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[レポート] Kiro powers: Empower agents with specialized expertise #DVT343 #AWSreInvent
セッションの概要
Excited about the launch of Kiro powers? This Lightning Talk will present an overview of how the powers dynamically transform AI agents into experts.
- Type: Lightning talk
- Level: 300 – Advanced
- Features: Lecture-style
- Topic: Artificial Intelligence, Developer Tools
- Area of Interest: Generative AI, Agentic AI, DevOps
- Segment: Developer Community
- Role: Developer / Engineer, DevOps Engineer
- Services: Kiro

AI 開発ツールの進化と課題
まず始めに、AI 開発ツールの変遷が語られました。
2023年のオートコンプリート時代に始まり、2024年にはチャットアシスタント、2025年の今年はエージェントの時代へと突入しています。

ここまででまだ 3 年しか経過していないという点は、AI の進化の速さを物語っていると言えそうです。
エージェント時代における課題
一言でエージェント時代と言っても、課題は山積みとなっています。
セッションでは、今の AI エージェントはジェネラリストであると主張されました。
コードの構造化やレビューは得意でも、特定のデータベースや API といった専門タスクにはまだまだ弱い、と説明されます。

仮に専門タスクを自作したとしても、そこには大量のコンテキストが必要となります。
コンテキストの肥大化を引き起こしてエージェントのパフォーマンス劣化に繋がることもありますので、コンテキストを詰め込めば良いというわけでもありません。
もちろん、コンテキストが変わることだってあり得ます。

Kiro Powers
そのような課題を解決するものとして紹介されたのが Kiro Powers です。
Kiro Powers は、必要な時だけ動的に読み込まれる専門知識のパッケージ、として紹介されました。

必要な時だけ動的に読み込む、の鍵を握るのは power.md になります。

例えば、スライドにあるように Keywords に「database」「postgres」などが設定されていたとします。
ユーザがチャットなどから「データベースを構築したい」と入力すると、Kiro はこの定義ファイルのキーワードと照合して、その Power が適切なのかを判断して、動的にその Power を有効化します。
要するに、ユーザが設定しなくても Stripe や Supabase といったベンダー公式のベストプラクティスを即座に利用できるようになります。

おわりに
セッションではデモも一緒に紹介されました。
デモは、Web アプリケーションが接続するデータベースへのデータ追加や実際のアプリケーションのデプロイまで、AI と Power を用いて超効率化を実現するというものでした。
これまでの Kiro での開発では、自らステアリングファイルを用意して、Hooks を適切に設定して、という作業が必要でしたが、その負荷を解消してくれる機能としても期待できそうです。
ちなみに、現時点では以下のパートナー製品の Power を利用できるようです。

今後のパートナー製品の拡充にも期待大ですね。










