
【レポート】 re:Invent活用術が日本語で聴ける「Let's maximize your learnings at re:Invent!」に参加しました!#AWSreInvent #GBL102
こんにちは!クラウド事業本部のおつまみです。
いよいよre:Inventが始まりましたね!
今回はre:Invent2025のセッション 「Let's maximize your learnings at re:Invent!」 に参加してきたので、内容をご紹介します!
セッションの概要
タイトル
Let's maximize your learnings at re:Invent!
概要
[This session is conducted in Japanese] AWS re:Invent is our biggest, boldest, most comprehensive AWS event of the year, where the global cloud community unites to build the future. Building your optimized schedule that fits your learning needs is important to maximize your experiences at re:Invent. In this session, you can get new insights from 2 guest speakers who have much experience to re:Invent both of Technology focused and Business focused. You can get a chance to rebuild your plans to the event in consideration of experienced attendees plans through this session. Let's learn everything from up-coming re:Invent!
【このセッションは日本語で行われます】AWS re:Invent は、年間最大規模、最も大胆、そして最も包括的な AWS イベントです。世界中のクラウドコミュニティが未来を築くために集結します。re:Invent での経験を最大限に活用するには、ご自身の学習ニーズに合わせた最適なスケジュールを組むことが重要です。本セッションでは、テクノロジーとビジネスの両方の分野で re:Invent に深く関わる経験豊富な 2 名のゲストスピーカーから、新たな知見を得ることができます。経験豊富な参加者の計画を参考に、イベントへの参加計画を再構築する機会となるでしょう。さあ、これから開催される re:Invent で、あらゆることを学びましょう!
スピーカー
- Kempei Igarashi, Sr. SA Manager, Retail & CPG, AWS Japan, Amazon Web Services Japan
- Masato Kobayashi, Sr. Manager, Solutions Architect, Amazon Web Services Japan G.K.
レベル
100
Session Type
Breakout session
セッションの内容
re:Inventとは
AWS re:Inventは、AWSが提供する最大規模の学習イベント。
マーケティングイベントではなく、参加者に「お腹いっぱいになるまで」学びの機会を提供することを重視しており、技術的な学びだけでなく、クラウドやAI技術をビジネスや生活にどう活かすかというビジネス側面の学びも得られる。

見逃せない基調講演(Keynote)
re:Inventでは5本のKeynoteが用意されている。
1. CEO Matt Garman のKeynote
- 日時: 2日目 8:00-10:30
- 内容: AWSが考えるクラウドテクノロジーの未来、新しいイノベーションの紹介
- ゲストスピーカーも登場し、全体感をつかむのに最適
2. AI & Data Keynote(Swami VP)
- 日時: 3日目 8:30-10:30
- 内容: 生成AIとデータ関連サービスのアップデート
3. パートナーシップ Keynote(Ruba Borno)
- 日時: 3日目 午後
- 内容: パートナー関係について
4. インフラストラクチャー Keynote(Peter DeSantis)
- 日時: 木曜日 8:30-10:30
