(レポート)Elastic{ON} 2017 速報 #elasticon
こんにちは、藤本です。今年はElastic{ON}不参加組です。
本日、Elastic{ON}17 の現地からのウェビナーを聴講しましたのでレポートします。主にキーノートの内容をサマっていただきました。不参加組には非常に嬉しかったです。
セッションレポート
セッション情報
- Elastic{ON} 2017
-
日本からの参加者が今年は60名(昨年は20名)
- 85,000名コミュニティメンバー
- ダウンロード数が1億件を超えた
現地レポート
- Tシャツもらえます
- Elastic Stack の開発者と直接お話できます(Ask me anything)
- ご飯美味しいです
昨年の振り返り
Elastic Stack 5.0 リリース
- 昨年の Elastic{ON} 16 で発表された Elastic Stack 5.0 が2016年10月にリリース
- 各プロダクトのバージョン番号を5.0 から統一
- それ以降は Elastic Stack の5つのプロダクトを常にバージョン番号を統一した同時リリースを継続
- Elastic Cloud も同日対応
数値の取り扱いの強化(Numb3rs)
- 地理情報
- レンジタイプの対応
- ある時間に該当するデータを取得できる
マップ
- MapQuestのサービス終了
- Elastic社の独自のマップサービスの提供
- (サブスクリプションによるが)ズームレベル 18まで対応している
Heartbeat
- 新しいBeatsファミリーのリリース
- リモートのサービス、アプリケーションの監視
ロードマップ
Filebeat のモジュール機能追加
- Filebeat にモジュールの概念が追加
- モジュールを指定することで該当するログの形式に応じて、Kibanaによる可視化まで自動で生成
- 今は nginx のアクセスログや syslog などを提供予定
- 2017春リリース予定
Kibanaの新機能
(Time Series Visual Builder)
- 新しいビジュアライゼーション追加
- ゲージ
- メトリックにサブメトリック
- 他にも色々とあるらしい
- アグリゲーションの結果に応じてカラーリング
- パイプラインアグリゲーションの可視化に対応!
- タイムシフト
- 前後の時間でデータ比較する機能
- Time Series Visual Builder で Timelion の複雑な式作成を Web 画面から生成可能
- 2017春リリース予定
マシンラーニング
- Prelert がマシンラーニングという名前で X-Pack の一部で提供される
- Kibana でインタラクティブに機械学習のモデル生成
- ズームインでより詳細なデータで確認できる
- SSH のログを可視化することであまり見ないユーザーを検出できたり
- 2017春リリース予定
Elastic Cloud Enterprise
- ベータは既にダウンロード、インストール可能
- 2017春リリース予定
Elasticsearch の SQL 対応
- Elasticsearch にインデックスされたデータをSQLでクエリ
- X-Pack の一機能として提供予定
- Elasticsearch API と SQL を変換する
- _sql エンドポイントによって、SQLクエリを与えることができる
- JDBC ドライバも提供予定
- coming soon(未定)
Kivana canvas
- パワーポイントみたいなの、ポスターみたいなの作れる
- Kibanaなのでリアルタイムでデータを表示できる
- 都度生成する必要ない
- coming soon(未定)
ローカライゼーション
- Kibana の日本語対応
複数クラスタへのクエリサポート
- トライブノードを利用せずに複数のクラスタへクエリを投げることが可能になる
- トライブノードでは10クラスタの制限があったが、新機能はクラスタ数制限がほぼなくなる(1,000とか可能!?)
- 5.3か、5.4かでリリース予定
まとめ
今年の Elastic{ON} もテンション上がるロードマップの発表がありました!きっとスライドや動画がアップされると思うので、待ち遠しい!個人的には Kibana のパイプアグリゲーションサポートとか、タイムシフトが楽しみ!