Amazon RDS for OracleがインスタンスタイプR3, T2に対応しました!
はじめに
こんにちは。yokatsukiです。
Amazon RDS for Oracle now supports R3 and T2 instance families
待ってましたッ!遂にメモリ最適化のDBインスタンスクラスdb.r3.*が、Oracle Databaseに登場!
これで従来は不可能だった100GB超級のSGAも確保できるので、巨大なOracleデータベースを運用されている方、上がらないキャッシュヒット率をプロビジョンドIOPSでカバーする必要はもうありません!
また、同時にdb.t2.*クラスもリリースされ、負荷に応じて柔軟にバーストできる環境も使用できるようになりました!
確認
早速確認してみましょう。AWS管理コンソールにサインインし、RDSのインスタンス作成画面に移動します。
db.t2.およびdb.r3.が選択できるようになっています!
32 vCPU, 244GiB RAM...たまりません。
注意点
対応バージョンの制限
ところで、上記ニュースリリースによると全てのバージョンがR3, T2に対応した訳ではないとのことです。
The R3 and T2 instance types are available with Oracle database versions 11.2.0.4 and 12.1.0.2.
確かに、指定された以外のバージョンを選択すると、選べるインスタンスクラスは従来のままです。
SE Oneの制限
また、SE Oneは、オラクルのライセンス上、こちらにおける仮想コア8つまでという、仮想コア数の制限があります。従いまして、db.r3.8xlargeは選択することができません。(db.r3.4xlargeの16 vCPUってのはハイパースレッディング込みの値なのでしょうかね…。)
まとめ
- db.r3の登場で、広大なメモリ空間が使えるようになり、データベースの性能をより上げることができるようになった
- db.t2の登場で、バースト可能なパフォーマンスが得られるようになった
新たに登場した2タイプのインスタンスクラスで、AWS上でOracle Databaseを活用する幅が広がること間違いなしです。既に12cも対応しているので、これからが非常に楽しみです。それでは、また。