【レポート】DNPにおけるCCoEの役割とAWS DeepRacerを活用した人材育成 #AWSSummit

現在開催中のAWS Summit Tokyo2019にて、Day1のセッションJ1-04「DNPにおけるCCoEの役割とAWS DeepRacerを活用した人材育成」の参加レポートです。
2019.06.13

セッション概要

本日より開催されています AWS Summit Tokyo 2019。大日本印刷様によるお客様事例セッション J1-04 を聴講してきましたのでレポートします。

スピーカー(敬称略)

  • 和田 剛
  • 大日本印刷株式会社
  • 情報イノベーション事業部 C&Iセンター システムプラットフォーム開発本部 CCoEグループ
  • CCoEグループリーダー

DNPではパブリッククラウド活用の推進組織としてCCoE(Cloud Center of Excellence)を設立し、コミュニケーションハブとして活動することで、プロジェクト支援や共通サービスの開発、ガイドラインの作成に加えて、人材育成の役割を担っています。本セッションでは、DNPが考えるCCoEの役割と、人材育成の活動の一環として実施しているAWS DeepRacerの社内レースについてご紹介いたします。

資料

(後日公開されましたら掲載します)

セッションの内容

  • 本日お話すること
  • CCoEの役割
  • DRを活用した人材育成

  • DNPについて

  • 創業143年
  • 顧客は3万社
  • 世界最大規模の印刷会社

  • 印刷業界は縮退傾向。事業を新しい領域に進める。

  • 知とコミュニケーション
  • 食とヘルスケア
  • 住まいとモビリティ
  • 環境とエネルギー

CCoE

  • CCoE = Cloud Center of Excellence
  • re:Invent 2018で事例は1個だけだった。セッションは少ない

  • DNPは...

  • AWSからみてユーザー企業
  • 自社データセンターを持っている
  • グループ内に開発会社がある
  • 1000名単位で開発者がいる
  • AWS利用開始は2017/7から
  • CCoEは去年の4月にできた
  • 140アカウント以上を使用中
  • CCoEを組織化
  • ずっとオンプレで運用していた
  • 人材育成
  • 組織作り
  • ルール決め
  • アーキテクトを中心にAWSの知識をインプット
  • CCoEの役割検討
  • 国内外の多数の事例を参考にした
  • ベストプラクティスを参考に九ヶ月で組織化
  • CCoEの立ち位置
  • コミュニケーションHUBに
  • 1箇所にまとまってくるように。情報が広がるように。
  • 情報は双方向に
  • 継続的な学習に力を入れている
  • セキュッリティガバナンスを確立
  • 迅速なサービスの立ち上げ
  • セキュリティ統制とガイドライン
  • マルチアカウント構成
  • CCoEがルートユーザーを管理
  • ガイドラインのボリュームは少なめに
  • 詳細な設計ポリシーは別に用意している
  • セキュリティ/運用機能の共通サービス化
  • ガイドラインの解釈のズレをなくすため
  • 情報共有の場作り
  • 集まった情報を社員に還元
  • CCoEサミット:毎月2-3時間、全国に中継
  • CCoE Expo: 月一ペース。全国の開発拠点で実施

  • 人材育成

  • クラウド人材育成プログラム
  • DNPオリジナル研修
  • ハッカソン

  • クラウド人材育成プログラム

  • 15名 3名x5で演習 SAA取得レベル
  • 30営業日、160時間以上
  • 研修ハンズオンを自社環境で再現
  • AWSリーダーシップ研修: 事例ベースのロールプレイとアウトプット
  • DNPオリジナル研修
  • 自社ガイドラインに準拠したアカウントを利用
  • サーバレスとコンテナ
  • 教えることによって理解が深まる

  • CCoEについて知見を共有したい。ディスカッション歓迎します

DeepRacerを活用した人材育成

  • 真の意味でのクラウドシフト
  • 利用料が二次関数的増加の傾向。しかし増えれば良いというわけではない
  • クラウドシフトからクラウドネイティブへ
  • サービスを組み合わせて価値を生み出せるBuildersの育成が急務
  • AI技術に関するサービスは次々とリリース
  • 機械学習系のサービスがとても増えている
  • re:Inventで発表されたDeepRacerに注目

そうだ社内レースを開催してみよう

  • AWS DeepRacer GP (Grand Prix) powered by DNP
  • DNPが主催する大会
  • 月1回、社内レースを開催
  • Pitと称した週2回の勉強会で全体の底上げ
  • 70人以上が参加
  • 目標:AWS DeepRacer Leagueで優勝
  • 業務として上長と調整して参加

  • DeepRacerのGA前からSageMaker + RoboMakerで社内レースをやった

  • Pythonプログラミング
  • シミュレーション
  • 報酬の調整
  • ハイパーパラメータの調整
  • 学習中は、通常の業務をやってるので効率が良い
  • 社内レース:CCoEが主催
  • レース後に必ずノウハウ共有会を実施
  • 優勝者にはクリスタルトロフィ(数万円)
  • ノウハウはQiitaに共有。社外に出すことが重要。
  • Qiitaの利用については社内で異論も。でも重要と判断して実施。

  • 参加者が社内レースを盛り上げようとオーナーシップを発揮

  • 電光掲示板
  • タイム計測システム
  • 距離センサー
  • 手作りコース
  • ラップタイム計測システムについて少し詳しく解説
  • 顔写真を車両に貼る
  • Rekognitionで認識してラップタイム表示
  • 自然と様々なサービスを組み合わせてクラウドネイティブなシステムを作り上げた

  • 海外のサミットサーキットにも参加

  • シンガポールはレベルが高かった
  • カスタムモデルを使っているのが珍しくインタビューを受けた
  • シンガポールではDNPの知名度はそれほどでも
  • 仮想サーキットにも参加
  • メンバー着用のTシャツは実際の走行軌跡をプロットしたもの

DeepRacerから得られたもの

  • 強化学習がとても身近になった
  • 世界のレベル/温度感がわかった
  • 社員のオーナーシップを再確認
  • 本気で取り組む
  • 楽しむ風土を醸成

  • AWS DeepRacer GP (Grand Prix) powered by DNP

  • DNP主催でレースを開催します
  • 空間メディアプロデュースのノウハウを活用してコースを作成
  • 本日より参加者を募集開始
  • 実機はAWSから借りてレースを実施予定。技適は取ったもの。

まとめ

  • CCoEはコミュニケーションハブ
  • Buildersの育成が必要
  • DeepRacerを活用すればヒューマンスキルを有したエンジニアを育成可能

感想

AWS Summit Tokyoの会場では日本では初開催のDeepRacer Leagueが盛り上がっていました。そこで圧倒的な存在感を見せていたのがDNPからの参加者のみなさんでした。その秘密の一端をうかがい知ることができました。