoTを採用したのか、IoTで解決しようとした問題について話す
  • 私達はクライアントサーバーようにスケーラブルなクラウドネットワークを構築しており、デスクトップ、ラップトップ、サーバーなど多くの企業の多くのシステムにエージェントをインストールする必要がある。
  • ただ、私達のコアバリューはセキュリティであり、エージェントの管理、アップグレードなどがやりたいわけではなかった。そのためエージェントのプロビジョニングをオフロードし、さらに双方向のデータ転送を行えるようにしたかった。
  • EDR(Endpoint Detection Response)というラップトップやサーバーに設置された監視カメラのようなものから、クラウドに大量のデータを収集し、フォローアップしている。
  • また、1億人のエージェントをサポートできるようにしたいと考えた。これらは決して小さな数字ではないので、特にこれらのコア機能の多くをオフロードするにはそれに対応するためのスケールが必要だった。
  • そして最後に、世界中に何百万という大規模なエージェントを展開している私達のお客様には、それを既存のアーキテクチャに簡単に統合できる方法も必要だった。
  • というのも、お客様は一夜にしてエージェントをアップグレードしたり、OSをアップグレードしたりはしないので、お客様が完全にアップデートできるようになるには数ヶ月、あるいは数年かかる。
  • 以上を踏まえた上で私達のアーキテクチャを考える必要がある。
  • まず、オリジナルのアーキテクチャとしては、AWSの中で動作するモノリスベースを評価し、お客様のサイトにあるクライアントサーバーデバイスだけを管理するものだった。そして、全ての設定とイベントデータをEC2インスタンス2台で送信していた。
  • しかしそれではスケールできなかった。今日だけでも、現在の顧客をサポートするためだけにEC2インスタンスのクラスタが70以上あり、コストを上げずに拡張することはできなかった。
  • クライアントサーバーはそのままで、大量のEDRテレメトリとイベントデータをオフロードするためにAWS IoTを追加した、ハイブリッドな仕組みを採用している。
  • AWS IoTをしばらく使ってみて、その威力を実感しているので、さらに拡張している。IoTのおかげで、より早く、より低いコストでより多くの価値をお客様に提供できるようになった。
  • また、AWS IoTはクラウドネイティブなフルマネージドサービスなので、スケーラビリティに優れ、スケール、リトライ、接続セキュリティ、エージェント認証などすべてAWS IoTにオフロードされている。
  • その結果、社内チームはより迅速に業務を遂行でき、私達のコアコンピテンシーである新しいセキュリティ価値を構築して、お客様に多くの価値を提供することができるようになった。

まとめ

AWS IoTを使った大規模な先進的事例を聞けたセッションでした。

IoTでは取得したデータをどう活用するかという部分がポイントになるかと思いますが、Autodesk社の取り組みのように水道事業体にとどまらず「水」という資源のサイクルにまで目を向け、どうあるべきか、そのために何を可視化すべきかという観点を持つことはとても社会的にも意義のあることだと思いました。

また、トレンドマイクロ社のバックエンドにAWS IoTを利用しているということも驚きでした。データの送受信を効率的に行うことのできるフルマネージドサービスとして見た時に、クライアントのエージェントをIoTデバイスとして見立てることもできるという、新たな活用事例として大変勉強になりました。

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