re:Invent 2023 VMware関連のセッションまとめ

こんにちは、AWS事業本部の荒平(@0Air)です。
今年のre:Invent 2023では現地参戦させていただき、VMware Cloud on AWSのセッションをメインに参加いたしました。
まだ全てを見切れていないほどボリュームが盛りだくさんだったので、一覧にまとめてお届けします。

Breakout Sessionは動画が公開されていますので、気になる方は是非ご視聴ください。冬休みのインプットにも最適です。

VMware関連のセッション数

期間中のVMware関連のセッションは合計で「21件」、内、VMware Cloud on AWSの名前を冠するセッションは「13件」でした。※一部、再演セッションを含みます
re:InventはAWSの祭典なので、全てAWSサービスに関係のあるセッションなのですが、VMware Cloud on AWS以外にも8件もあるとは意外でした。

Breakout Session

Breakout Sessionの一覧です。スピーカーによるプレゼン形式でのセッションが提供されます。

No	セッションID	セッションタイトル
1	ENT101	An enterprise cloud journey: Speed and scale with VMware Cloud on AWS （エンタープライズ クラウドの旅： VMware Cloud on AWS によるスピードと拡張性）
2	CON102	Accelerate application delivery with VMware Tanzu and AWS （VMware TanzuとAWSでアプリケーションデリバリを高速化）
3	HYB206	5 architectural innovations in VMware Cloud on AWS that you can’t miss （見逃せないVMware Cloud on AWSの5つのアーキテクチャイノベーション）
4	ENT102	Fueling resilience: Phillips 66’s journey with VMware Cloud on AWS （レジリエンスを高める フィリップス 66 の VMware Cloud on AWS の導入事例）
5	COP223	Centralize cost, performance, and security optimization （コスト、パフォーマンス、セキュリティの最適化を一元化）

ENT101 | An enterprise cloud journey: Speed and scale with VMware Cloud on AWS（エンタープライズ クラウドの旅： VMware Cloud on AWS によるスピードと拡張性

概要

組織のデジタルトランスフォーメーションにおいて、スピードとスケールは重要な成功要因です。VMware Cloud on AWS を使用すれば、クラウドのメリットを活用しながら既存のリソースを最大限に活用できます。このセッションでは、合理的なアプローチによって移行前の課題を解決した、デジタル変革に向けた企業の成功事例をご紹介します。VMware Cloud on AWS を使用して、既存のハードウェアを使用し、アプリケーションを書き換えることなく移行し、既存のスキルを最大限に活用する方法をご紹介します。AWSと著名な業界リーダーの経験から、厳しいスケジュールで大規模な移行を管理するための効率的な戦略について洞察します。

スピーカー

David Piet
Nate Lenoir (Honeywell)

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残念ながら、公開されていませんでした。

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セッションレポートが公開されておりますので、是非ご覧ください。

CON102 | Accelerate application delivery with VMware Tanzu and AWS（VMware TanzuとAWSでアプリケーションデリバリを高速化）

概要

今日のビジネスの成功には、アプリケーションを意識した戦略が欠かせない。これには新しいテクノロジーの採用が必要であり、まったく新しいレイヤーの課題がもたらされる。IT チームは、開発者向けのツールとプロセスを簡素化し、配信速度を低下させることなくセキュリティとコンプライアンスを向上させ、ダウンタイムなく Kubernetes クラスターとアプリケーションを拡張し、より効率的でコスト効率の高いアプリケーション配信を実現するために最適化する必要があります。VMware は、モジュール型のクラウド ネイティブ アプリケーション プラットフォームとクラウド管理機能を提供し、アプリケーション管理の一元化を支援します。本セッションでは、VMware Tanzuがクラウドネイティブ戦略を最適化するための完全なツールセットをどのように提供しているかをご紹介します。このプレゼンテーションは、AWSパートナーであるVMwareがお届けします。

スピーカー

Derek Beauregard (VMware)
Lefty Marakas (VMware)

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HYB206 | 5 architectural innovations in VMware Cloud on AWS that you can’t miss（見逃せないVMware Cloud on AWSの5つのアーキテクチャイノベーション）