- 内容: AWSの内部構造やインフラの仕組み
- 例年月曜夜に行われていた「ド渋い」インフラKeynoteが木曜日に移動した
5. Special Closing Keynote(Werner Vogels)
- 日時: 木曜日 15:30-16:30
- 内容: デベロッパーや開発組織向けの話
Innovation Talk - 未来を語るセッション
AWSの各分野のリーダーが未来を語るセッションで以下のような分野がある。
- Analytics
- Architecture全般
- Cloud Operations
- Computing
- Database
- 金融サービス
- 公共
- Amazonから学ぶ
スマホアプリで「Innovation Talk」でフィルタリングして探すことができる。
深掘りセッションを見る前に、これらで全体像をつかむのがおすすめ。
多様な学習形式
Session Type
- Breakout Session: 標準的なプレゼンテーション形式
- Builder's Session: 実践的な内容
- Chalk Talk: 議論中心
- Code Talk: 少人数でコードを見ながらディスカッション
- Bootcamp: まとまった時間でがっつり学習
- Workshop: 半年かけて準備されたものも
その他の学習機会
- 資格認定試験: 準備から受験まで可能
- インタラクティブトレーニング: 質問しながら学べる
- Self-paced lab: 新サービスをその場で試せる環境
セッションの難易度レベル
- レベル100: 前提知識不要、概要説明
- レベル200: 機能の深掘り、具体的な話
- レベル300: 前提知識があると理解が早い
- レベル400: 熟練者向け
- レベル500: 専門的、先端技術の議論(約10セッションのみ)
レベル500の例
- Amazon.comのリスク評価の深掘り
- ハルシネーション対策のAutomated Reasoning
- Rustのセキュリティに関する議論
会場と移動のTips
会場の広さ
- 最北のWynnから最南のMandalay Bayまで直線距離で約5km
- 道のりでは7-8km
- 重要: 歩くのは現実的ではない
移動手段
- シャトルバス(基本): アプリで所要時間を確認可能
- モノレール: MGM GrandからSaharaまで運行
- re:Inventバッジを見せると無料チケットがもらえる
- VenetianやMGM Grandへの移動に便利
- re:Play(木曜夜のパーティー)の帰りは特に便利(バスの大行列を回避)
- タクシー/ライドシェア:
- 乗り場が異なるので注意
- 渋滞することも多いので地図アプリで確認を
節約のコツ
コンビニ・ドラッグストアを活用
ホテル内の売店は非常に高額。以下の店名を覚えてマップアプリで検索するのがおすすめ

- Walgreens(ドラッグストア)
- CVS Pharmacy(ドラッグストア)
- ABC Store(コンビニ)
水、軽食、日用品がホテルの半額以下で購入できる。
セッション予約のTips
- 満席でも諦めない: 当日ウォークインで入れるチャンスあり(歩留まりがある)
- Repeat(再演)をチェック: 人気セッションは再演されることも
- Keynote後は速攻でアプリ確認: 新発表サービス関連のセッションが追加されることも
- 動画公開を前提に: 多くのセッションは後日YouTubeで公開されるので、現地でしかできない体験を優先
ネットワーキングの機会
公式イベント
- Welcome Reception: 初日16:00〜(Venetian Expo)
- カクテルアワー: 3日目夕方
- re:Play: 木曜夜の大規模パーティー
ネットワーキングのコツ
- 恥ずかしがらずにアグレッシブに
- 笑顔で話しかける
- Expoエリアのブース出展者とも積極的に会話
- 翻訳アプリも活用
セッション選びに迷ったら
Attendee Guides -をチェック!
AWS Heroたちが自分の選んだセッションとその理由を公開している。移動中やランチタイムに眺めて参考にするのがおすすめ。

安全第一
- 路上で突然話しかけられても応答しない
- 荷物から目を離さない、手放さない
- いつもと違う環境で疲れやすいことを自覚
- テンションが上がって疲れに気づきにくいので無理をしない
最大限に楽しむための心構え
- セッション後は質問を: スピーカーは質問されると嬉しい
- まず褒めてから質問する:"Thank you for your great session!"
