【レポート】セッション「Alteryx Product Roadmap」– Alteyrx Inspire 2023 #alteryx23
こんにちは、まつおかです。
2023年5月22日(月)~5月25日(木)まで、アメリカ・ラスベガスで開催されたAlteryxの年次カンファレンスイベント「Inspire 2023」に現地参加してきました。
当エントリではイベント4日目に行われたセッション「Alteryx Product Roadmap」のレポートをお届けします。
セッション概要
当セッションの概要は以下のとおりです。
概要
We have a lot more coming to the Alteryx product portfolio in the coming months! Join our roadmap session to get a glimpse into the future with exciting new features, tools, and capabilities in Designer, Server & across Analytics Cloud.
私たちは、今後数ヶ月でAlteryx製品ポートフォリオに多くのものを用意しています!ロードマップセッションに参加し、Designer、Server、across Analytics Cloudのエキサイティングな新機能、ツール、機能で未来を垣間見ることができます。
登壇者
- Bryce Laird 氏
Lead Product Manager, Product Strategy, Alteryx -
Sarah Welch 氏
Director, Product Management, Alteryx
セッションレポート
- 新製品や新機能の開発、製品ポートフォリオへの投資を検討する際の3つの要素
- INFUSING AI EVERYWHERE:あらゆる場所にAIを浸透
- ENHANCING ENTERPRISE READNESS:企業の対応力強化
- ENABLING YOUR CLOUD JOURNEY:クラウドジャーニーの実現
AiDIN
- AIとMLのためのエンジン
- プラットフォームサービスにより、ユーザー管理、認証、資産管理、データへの接続が可能
- プラットフォームサービスにより、ユーザー管理、認証、資産管理、データへの接続が可能
- エンタープライズグレードの分析プラットフォームを構築、データからインテリジェントな意思決定を行うことが可能になる
- Designer
- Workflow Summary
- ワークフローの要約とメタデータを自動生成
- Open AI Connector
- ワークフローに生成系AIを組み込むことができるツール
- ユーザーのデータと分析から説得力のある自然言語を出力
- Workflow Summary
- Auto Insights
- Magic Documents
- エンタープライズグレードの生成系AI統合を使用し、インサイトレポートと関係者との共有を革新
- 対象ユーザーに合わせたPowerPoint、電子メール、メッセージ生成機能を提供
- Magic Documents
主力製品(DESIGNER、SERVER)
- 昨年末リリースの2022.3
-
5月17日リリースの2023.1
- 企業ユースケースからの反映
- コントロールコンテナツール
- BETWEENなどのフォーミュラ関数
- 高精度な日時型
- テキスト分類ツール
- ITエコシステムでAYXを管理
- Azure AD APIによるサーバーユーザーグループのプロビジョニング
- 追加API
- エンタープライズユーティリティ
- ワークフロー管理
- 安全で管理されたより多くのデータ接続
- DCMの外部データ保管サポート
- Denodoサポート
- SAPコネクタ
- Oracle Financialsコネクタ
- ベータ版
- Alteryx Designerダークモード
- 生成系AIによるワークフローの要約
- 企業ユースケースからの反映
-
DesignerとServerへの継続的な投資(今年中に次バージョンをリリース予定)
- 生産性の向上が大きなテーマ
- Databricks Unity Catalog
- DCM管理ツール、データコネクション共有のマルチ化
- 開発からテスト、生産までの管理方法をソース管理と統合する方法を検討
- SQL Serverリポジトリ管理
- 改良型マクロ
- カスタムワークフローテンプレート
最終的なテーマはクラウド接続
- 新規アプリケーション
- Designer Desktopユーザーに新しいクラウドネイティブアプリケーションを活用する機能を提供
- MACHINE LEARNING
- AUTO INSIGHTS
- PLANS
- APP BUILDER
- REPORTING
- METRICS STORE
- LOCATION INTELLIGENCE
