【レポート】AIとデータサイエンスの融合 – ChatGPT x Alteryxによる大規模言語モデルの効果的な使用法 #alteryx23

2023年05月22日~05月25日までの4日間、Las Vegasで開催されているAlteryx社のグローバルイベントのセッション内容をお伝えします。 イベントでは、100以上のブレイクアウトセッションと有料トレーニングセッションが用意されています。クラスメソッドとしては2018年、2019年に参加しています。
2023.06.13

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こんにちは、アライアンス統括部の清水です。

現地時間2023年05月22日(月)〜2023年05月25日(木)に米国ラスベガスで開催されているAlteryxの年次カンファレンスイベント「Inspire 2023」。今回クラスメソッドからは計6人のメンバーが現地参戦しています。

当エントリでは、5月25日(水)12:00 PM - 12:20 PM PDT【太平洋時間】に行われたセッション『ChatGPT & Alteryx- How to use Large Language Models』についてレポートします。

ChatGPT & Alteryx - How to use Large Language Models

概要

ChatGPTと大規模言語モデルを活用してAlteryxのデータ分析を加速し、強化する方法について探ります。OpenAIによって訓練されたGPT-4アーキテクチャに基づくChatGPTは、人間のように自然な言語での対話が可能で、データ分析における洞察の洗練度と迅速性を高めます。Alteryxの能力を最大限に引き出し利用するには。

スピーカー

  • Derek House 【Director, Data Science of Engineering at Alteryx】

はじめに

このセッションは同じ日の午前中に行われた以下のKeynoteで優勝された、Derek House氏がスピーカーでした。

【レポート】Alteryx Inspire 2023:Day2 Keynote 新機能対決!エンジニアと製品マネージャーが未来を語る #alteryx23

AIとLLM(大規模言語モデル)

概要

このセッションではAI、特にChatGPTやOpenAIがビジネスにどのように影響を与えるかについて話しています。これらの技術が世界を変革する可能性があるという、意義深い瞬間であると述べています。特にビジネスの世界では、AIの影響は無視できないものとなっています。

これまでと今後

イーロン・マスク氏はかつてOpenAIの共同創設者の1人で、AIのスタートアップへ巨額投資を行いました。Microsoftは2033年までにOpenAIへ110億ドルを投資することを約束しています。これにより、OpenAIの開発が加速し、新たなAI技術の開発が促進されることが期待されています。

GPTとは

大規模言語モデル(LLMs)はGPT-2モニタを用いて作成され、進化してきました。その中でもGPT-3は特に注目すべきで、約3000億語を学習し、その規模は平均的な本が100万冊以上に相当すると述べています。

GBTはこの3つの技術の中心に位置し、大規模言語モデル(LLMs)は速いスピードで学習されてきました。

プロンプト

プロンプトは人間がAIに指示を出すための一連の指示で、ユーザーがAIに何を求めているかを明確に伝えるためのものです。AIの応答の成功を高めるためには、具体的な要件の提示、望む結果を正確に提示することが必要と説明しています。

TIPS

LLMに指示を出す際にまるで「HTMLのタグ破壊」のような、以下のサンプルのようにプロンプトを記述すると、応答結果が大幅に向上することがわかっています。しかし最初にここまで記述が難しければ、ステップを踏んで何度も尋ねていくというやり方もあります。

トランスフォーマー

トランスフォーマーは一連の事象を別の一連の事象に変換する機能で、テキスト、音楽、画像などのさまざまなモダリティに対応しています。

使用例

これはトランスフォーマーがテキスト、コード、音楽、画像など、さまざまな形式のシーケンスに対して使用できることを表しています。

限界と注意点

生成AIは完璧ではない

AIは非常に高度なタスクを実行できますが、一方でその能力には限界があります。ここでは一例として、AIが単純な論理的な問題につまずくことを挙げています。また学習に用いられたデータに存在するバイアスを反映する可能性があります。そしてAIが行う計算も常に正確とは限りません。

常に受け取った結果を適切に評価し、仕組を理解することが重要であると指摘しています。

法的な問題や信頼性の低下

使用の際には、法的な規定や倫理的な規権を遵守する必要があります。例えば、AIの使用により生成されたコンテンツをどのように属性表示するか、また、ユーザーに対してAIを使用していることを明示するかなどが課題となります。これらの問題を十分に考慮しないと、法的な問題や信頼性の低下につながる可能性があります。

Open AI x Alteryx

WorkFlowAutoDoc

Alteryxが開発したWFのフローの内容を要約し、自動で文書化してくれるツールについて説明しています。 【レポート】Alteryx Inspire 2023:Day2 Keynote 新機能対決!エンジニアと製品マネージャーが未来を語る #alteryx23

OpenAIとの連携

このツールはOpenAIのAPIを利用していますが、WFに存在しているデータを、実際に取り出してOpen AIに送信しているわけではありません。使っているのはあくまでCanvas内のツールのみで、設定やメタデータになります。

OpenAI Connector

"OpenAI Connector"は、OpenAIのAPIを直接利用できるようにするツールで、近くリリースされる予定とのことです。

OpenAIのAPIキーを取得する必要がありますが、「プロンプト」をFormulaツールに記述しOpenAIに送信します。これを用いてAIに具体的な指示を出すことで、特定のタスクを実行するようになります。具体的な使用例としては、コンテンツ作成、顧客フィードバックの分析、マーケティングメッセージのカスタマイズ、そしてユーザー特有のコンテンツに基づいたAIによるEメール生成などが挙げられています。

まだこちらは正式リリース前ですので、現時点でAlteryx側からOpenAIへデータを取得するには、以下の方法になるかと思います。

Alteryx から OpenAI API を試してみた

なお以下のようにChatGPT Plusに加入されていてGPT-4をご利用中の方でも、ブラウザからの利用とは別で、API利用はコストが発生しますのでご注意ください。

【速報 : OpenAI APIがアップデートされました!!】GPT-4, GPT-3.5の0613版がリリース / GPT-3.5のコンテキスト長が4倍に / 新機能Function callingも追加

おわりに

会場は人だかりだった

やはり「ChatGPT x Alteryx」の内容だったため、大勢の視聴者に見守られてのセッションでした。

実は開始ギリギリに向かうとブースがすでに人だかり。席が空いておらず少々お行儀はよくないですが、前のお二人のように体育座りすることに。

なぜなら立ち見では。。。私の身長ではモニターが見えません。海外にいる期間だけでいいので大きくなりたいです。

わずか20分程度でしたが初学者向けでもとてもわかりやすく、生成AIを使用するうえで注意すべき点や、Alteryxとの連携についてまとめられていて勉強になりました。

登壇します

7/14に私もDevelopers IO 2023の札幌会場で、「ChatGPT x Alteryx」の内容で登壇させていただく予定です。 【7/14(金)札幌】DevelopersIO 2023 札幌 #devio2023

ラスベガスで視聴した "OpenAI Connector"が正式にリリースされていれば、これを使ってみたかったのですが、まだ早かったので別の機会に使ってみたいと思います。この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。