- アグレッシブに動く: 旅の機会を最大限に活用
- 体力を温存: 移動で疲れてセッション中に寝てしまうのはもったいない
- 現地でしかできない体験を優先: ディスカッション、人とのつながりなど
Amazonから学ぶセッション(AMZ)
AmazonはAWSの最大顧客の一つ。「AMZ」で始まるセッションでは、Amazonがどのようにテクノロジーを活用しているかを学べる。
セッション選びのコツ
- タイトルと説明だけでなく、スピーカーの肩書きも確認
- 例:「Software Development Director」なら開発者の生産性向上の話
- 例:「Principal Applied Scientist」とビジネスディレクターの組み合わせなら、学術的な話とビジネスの両面が聞ける
注目のセッション例
- 生成AIでAmazonがどう生産性向上しているか
- Buy with Primeのコーチング型ショッピングAIエージェント
- チョークトーク形式なら質問し放題!翻訳アプリも活用しましょう
業界別アテンディガイド
各業界の専門家が「おすすめセッション」をキュレーションしている
業界の専門スタッフが全セッションを把握した上で推薦しているので要チェック。
セッションの頭文字で見分ける
IND(Industry)- 技術的な事例
- 対象: テクノロジーの情報収集がミッション
- 内容: 顧客企業が登場し、技術的な実装を詳しく解説
- 例: アポロタイヤのHPCによるエンジニアリング変革
BIZ(Business)- ビジネス事例
- 対象: ビジネス効果や導入理由を知りたい
- 内容: 「なぜ使ったか」「どんな効果を期待したか」
- 例: Amazon ConnectとエージェンティックAIによる顧客サービス改善
SNR(Senior Leader)- 経営目線
- 対象: 経営層、シニアエグゼクティブ
- 内容: CTO、CXOなど経営層が語るセッション
- 特徴: 必ず「Executive in Residence」(外部企業の元経営幹部をAWSが採用)が関与
- 人数: わずか14人しかいない貴重な存在
出張報告のコツ: 技術セッションだけでなくSNRセッションを入れておくと、経営提言も含めた報告書が書きやすくなる
Keynoteの詳細情報
開始時間に注意!
- 8:00開始、8:30開始、15:00開始、15:30開始、18:00開始
- 毎日時間が違うので要確認
CEO Matt Garman Keynote(火曜 8:00-10:30)
- 人気度: 非常に高い
- 並ぶ時間の目安:
- 7:30でも入れるが後方席
- 前方で生 Matt Garmanを見たいなら6:30に並んだ人も
- サテライト会場も多数あり
- 注目ゲスト: ソニーの本田様が登壇予定!
- その他、Adobeなどの方も登壇
AI & Data Keynote(Swami、水曜 8:30-10:30)
- Agentic AIの話
- Vercel CEOなども登壇
- 開発系の話から宇宙まで幅広い内容
Infrastructure Innovation(Peter DeSantis、木曜 8:30-10:30)
- 例年の「ド渋い」インフラKeynoteの進化版
- 昨年はS3ストレージシステムの進化を解説
- 過去には衛星に原子時計を乗せた時刻同期サービスの話も
Special Closing Keynote(Werner Vogels、木曜 15:30-16:30)
- 初の試みで内容は未知数
- Japan Wrap-up Session(JBL 105)と同時開催
- ライブでクロージングKeynoteを一緒に見る企画あり
Keynote参加の注意点
- 尺が長い: 2時間〜2時間半
- 会場がとても寒い: 外より寒いことも
- 防寒対策必須: ウルトラライトダウン推奨
Japan Wrap-up Session(JBL 105)
- 日時: 最終日
- 内容: Keynoteの要点をまとめて解説
- メリット: 出張報告書を書く際に便利
- その他: セッションの写真撮影は全く問題なし(スライドごとに撮る人も多い)
- 動画公開: 通常1週間後、Keynoteはもっと早いことも
Expo(展示エリア)の楽しみ方
開催時間
- 12/1(月)16:00〜(Welcome Reception)
- 12/2-4: 10:00-18:00
- 最終日のみ16:00終了なので注意
おすすめの見方
1. Builder's Showcase(左側)
- 内容: 技術そのものを見せる展示
- 特徴: AWSアーキテクトが作った最新技術のショーケース
- AWS Summit Tokyoのビルダーズショーケースと同様
2. Industry系展示(右側・中央)
- 内容: 業務課題・社会課題をどう解決するか
- 特徴: 課題起点でのソリューション展示
バランスよく両方見るのがおすすめだ!
- 技術だけ見ると業務課題への応用が見えない
- 業務課題だけ見るとコア技術が理解できない
3. 日本未進出ソリューションを探す
- 日本法人がないパートナー企業の展示は日本では見られない
- 自分の課題にハマるものが見つかるかも
- 英語で話しかけてお土産ももらおう!