概要

デジタルトランスフォーメーション、コストの最適化、アプリケーションのモダナイゼーション - どこから着手すべきでしょうか？VMware Cloud on AWS は、ワンストップのコスト効率に優れたソリューションです。VMware Cloud on AWS は、クラウド トランスフォーメーションへの最短かつ安全な道です。このセッションでは、VMware Cloud on AWS の概要とアーキテクチャの詳細を理解し、ネットワーキングの側面を深く掘り下げます。ワークロードの移行を計画、設計する方法と、さまざまな移行戦略について学びます。また、災害時にワークロードを保護する方法や、AWSサービスを使用してアプリケーションを最新化する方法についてもご紹介します。このプレゼンテーションは、AWSパートナーであるVMwareがお届けします。

スピーカー

Sonali Desai (VMware)
Oleg Ulyanov (VMware)

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セッションレポートを公開しておりますので、是非ご覧ください。

ENT102 | Fueling resilience: Phillips 66’s journey with VMware Cloud on AWS（レジリエンスを高める フィリップス 66 の VMware Cloud on AWS の導入事例）

概要

ビジネスの成功には、変化に対応し、イノベーションを取り入れることが不可欠です。VMware Cloud on AWS は、クラウドへの移行を加速させ、耐障害性を向上させ、ビジネス変革を実現します。AWSとPhillips 66社から直接、複雑なクラウド移行にどのように取り組み、データ保護を確保し、レガシー システムに縛られた業界で競争力を高めることができるかについてお聞きください。フィリップス66の迅速かつスケーラブルなクラウド導入の道のりからインスピレーションを得るとともに、これらの洞察を自社の移行に適用するための実践的なヒントを学びます。

スピーカー

Andy Reedy
Rick Snell (Phillips 66)

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COP223 | Centralize cost, performance, and security optimization（コスト、パフォーマンス、セキュリティの最適化を一元化）

概要

クラウドや組織のサイロにまたがってワークロードを管理すると、クラウド利用を最適化するために、異種のデータソースから実用的な洞察を引き出すことが難しくなる。組織は、AI や機械学習などの新しいテクノロジーを使用して最適なビジネス成果を実現する共通のコントロール プレーンを必要としています。このセッションでは、最新のアプリケーションのコスト、パフォーマンス、およびセキュリティを最適化するために設計された製品ファミリーである VMware Tanzu Intelligence Services についてご紹介します。また、FinOps専用ソリューションであるVMware Tanzu CloudHealthを深く掘り下げ、企業がどのように買収をナビゲートし、切り離された事業部門を管理し、FinOpsを一元化できるかをご紹介します。このプレゼンテーションは、AWSパートナーであるVMwareがお届けします。

スピーカー

Lucas Paratore (VMware)
Chris McClanahan (VMware Tanzu Hub)

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Workshop

Workshopの一覧です。ワークショップではPCを持ち込み、ハンズオンを行います。

No	セッションID	セッションタイトル
1	ENT313	A deep dive into backup and data protection for VMware Cloud on AWS （VMware Cloud on AWSのバックアップとデータ保護についてのディープダイブ）
2	COP104	Explore and migrate with VMware Cloud on AWS （VMware Cloud on AWSの調査と移行）
3	ENT329	Scale VMware Cloud on AWS without adding nodes （ノードを追加せずにAWS上のVMwareクラウドを拡張）

ENT313 | A deep dive into backup and data protection for VMware Cloud on AWS（VMware Cloud on AWSのバックアップとデータ保護についてのディープダイブ）

概要

アプリケーションを中断させる可能性のある予期せぬ出来事に対処できる体制は整っていますか？堅牢なバックアップとデータ保護戦略を確立することは、より多くのハイブリッドクラウド環境を採用する上で非常に重要です。このワークショップに参加し、VMware Cloud on AWS のデータ保護について理解を深めてください。クラウドにおける信頼性の高いセキュリティが、責任共有モデルによってどのように実現されるかを専門家が解説します。実践的な実習を通して、AWS Backupがワークロードの保護と信頼性の高い移行にどのように役立つかを学びます。AWSとVMwareのソリューションの貴重な経験を積むことで、データを保護するための効果的な戦略を実行するのに役立ちます。参加にはノートパソコンが必要です。

スピーカー

Chris Porter
Craig Herring

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COP104 | Explore and migrate with VMware Cloud on AWS（VMware Cloud on AWSの調査と移行）