- Designer Desktopユーザーに新しいクラウドネイティブアプリケーションを活用する機能を提供
- 統合管理
- オンプレミスとクラウドの両方でAlteryxを一元的に管理・運用
-
クラウド実行
- 既存のワークフローやスケジュールをオンプレミスからクラウド環境に公開、実行を可能に
-
多目的から目的別へ
-
Private Data Handling Architecture
- Data Planeを顧客のアカウント内に構築可能
DESIGNER CLOUDの今後
- Databricks Unity CatalogとSparkプッシュダウン
- SharePointやOneDriveへの接続
- Excelファイルのより良いサポート
- レポーティング機能
- AzureやGoogle Cloudのサポート
- マクロ作成
AUTO INSIGHTSの今後
- 非時系列データ
- Magic Documents
- 数値フォーマットコントロール
-
行単位の詳細エクスポート
MACHINE LEARNINGの今後
- ユーザーエクスペリエンスの強化
- モデルのセッションとバージョン管理
-
モデルの再トレーニング
LOCATION INTELLIGENCE
- 再設計された新しいエクスペリエンスを提供
- インタラクティブなインターフェース
- メトリクスの要約
- 地理空間処理をSnowflakeにプッシュダウン
APP BUILDER
- インタラクティブなデータアプリケーションでビジネスチームのセルフサービス分析を可能に
- あらゆるデバイス向けに最適化され、Webサイトに埋め込まれたリンクで共有可能
- 使い慣れたワークフローエクスペリエンスでバックエンドにビジネスロジックを埋め込む
PLANS
- プロセスの調整や順序を定義しワークフローやタスクを実行
- ドラッグ&ドロップで操作可能
- タスクステータスやメッセージをSlackに送信可能
METRICS STORE
- ビジネス全体の指標とKPIの一貫性を保つ
- 非技術的なビジネスチームやユーザ向けの使いやすいインターフェース
- DWHとインフラへの投資を横断するメトリクスを定義
さいごに
以上、セッション「Alteryx Product Roadmap」のレポートでした。
従来の Alteryx Designer や Alteryx Server の機能追加や改善もたくさん計画されていますが、今は何よりも Alteryx Analytics Cloud 推しのAlteryx社です!
Snowflakeとの連携、従来のDesignerやServerからCloudへの連携、またGenerative AIの能力とAlteryx Analytics Cloud Platformを組み合わせたAiDINにより分析効率と生産性の向上を目指す機能など、Cloudを利用することで今まで以上に連携や分析の幅が広がる製品がたくさん出てきています。
まだ日本では使えないものも一部ありますが、今後のリリースを楽しみにウォッチしていきたいと思います!
おまけの小ネタ
(ここからはセッションとは関係のない、アメリカ出張に関する小ネタです!)
アメリカ行くにあたり気になったのが電源問題。
PCやスマホ、バッテリーなど充電したいものがたくさんあるので電源タップは必須だったのですが、そもそもアメリカで日本のコンセントが使えるのか?と。
結論から言うと、特に不便はありませんでした。
コンセントプラグ
コンセントプラグ(差込口)は日本と同じ形状(Aタイプ)で変換プラグは不要でした。
Aタイプにもうひとつ穴のあるBタイプの場合もあるようですが、Aタイプの形状のままで使用可能です。
電圧
電圧は日本が100V、アメリカは110~120Vだそうで、日本より少し高いです。
ただ、最近日本で販売されているスマホやノートパソコンなどは対応電圧が100~240Vと幅広いことが多いらしく、変圧器なしでも使用できる製品が多いようです。
今回は持っていかなかったですが、ドライヤーやヘアアイロンは100Vのみ対応の製品が多いそうですので、その場合は変圧器を用意するなり対応製品を買うなりの対策が必要となります。
そのまま使うとショートして故障したりということがあるので、事前にそのままで使用可能かの確認は必要です!
電源タップ
そして最終的にどれを持っていけばいいのかわからなかった電源タップですが、プラグは日本のものと同じでOK、電圧はアメリカでも使えるものということで、こちらを購入しました。
こちらの電源タップですが、電圧対応してる&コンパクトなのにいっぱい挿せる(ACコンセント3口、USB-A:2ポート、USB-C:2ポート)と、めちゃくちゃ正解でした!
しかもUSBは向き関係なく挿せるという地味に嬉しい仕様で、家でも重宝しています。
・・・と、最後は電源タップの宣伝みたいになりましたが、そんな電源事情でした。
今まで電圧とかあまりちゃんと調べることもしてなかったですが、いい勉強になりました!