その他のExpoエリア
- Developer Community Area: 楽しく学べるハブ
- Partner Experience: パートナー企業の工夫が見られる
- Lightning Theater: 20-30分の空き時間にサッと立ち寄れる
- 常に何かしら開催中
- 夕方は日本語ドメインのAI系セッションも
Sports Forum
開催情報
- 期間: 12/1-12/4(最終日のみ16:00終了、他は20:00まで)
- 場所: 大規模な専用エリア
内容
- スポーツ分析の最先端技術
- アメフト、野球、F1などのデータ活用事例
- 体験型展示:
- F1シミュレーター(運転席で実際に運転可能)
- ゴルフ体験
- タイヤの減り具合、エンジン回転数、温度などのリアルタイムデータ可視化
技術の最先端がスポーツでどう使われているかを楽しく学べる。
ネットワーキングイベント
公式ディナーイベント
- Meet & Greet with AWS Partners: 火曜・水曜 18:00-20:00(VenetianとMGM)
- AWSパートナー主催のディナー
- 無料で参加可能(AWS社員は参加不可)
- セキュリティ製品企業のイベントならセキュリティ界隈の人が集まるなど、深い話が聞ける
日本人が集まる場所
- Noodle Asia(Venetian内)
- 伝統的に日本人が集まるスポット
- 3:00まで営業
- 最近は満席になることも多い
- 他にも2:00まで営業の店もあり
その他のネットワーキング機会
- 朝食・ランチ会場: 相席で隣の日本人と会話
- 丸テーブル: アイスブレイクのチャンス
その他の楽しいイベント

アクティビティ系
- Water Walk: 水資源確保の体験(重さで実感)
- ラスベガス5kmラン: 水曜 18:00集合(Mandalay Bay)
- 懸垂/プルアップ: re:Invent期間中にできる
- チキンウィング早食い大会(Bit and Mat): 月曜 8:00-18:00
ゲーム・エンタメ系
- Magic: The Gathering: 火曜夜(Mandalay Bay)
- 日本語話者を集めたテーブルもあり
- ビンゴ: 水曜 18:30〜
- AWSビルダーカード: 日本でも人気上昇中、日本スタッフもいる
- Ice Bar: Jeff Barr主催(ダジャレ)
ボランティア
- ラスベガス地域社会支援活動
re:Play(木曜夜の大パーティー)
会場の特徴
- とにかく広い: ドーム級の広さ
- DJブースまで行くのに15分、帰るのに15分かかるレベル
- デジタル×フィジカルの体験が多数
DJについて
- 全米トップ3クラスのDJが登場
- 会場全体が大盛り上がり
アクセス
- モノレール推奨: Sahara Las Vegas Stationまで行き、幟を持ったスタッフの案内で徒歩10分
- バス: 行きは分散するが、帰りは大行列になるので注意
注意点
- 初参加の方は必見
- 体験型コンテンツが豊富
- 広すぎて迷子になるレベル
最後のアドバイス
セッション参加のマナー
- 写真撮影OK: スライドごとに撮る人も多い
- 質問は積極的に: セッション後にスピーカーに質問しに行こう
- まず褒めてから:"Thank you for your great session!"
- 翻訳アプリも活用
体調管理
- 防寒対策: Keynote会場は特に寒い
- 水分補給: コンビニで事前購入
- 無理をしない: テンションが上がって疲れに気づきにくい
出張報告のコツ
- 技術セッション(IND)とビジネスセッション(BIZ)、経営セッション(SNR)をバランスよく
- Japan Wrap-up Sessionを活用
- 写真をたくさん撮る
- 現地でしかできない体験を優先
最後に
今回は、re:Invent2025のセッション「Let's maximize your learnings at re:Invent!」の内容をご紹介しました。
3年目のre:Invent参加でしたが、このセッションを通じて多くの気づきがありました!
特にInnovation Talkの存在やスピーカーの肩書きに注目する重要性、セッションの頭文字による分類(IND/BIZ/SNR)など、知らなかった活用方法がたくさんありました。
今回学んだことを活かして、より充実したre:Inventにしていきたいと思います。
皆さんもぜひこれらのTipsを参考に、re:Inventを最大限に楽しんでください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
以上、おつまみ(@AWS11077)でした!