概要

既存のデータセンターのシャットダウン、またはオンプレミスのインフラストラクチャのクラウドへの拡張をお考えですか？VMware がお手伝いします。VMware Cloud on AWS を使用すれば、最もシンプルで迅速な方法で、コスト効率も高いクラウド移行を実現できます。このワークショップでは、このサービスの基本的な設定方法と、VMware Cloud on AWS へのワークロードの移行方法を実習します。このワークショップでは、VMware Software-Defined データセンターのセットアップ方法、ワークロードを移行するための最新機能の使用方法、移行オプションの種類、コンピュートから独立してストレージを拡張する方法などについて学習します。参加にはノートパソコンの持参が必要です。このプレゼンテーションは、AWSパートナーであるVMwareがお届けします。

スピーカー

Ivan Oprencak (VMware)
Niels Hagoort (VMware)

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ENT329 | Scale VMware Cloud on AWS without adding nodes（ノードを追加せずにAWS上のVMwareクラウドを拡張）

概要

VMware Cloud on AWSワークロードの柔軟性を高め、パフォーマンスを向上させるには、最適なストレージオプションを特定することが重要です。このワークショップでは、実践的なスキルを習得し、さまざまなAWSストレージサービスを使用してVMware Cloud on AWS SDDCを拡張する方法を学びます。少人数のチームでの実習を通じて、さまざまなユースケースに適したストレージオプションを特定し、クラウド インフラストラクチャを最適化する方法を学びます。AWSのエキスパートが、Amazon FSx、AWS DataSyncなどのストレージソリューションの作成方法を説明します。参加にはノートパソコンが必要です。

スピーカー

Paul Cradduck
Sean Lambert

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セッションレポートを公開しておりますので、是非ご覧ください。

Builder's Session

Builder's Sessionの一覧です。ビルダーズセッションでは、その技術にまつわる開発者から講義形式でハンズオンを行います。直接質問等もできるのがポイントでした。

No	セッションID	セッションタイトル
1	STG405	Rightsizing VMware Cloud on AWS compute and storage （VMware Cloud on AWSのコンピュートとストレージの正しいサイジング）

STG405 | Rightsizing VMware Cloud on AWS compute and storage（VMware Cloud on AWSのコンピュートとストレージの正しいサイジング）

概要

VMware Cloud on AWS の導入が加速する中、企業はストレージの負荷が高いワークロードの容量を拡張する必要性を感じています。このハンズオンセッションでは、クラウド・ストレージをクラウド・コンピュートから独立して拡張し、コストを削減および管理する方法をご紹介します。また、VMware Cloud on AWS上で実行されているワークロードに、Amazon FSx for NetApp ONTAPを補完的なデータストアとして統合し、TCOを削減する方法をご紹介します。参加にはノートPCが必要です。

スピーカー

Jay Horne
Virgil Ennes
Luke Miller
Mike Houle
Aaron Dailey

ブログ

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Chalk Talk

Chalk Talkの一覧です。チョークトークはスピーカーと参加者による対話形式のセッションです。

No	セッションID	セッションタイトル
1	EUC212	Getting the most out of VMware Horizon 8 with Amazon WorkSpaces Core （Amazon WorkSpaces CoreでVMware Horizon 8を最大限に活用する）
2	ENT320	Advanced hybrid network architectures for VMware Cloud on AWS （VMware Cloud on AWSのための高度なハイブリッド・ネットワーク・アーキテクチャ）
3	ENT209	Are you well-architected? Enhance VMware workload migration with AWS （きちんと設計されていますか？AWSでVMwareのワークロード移行を強化）
4	ENT317	Microsoft migration paths with Amazon EC2 and VMware Cloud on AWS （Amazon EC2とVMware Cloud on AWSによるマイクロソフトの移行パス）

EUC212 | Getting the most out of VMware Horizon 8 with Amazon WorkSpaces Core（Amazon WorkSpaces CoreでVMware Horizon 8を最大限に活用する）

概要

オンプレミスの仮想デスクトップインフラ（VDI）ソリューションを運用する企業は、俊敏性の向上とコスト削減のプレッシャーに直面しています。Amazon WorkSpaces Coreを使用すると、VMware Horizon 8を使用している企業は、使い慣れたVDIソフトウェアを引き続き使用しながら、拡張性と安全性の高いAWS仮想デスクトップインフラを利用できます。本講演では、Amazon WorkSpaces CoreとVMware Horizon 8の組み合わせによるメリットやアーキテクチャの概要について詳しく説明します。

スピーカー

Andrew Kloman
Gigi Boehringer

Youtube

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ENT320 | Advanced hybrid network architectures for VMware Cloud on AWS（VMware Cloud on AWSのための高度なハイブリッド・ネットワーク・アーキテクチャ）

概要

セキュアでスケーラブルかつ弾力性のあるネットワーク・アーキテクチャを優先する組織は、顧客に高品質なサービスを提供し、データと業務を保護することができます。ハイブリッド接続の確立は、クラウド移行において非常に重要です。オンプレミスと VMware Cloud on AWS の間で vSphere ベースのハイブリッド環境を実行する予定、または現在実行している場合は、AWS Direct Connect、AWS Site-to-Site VPN、AWS Transit Gateway、および VMware Transit Connect を使用して堅牢なネットワーク アーキテクチャを構築する方法をご覧ください。セキュリティアプライアンスによるイングレス/エグレスのセキュリティ、カスタムTier-1ゲートウェイによるマルチテナント、マルチエッジSDDCによる帯域幅の拡張など、先進的なコンセプトをご紹介します。

スピーカー

Harsha Sanku
Talha Kalim

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ENT209 | Are you well-architected? Enhance VMware workload migration with AWS（きちんと設計されていますか？AWSでVMwareのワークロード移行を強化）

概要

クラウドへの移行を成功させるための実用的な洞察をお探しですか？このチョーク・トークでは、VMwareワークロードのクラウド対応能力を評価する方法と、AWS Well-Architected Frameworkを使用してVMwareワークロードをクラウドで成功裏に実行するために考慮すべきベスト・プラクティスについてディスカッションします。AWS Well-Architected Frameworkを使用して堅牢な移行計画を作成し、6つの柱（オペレーショナル・エクセレンス、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス効率、コスト最適化、持続可能性）をワークロード設計に適用する方法について説明します。クラウド・アーキテクト、ITプロフェッショナル、意思決定者のいずれであっても、この講演はVMwareワークロードのクラウドへの移行を成功に導くことを目的としています。

スピーカー

Jordan Roth
Samir Kadoo

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ENT317 | Microsoft migration paths with Amazon EC2 and VMware Cloud on AWS（Amazon EC2とVMware Cloud on AWSによるマイクロソフトの移行パス）

概要

Microsoftのワークロードをオンプレミスで実行している場合、AWSに移行するためのいくつかの選択肢があります。このチョークトークでは、Amazon EC2、VMware Cloud on AWS、その他のマネージドサービスなど、一般的な移行先を使用する技術的およびビジネス上の利点について学びます。移行を最適化する方法を発見し、組織が取る一般的な近代化パスについて学びます。また、移行に関する質問も受け付けます。

スピーカー

David Piet
Roddy Pimentel

Youtube

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Lightning Talk

Lightning Talkの一覧です。ライトニングトークでは、EXPOのような広い空間の一角でプレゼンが展開されます。

No	セッションID	セッションタイトル
1	ENT235	Migrations in action with VMware Cloud on AWS （VMware Cloud on AWSを使ったマイグレーションの実例）

ENT235 | Migrations in action with VMware Cloud on AWS（VMware Cloud on AWSを使ったマイグレーションの実例）

概要

ENT101 に続くこのデモンストレーションでは、vSphere ベースの仮想マシンを AWS 内外で移行する方法をご紹介します。VMware Cloud on AWS のユーザーは、レプラットフォームや再アーキテクチャを行うことなく、オンプレミスのワークロードをそのままクラウドに移行することができます。このライトニング トークでは、VMware Hybrid Cloud Extension（HCX）を使用して仮想マシンを VMware Cloud on AWS に移行することがいかに簡単かをリアルタイムでご紹介します。

スピーカー

Sean Lambert
David Piet

Youtube

おわりに

期間中はできる限り、ワークショップなどの現地限定セッションを取るようにしていたので、後からBreakout Sessionを聞けるのはありがたいです。

まとめてみて、まだ視聴してないけど気になるセッションもありましたので、見て学びたいと思います。

このエントリが誰かの助けになれば幸いです。

それでは、AWS事業本部 コンサルティング部の荒平(@0Air)がお送りしました！

参考

林さんの全まとめの流れを汲みました。自分用の勉強まとめにとてもいい！